〔観戦記〕ニチダイ日本選手権初勝利！日本選手権第5日目第3試合1回戦・ニチダイ対日立製作所(11/7)

　京セラドームで昨年を除き毎年開催されていながら、なんだかんだでこれまで観戦できていなかった社会人野球日本選手権。このほどようやく観戦の機会に恵まれました。



　今回観戦したのは近畿代表ニチダイ対関東代表日立製作所。これまで日本新薬の陰に隠れてきた感のあるニチダイが久々に本選出場、北関東の強豪日立製作所に挑みます。
　スタメンはこの通り。私が到着した時には2回表、日立がチャンスを作ったばかりでした。



　その日立の応援団。やはり都市対抗よりは少なめでしょうか。



　ニチダイの先発西原。ピンチにも動じず無失点で切り抜けると、あとはときどき走者を出しながらも締めるべきは締める投球で、日立打線を分断します。



　一方の日立先発梅野はさらに好投、3回まで完璧に抑えます。4回には先頭金の三塁打が出たものの、後続を打ち取り得点を許しません。



　試合は投手戦、あれよあれよというまに進んでいきます。ニチダイの応援団も何とか盛り上げようとしますが、盛り上がれそうな場面がなかなか巡って来ません。



　しかし勢いがつかないのは日立も一緒。こちらはニチダイと違ってチャンスがないではないものの、あと一本が出そうな気配がないのです。



　そして7回、ついにニチダイがチャンスを作ります。



　2死2塁から高橋のタイムリーで、まずは1点を先制。



　待望の先制点を奪取したニチダイ。日本選手権初勝利に向けて、ようやくスタンドが活気づきます。



　さらには野瀬のヒットに日立の守備の乱れもあって1点を追加。投手戦の終盤で貴重な2点をニチダイが手に入れました。



　その後も西原が日立打線に立ちはだかり、2-0のままゲームセット。



　これまで日本選手権予選・本戦と厚い壁にはね返され続けたニチダイ、ついに初勝利です。