サマーブルーの日には、インディゴブルーのヨレヨレのジーンズはいて、あとは言わずと知れたこと。自殺する勇気がないからその代わりに釣り竿担いで海を目指す。心の傷を癒すにはこれに限る。煩わしきは傍らに置き、海風に吹かれてしばし遠き眼差しとならん。 未だ生を知らず。いずくんぞ死を知らん。