ライブドアの新球団構想がついに姿を現し始めました。既に報道されているように、仙台を本拠地とする新球団として、NPBに参加を申請したのです。
もっとも、選手・監督・コーチ陣の獲得はこれからですし、私が以前の記事で書いた参謀の不在という問題もそのままですから、仮に参加が承認されたとしても、まだ不安な面は大きいです。
ただ、すでに仙台を本拠地とすべく交渉を行い、十分な合意まで得ていたことは評価すべきでしょう。私自身、ここまで堀江氏が動いていたとは予想していませんでしたので、かなり驚いているのが正直なところです。
さて、その本拠地となるべき仙台の県営宮城球場なのですが、施設が不十分でしかも老朽化しているとして、プロ野球本拠地としてふさわしいかどうか疑問視する声があります。
では実際はどうなのか?今から仙台まで行くわけにもいきませんので、Wikipediaでどのようなものか調べてみました。結果はこちらです。
率直な感想を申しますと、こけら落としの日に起きたことを見る限り、新球団が門出を迎えようとするのにこれ以上縁起の悪い球場もなさそうです_| ̄|○
ただそれを割り引いたとしても、両翼91.4m、観客定員28,000人はさすがに問題です。また、今朝のテレビで場内の施設も見ましたが、やはり荒れているところが目に付きます。
当然、ライブドアも宮城県側も改修を前提としていますが、費用の負担等がまだ完全には決まっていないようですし、それらの問題をクリアして大規模改修を行うとなると、果たして来季開幕に間に合うのか怪しい気もします。
こういった問題は、NPBや既存球団の経営側にとっては格好の攻撃材料ですから、どうしても早急に解決しておかなければなりません。では、どうすればいいのか?
野球協約第41条によれば、「球団はこの協約により定められる保護地域内の1個の専用球場において、年度連盟選手権試合のホーム・ゲームの50パーセント以上を実施しなければならない」とあります。
これは逆に言えば、50パーセント未満なら、別の球場でホームゲームを開催できると認めているのです。
ということは、仙台を本拠地と決定した上で、来季は前半のホームゲームを別の球場で開催し、球場の改修を時間をかけてやればいいわけです。そして改修が終わった暁には、新宮城球場で試合を開催すれば、協約上の問題は生じません。
とはいえ、これにも反論は予想されます。シーズンの半分近くが本拠地以外での主催試合というので、果たして地域に密着した球団ができるのか?
このような反論に対しては、「地域」の概念を仙台や宮城から東北全域に変えればいい、というのが答えとなります。どういうことかといいますと、宮城球場以外での主催試合を、東北地方各地で開催するのです。
実際、東北地方には観客定員こそ少ないものの、優れた球場は少なくありません。例えば、秋田には両翼100m、中堅122mで外野が天然芝のこまちスタジアム(秋田県立野球場)があります。
また、山形には山形県野球場の他に、ヤフーBBのように内外野が総天然芝という鶴岡ドリームスタジアム(鶴岡市小真木原野球場)があります。ただ、ここは定員が12,000人と非常に少ないのが泣き所ですから、客席の大幅増設は必要でしょう。
福島なら、いわきグリーンスタジアム。定員3万人、両翼100m、中堅122mという好条件の球場を東北の新球団が使わない手はないでしょう。
岩手には盛岡の岩手県営野球場。ここで昨年パ・リーグ名物・ホークスのオリックス公開処刑が繰り広げられたことをご記憶の方もいらっしゃるかと思います。
ワンサイドゲームなら青森も負けていません。青森県営球場では1998年の高校野球地方大会で、深浦が東奥義塾相手に0-122コールド負けという大記録を残しています。
プロ野球でこの記録が破られることはあり得ませんが、もしこの球場で、例えばBW相手のカードが組まれたとなれば、多くの馬鹿試合マニアが期待に心をときめかせるに違いありません。
…球場の話でしたね(^^;)
いずれにしても、これだけの球場があるのですから、あせって突貫工事で宮城球場を改修する必要は全くないわけです。
また、東北各地での主催試合は2006年以降のシーズンも積極的に行うべきです。そうすることで、仙台圏のみならず東北地方全てを商圏にすることができますし、東北の球団としてのアピール度は計り知れないものがあるでしょう。
宮城球場は確かにプロ野球球団の本拠地としては問題のあるところでしょう。しかし、その問題があるからこそ、新球団は仙台だけでなく、東北全体の後押しを受ける可能性を秘めている、と考えることもできるはずです。
リスクをチャンスに変える、まさにベンチャーのあるべき姿ではないでしょうか。
ライブドア新球団よ、めざせみちのくプロレス!
もっとも、選手・監督・コーチ陣の獲得はこれからですし、私が以前の記事で書いた参謀の不在という問題もそのままですから、仮に参加が承認されたとしても、まだ不安な面は大きいです。
ただ、すでに仙台を本拠地とすべく交渉を行い、十分な合意まで得ていたことは評価すべきでしょう。私自身、ここまで堀江氏が動いていたとは予想していませんでしたので、かなり驚いているのが正直なところです。
さて、その本拠地となるべき仙台の県営宮城球場なのですが、施設が不十分でしかも老朽化しているとして、プロ野球本拠地としてふさわしいかどうか疑問視する声があります。
では実際はどうなのか?今から仙台まで行くわけにもいきませんので、Wikipediaでどのようなものか調べてみました。結果はこちらです。
率直な感想を申しますと、こけら落としの日に起きたことを見る限り、新球団が門出を迎えようとするのにこれ以上縁起の悪い球場もなさそうです_| ̄|○
ただそれを割り引いたとしても、両翼91.4m、観客定員28,000人はさすがに問題です。また、今朝のテレビで場内の施設も見ましたが、やはり荒れているところが目に付きます。
当然、ライブドアも宮城県側も改修を前提としていますが、費用の負担等がまだ完全には決まっていないようですし、それらの問題をクリアして大規模改修を行うとなると、果たして来季開幕に間に合うのか怪しい気もします。
こういった問題は、NPBや既存球団の経営側にとっては格好の攻撃材料ですから、どうしても早急に解決しておかなければなりません。では、どうすればいいのか?
野球協約第41条によれば、「球団はこの協約により定められる保護地域内の1個の専用球場において、年度連盟選手権試合のホーム・ゲームの50パーセント以上を実施しなければならない」とあります。
これは逆に言えば、50パーセント未満なら、別の球場でホームゲームを開催できると認めているのです。
ということは、仙台を本拠地と決定した上で、来季は前半のホームゲームを別の球場で開催し、球場の改修を時間をかけてやればいいわけです。そして改修が終わった暁には、新宮城球場で試合を開催すれば、協約上の問題は生じません。
とはいえ、これにも反論は予想されます。シーズンの半分近くが本拠地以外での主催試合というので、果たして地域に密着した球団ができるのか?
このような反論に対しては、「地域」の概念を仙台や宮城から東北全域に変えればいい、というのが答えとなります。どういうことかといいますと、宮城球場以外での主催試合を、東北地方各地で開催するのです。
実際、東北地方には観客定員こそ少ないものの、優れた球場は少なくありません。例えば、秋田には両翼100m、中堅122mで外野が天然芝のこまちスタジアム(秋田県立野球場)があります。
また、山形には山形県野球場の他に、ヤフーBBのように内外野が総天然芝という鶴岡ドリームスタジアム(鶴岡市小真木原野球場)があります。ただ、ここは定員が12,000人と非常に少ないのが泣き所ですから、客席の大幅増設は必要でしょう。
福島なら、いわきグリーンスタジアム。定員3万人、両翼100m、中堅122mという好条件の球場を東北の新球団が使わない手はないでしょう。
岩手には盛岡の岩手県営野球場。ここで昨年パ・リーグ名物・ホークスのオリックス公開処刑が繰り広げられたことをご記憶の方もいらっしゃるかと思います。
ワンサイドゲームなら青森も負けていません。青森県営球場では1998年の高校野球地方大会で、深浦が東奥義塾相手に0-122コールド負けという大記録を残しています。
プロ野球でこの記録が破られることはあり得ませんが、もしこの球場で、例えばBW相手のカードが組まれたとなれば、多くの馬鹿試合マニアが期待に心をときめかせるに違いありません。
…球場の話でしたね(^^;)
いずれにしても、これだけの球場があるのですから、あせって突貫工事で宮城球場を改修する必要は全くないわけです。
また、東北各地での主催試合は2006年以降のシーズンも積極的に行うべきです。そうすることで、仙台圏のみならず東北地方全てを商圏にすることができますし、東北の球団としてのアピール度は計り知れないものがあるでしょう。
宮城球場は確かにプロ野球球団の本拠地としては問題のあるところでしょう。しかし、その問題があるからこそ、新球団は仙台だけでなく、東北全体の後押しを受ける可能性を秘めている、と考えることもできるはずです。
リスクをチャンスに変える、まさにベンチャーのあるべき姿ではないでしょうか。
ライブドア新球団よ、めざせみちのくプロレス!
それにしても、改めて読んでみますと、
>ライブドア球団に、有力(でなくても中堅)OBをアドバイザーや広報役をしてもらう役員として招致することです。
これができなかったのはライブドアにとって不利に働いたと思います。
オマリーや小島暫定GMは日本球界の事情にそう詳しいわけではありませんでしたし、事情通のOBを味方につけておけば、あるいは違った展開もあったかも知れませんね。
新球団のロゴとして、スタジオにいたやくみつる氏が現近鉄ロゴの牛のマークがベロを出しているというのを書いて見せたところ、ほりえもんは即座に難色を示し、
「近鉄ファンが怒りますよ。これは岡本太郎さんが考えたマークなんですから(ちゃんと覚えていませんが、こういう趣旨の発言)」
キャラから言うと面白がりそうだっただけに以外でした。
この人、意外と成長しているのかもしれませんよ(笑)
はっきり言って老朽化した球場ですが、自治体と交渉してまとめてきた。それは偉いです。
あとはルパードさんの意見のとおり、保護地域を東北として上手く使用ローテを組み、興行を行えばOK。
彼のオーナーとしての資質は?ですが、こうやって一歩一歩進んでいることは評価したいと思います。
あとはライブドア球団に、有力(でなくても中堅)OBをアドバイザーや広報役をしてもらう役員として招致することです。
ただし「アイツかよ」というような解説者は、それだけで球団が胡散臭くなるため、呼んではいけません。
(具体名は控えさせていただきます。皆さんご承知でしょうから)
来年からの新規加盟については、連盟が言う「時間がない」のではなく「やる気がない」のです。
どんどん申請して、重い腰を動かさせましょう。