にわか日ハムファンのブログ記念館

2004年8月から2014年6月にかけて更新してきた当ブログを静態保存しております。

フィンランド・エストニアの旅(31) スオメンリンナ上陸記(上)

2011-03-17 17:35:17 | さすらいブロガー旅情編
(前回までの道のりはまとめエントリにて)

 ヘルシンキの南の海に浮かぶ4つの島からなるスオメンリンナ。ここはフィンランド南岸を守る要塞として長年使われてきました。現在では公園となり、世界遺産にも登録されています。
 先ほどお昼ごはんを食べたマーケット広場から、スオメンリンナまでのフェリーが出ています。私たちもフェリーに乗って、島まで来てみました。



 スオメンリンナにはフェリー乗り場がいくつかありますが、最も主要なものは北側にあります。フェリーを降りると、ご覧の通り堂々たるレンガ造りの建物が上陸者を出迎えます。



 ゲートをくぐって、島の散歩に出かけましょう。



 ゲートから出て来た先には、木造の家屋が並んでいました。かつてこの島にいたロシア商人の店として、また家として使われていたそうです。



 島にはいくつもの見所がありますが、メインの観光ルートが示されているので、それに沿って歩きます。



 次に見えてきたのは、スオメンリンナ教会。もともとはロシア正教会でしたが、フィンランドの独立とともにルター派の教会に変わったそうです。尖塔は灯台としても使われているのだとか。



 正面から。暑い一日、木陰がありがたいです。



 この丸窓が、なんともかわいらしい。



 教会はチェーンでぐるりと囲まれています。



 チェーンがつなぐ柱はかつてロシアとスウェーデンが使っていた砲身でできているそうです。チェーン自体はかつて海峡を封鎖するときに使われていたのだとか。



 教会に入ってみました。宗教画やステンドグラスはなく、装飾もほとんどありません。



 説教台。これまで見てきた教会と比べると、いたって簡素です。



 祭壇も簡素そのもの。現在でも結婚式等で使われることは結構あるというのですが。



 照明のデザインが気になったので、撮ってみました。
 軍事施設の中の教会だったせいか、飾り気はないですが、決して無骨な感じはしないものです。



 教会の向かいには、エーレンスヴァールド王の冠塞が続いています。
 赤レンガの壁が長く続いているので、さすがに全容を写真に収めることはできません。上から見ると王冠のように見えるそうですが、さすがに横からでは分かりません。
 冠塞はクリミア戦争で一度破壊されたそうですが、後に再建されたとのこと。現在ではスオメンリンナの行政機関や図書館などとして使われているのだそうです。

 冠塞沿いに歩くと、島と島とを結ぶ橋に出ました。橋を渡ってからの話は次回以降に。


最新の画像もっと見る