釣行日誌(6)
二月。ふと立ち寄った或る漁港。北西風が強く、沖には白波が。けれど、光の春にいざなわれ...
Sunrise Sunset(3)
「マディソン郡の橋」で、主人公が「太陽が沈んだ後、ほんの数分の間、空には本当に素晴ら...
Sunrise Sunset(2)
時々刻々変化する赤、青、緑の光の三原色が織りなすこの美しさには、はらはらしながら見つめていなければならないような儚さがある。まるで人生というトリックが眼前に繰り広げられるのを見...
Sunrise Sunset(1)
在 る おまえよ ただ 在る ことの かなしさが 無性にかなしくなる そんな夕暮れが かなしくはないか ...
ブルーのある風景(9)
高峰を吹き下りた乾いた寒気は、国道沿いに平行に連なる数100mの山々に遮られて、一旦隣町に冷気溜まりをつくる。しかし、吹走し続ける強い北西風の相乗効果は颪となり、凄まじい虎...
ブルーのある風景(8)
この山の頂に寝ころんで彼方の空の積乱雲を見つめていたのはどの夏だっただろう。暑い陽射...
ヘタクソ絵描きの独り言(2)
T先生は中学時代の結婚して間もない美術の先生であった。柔道部の顧問でもあった。クラスには茶かす奴がいて。「先生の柔道の得意技は何ですか」別の奴が、「寝技ですか」で教室は爆笑。「お前...
ブルーのある風景(7)
ひと夏の思い出作りにやってきた家族や恋人たちも去っていった。カラフルな色彩でにぎわっ...
釣行日誌(5)
釣り場の様子も昔とは様変わりしたの感。近頃は休日ともなるとラヴ・ラヴ・バ・カップル(断...
ヘタクソ絵描きの独り言(1)
イーゼルのF40号のカンヴァスは下塗りを施したままほったらかし。某市の美術展に入選して以...