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早朝の高野

2010年12月07日 | 和歌山の事
AM6時前 まだ夜が明けていない高野 奥の院にて

雨が降る中で待つ事 数分…

粛粛とした雰囲気があたりに漂っているなか撮った一枚です。



「弘法大師 空海」

この名前は日本人なら一度は聴いたことがあるはず

お大師様は、835年、62歳のときに奥之院に入定し生きたまま御仏になられ、現在も奥之院で生きているとされています。



奥の院の霊廟には現在も空海が禅定を続けているとされ、奥の院の維那(ゆいな)と呼ばれる仕侍僧が衣服と二時の食事を給仕しているんです。

まさしく仕侍僧が奥の院の霊廟に入っていくところを映したものです。



歩くスピードが尋常じゃないくらい速い!!
滑る石畳のなか撮影できるギリギリの境界線までダッシュしたんですが、かなり怖かった。



で、現在の御廟の中のお大師様の模様は代々維那で他言した人はおらず、そのために現在でも生前と同じ姿で座っているとか、代わりに木像があるとか、何もない神聖な空間に食事を届けたり、引いたりしているのかこの維那以外誰一人知らないといわれています。

個人的には即身仏があるのかと思ってますが、すでに荼毘に付されているという話も。
桓武天皇の孫、高岳親王は、十大弟子のひとりとして、遺骸の埋葬に立ち会ったとされる。

様々な事を考えれますが、この謎は維那以外は解らないでしょう。

なんにせよ、835年から続くこの食事の給仕。

今までも、これからも永続的に続くのかと思うと、凄い事だしこれが観れ、撮れたことにも凄く感動。

写真をPCでみるまでは心臓バクバクでしたが…

後々聞いた話ですが、食事は熱々で、毎回メニューが違うんだとか…



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