にわか日ハムファンのブログ記念館

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〔観戦記〕さらば!逆転イッパツマン(前):檻猫戦@京セラD(10/7)

2012-10-11 20:48:57 | その名はパシフィック
 日本中を驚かせた、あの代打逆転サヨナラ満塁優勝決定ホームランから、もう11年。



 そして、ついに北川が現役を去る日が来ました。今季でチームを去るのはさておき、北川にとっての最後の試合が、あの日と同じ、でも今では「京セラドーム大阪」と呼ばれる球場で行われます。



 この日の昼食はセールで100円引きのモーギュウまぜ麺。いてまえスタ丼と同じ売店なので期待していたところ、はたしてその期待を裏切らない味でした。どこぞの監督よりよほどスパイスが効いています。



 現役最後の試合、北川は5番ファーストでスタメン出場。



 先発投手は前田。今季本拠地最終戦、そして北川にはなむけの勝利を目指します。



 対するライオンズの先発は牧田。相手に不足はありません。



 1回裏、先頭の深江が内野安打で出塁すると、犠打にヒットを加え、4番イ・デホの2塁打で檻が2点を先制。



 いきなりチャンスで北川に打席が巡ってきましたが、ここはライトフライに倒れます。



 グランドを去る者がいれば、新たに挑む者もいます。
 こちらは私と同郷のライオンズ中田選手。入団後けがに泣かされ、昨オフ戦力外通告後に育成選手になりましたが、その後再び支配下となり、今日初めて一軍でスタメンマスクをかぶりました。



 その後試合は2-0で3回裏、ここから菊池がマウンドに上がります。CSを見据えた調整でしょう。



 その菊池から四球と盗塁で2死2塁のチャンスを作ると、再び打席は北川。しかし、ここもライトフライ。最後の試合で苦しめられます。



 そして迎えた5回裏、檻打線が一気に火を噴きます。ヒットと犠打、またヒットと続き、ここでT-岡田が2点タイムリー。その後イ・デホが倒れ、みたびチャンスで北川登場。



 ここで北川のバットからついに快音が!



 思い切り引っ張った打球はレフトの頭を越える2塁打。試合の流れを一気に決める5点目を北川が叩き出しました。



 その直後、菊池はバルディリスに四球を与えたところで降板。3番手には大石が上がります。



 しかし、代わりばなに宮にタイムリーを打たれ、北川も含め菊池の出した走者を還して2失点。これで完全に勝負はありました。



 試合はそのまま進んで7回裏。今回もレギュラーのスペシャルゲスト、Mega Stopperがやってきました。それにしても、勝ち試合で歌えるのはいつ以来でしょうか。



 そしてこの回、1死走者なしで北川の第4打席。このままなら現役最後となる可能性が濃い打席でしたが、結果はショートへのフライ。



 打席を終えてベンチに戻った北川。その表情は、18年間の激動の現役生活を通じ、目に見えて変わることはありませんでした。



 さらに試合は進んで8回裏、4番手に松永が上がります。大量ビハインドの試合ではありますが、こちらもCSに備えた試運転でしょう。



 続く最終回には岸田が復活登板。直前には代打で坂口が登場、先日の金子千尋に加えて徐々に主力が戻ってきたオリックス、残るシーズンでの巻き返しに向けた体制は十分整ったようです。



 岸田は代打カーターに内野安打こそ許しましたが、最後は大崎に力のないゴロを打たせ、自ら打球をつかみます。そして岸田からの送球を北川がしっかりと受け取り、ゲームセット。



 試合結果。2012年の優勝候補オリックスが本領を発揮しました。


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2 コメント

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Unknown (M・K)
2012-10-13 00:17:35
果たして、岡田監督だったらここまでの試合運びになったかどうか…、ふと頭の中をよぎりました。(苦笑)

低反発球になってからは、「ライナーを打つことを心がけていた」そうですが、
菊池からの一打は、それを実行して見せた一本と言えそうです。

ただ、これが最後の一本でもあると思うと、寂しいですね。
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M・Kさん (ルパート・ジョーンズ)
2012-10-13 06:04:54
期間が短いので即断はできませんが、見た目は上監督交代効果が出てますね。

北川が引退することで、また自分の中の関西パ・リーグが遠ざかって行った気はします。
ただ、北川はチャンスで回ってきてほしくない打者だとずっと思っていて、
最後の最後にそんな「らしさ」を見られたのは、まだ良かったです。
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