にわか日ハムファンのブログ記念館

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【好萌!基隆の黄色小鴨】(13)陽明海洋文化藝術館へ

2014-02-14 07:20:54 | さすらいブロガー旅情編
 中正公園から長い坂を下り、下界に戻る。
 再び黄色小鴨のいる海洋廣場へと向かう途中で、基隆市の市政府前に出た。日本統治時代からのものであろう庁舎は、小鴨のぬいぐるみやステッカーで埋め尽くされることはなく、近づく春節に向けて飾られている。



 とはいえ、それは今の基隆では例外。街は今、小鴨、小鴨、そして小鴨なのだ。
 そして、どこも同じように商売っ気たっぷりだが、おそらく当人たちも、どこまでが商売でどこまでがお祭りなのか、境界なんてないことだろう。確実なのは、街中が小鴨で沸き返っていることなのだ。



 そんな盛り上がる基隆の中心が海洋廣場。
 それにしても、流石に歩き回った上の人いきれで疲れてきた。近くに何かないかと探したところ、先程歩いた反対側の岸壁にスターバックスを発見したのでそちらへ。
 日本と変わらないシステムで珈琲を注文し、座席の多い2階に上がると、ベランダから小鴨が見えるではないか。もちろん客が見つけないわけもなく、代わる代わる写真を撮っている。



 私もベランダに出てみた。小さな場所ではあるが、海洋廣場と違ってごったがえすことはなく、ゆったりと小鴨を眺めることができる。



 そのごった返しぶりは、これでお分かりいただけるだろう。この中にわれわれもいたわけだが。



 一息入れたところで、ほど近くの陽明海洋文化藝術館へ向かう。ここで黄色小鴨にまつわる展示を行っているのだ。昨年暮れの大阪でも展示はあったが、台湾版はどんな感じかと興味は高まる。



 陽明は台湾の海運会社。ということで、貨物船の船長になった小鴨が現れる。



 庭の芝生には、これまでに訪れた各地の衣装をまとった小鴨の風車が並んでいた。これはいいアイディアだし、やはりかわいい。



 世界をめぐる小鴨は特別展示の案内としても大きく描かれていた。
 が、オーストラリアは、分からんではないがそう来るかと。もっとも、じゃぁ他に何があるかと言われると、せいぜいカンガルーのコスプレかとなってしまうのだが。
 そして、ブラジル……この発想は正直言ってなかった。仮に思いついたとして、イラストにしてしまうまでの発想はなかった。
 ただ、確かに、ブラジルと言えばカーニバルではある。その通りで、何も間違ってはいないのだ。ただ、その着想を具現化する勢いがあるかどうか。台湾には、少なくともこの街には、それがあるということだ。



 そして、大阪、尾道、香港、おそらく世界各地で今までなかったであろう、生き物の小鴨登場。



 しかもこの数……
 この辺りから、異文化体験の圧倒力に、凄いですねとしか言葉が浮かばなくなってきたわれわれである。
 ま、楽しいのには違いないのだが。


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