にわか日ハムファンのブログ記念館

2004年8月から2014年6月にかけて更新してきた当ブログを静態保存しております。

甲山登山行

2010-02-24 19:53:37 | 関西は燃えているか
 西宮の象徴にして市民の心の拠り所、それが甲山。
 位置としては六甲山系の中にあり、標高も六甲山とは比較にならないながら、それとはまったく系統が異なる山として、見る者に独自の存在感を誇っています。
 西宮で育ったら、必ずと言っていいほど甲山を登ることになります。私自身、子どものころに遠足やハイキングで何度か登ったことがあります。
 先日ふと思い立って、20数年ぶりに登ってみたいと思ったのでした。



 甲山への登山道でもっともオーソドックスなのが、ふもとにある神呪寺からのルートです。
 「神」「呪」というと、ホラーっぽく思われる方もいらっしゃるかも知れませんね。しかし、この寺は別名「甲山大師」といい、甲山を神として祀る「神の寺」がその由来だそうです。



 神呪寺のふもとまでは、阪神西宮からバスで一本。ここから階段を上っていきます。



 ここはもちろん仏教寺院なのですが、「神の寺」というだけあって、神社や祠も併在しています。しかし、明治時代の廃仏毀釈をよく生き残れたもんですねぇ。



 こちらが本堂。登山の無事を祈ります。



 ここからが登山道。



 といっても階段状に整備されているので、特に危ないこともありません。



 半分ぐらい進んできました。



 さらに進むにつれて、だいぶ視界が開けてきましたよ。



 ほどなく、登山道の先が明るくなりました。あと少し!



 あっさり登頂。実は、神呪寺からは10分とかかっていません。
 もう少し長かったはずなのに……と思ったのですが、子どもの頃の足と今とでは、感じが違って当然ですよね。



 甲山の二等三角点です。



 甲山山頂からは、1974年に祭祀用の銅戈(どうか)が出土しています。
 その場所を示しているのがこちら。甲山が非常に古くから、信仰の対象であったことを示しています。

 ちょうどお昼になりました。持ってきたお弁当を食べて、栄養十分で下山します。



 来た道をそのまま戻っても仕方がないので、別のルートをとることにしました。



 急な段が続きます。登るよりも下る方が要注意。



 しばらくすると、分かれ道になりました。右が先程の神呪寺に行く道、左はまた別の道です。
 せっかく別ルートをとるのだからと、左に行ってみたところ、



 こえーよ[[[;;;゜д゜]]]]
 柵を頼りに、慎重に降りるしかありませんね……



 ともあれ、なんとか無事に降りてきました。この先には甲山森林公園があります。こちらもピクニックで何度か来たところ。山歩きの次は、森の中を歩いてみますかね。



 公園に入ると、すぐに梅園へとたどり着きました。



 梅はすでに見ごろを迎えていました。気がつけば、もうすぐ春なんですね。



 梅林の中にはブロンズ像があったのですが、なんなのかはイマイチよくわかりませんでした(苦笑)



 森林公園中央に位置する噴水広場。さすがに季節が季節なので、噴水は動いていませんでした。



 広場への道は「彫刻の道」といい、現代的な彫刻が並んでいます。
 現代芸術に疎い私には、なにがなにやらさっぱりなのですが……
 もう少し詳しく見たい方は、甲山森林公園のページをどうぞ。



 広場を見下ろすレストハウスにやってきました。先程の彫刻の道が、甲山に向かって一直線になっているのが分かりますね。
 標高300メートルほどの山が、ずいぶん際立って見えるものです。



 こんどは展望台に来ました。
 大阪平野を一覧できるはずが、この日は霞んで見通しが良くありません。甲子園方向を撮影したつもりなのですが、どこがどこなんだか……
 ちなみに、展望台からの方角は、設置されているイラストで確認したのですが、



なんと西宮球場が残ってます。「京セラドーム」に至っては、なにそれおいしいの?って感じですね。



 展望台を降り、森林公園の「みくるま池」から眺める甲山。
 ほぼ30年間、私を見守ってきた山です。


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