蒼天離宮

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簡保満期

2016-05-27 | 2016
息子が0歳か1歳くらいの時に、母の勧めでよくわからないまま「簡保」に入りました。簡保って保険だったんですね。ただの積み立て貯金くらいにしか思っていなかったけど。

積み立てではなく、ただの保険でした。
簡保に入るとき、小さな郵便局のお姉さんが家まで来てくれました。
簡保に入りたいと、郵便局に言いにいったんだと思います。もう忘れた。

で、その時に担当してくれたお姉さんが、息子の将来を本当に考えて満期日を迎えたのが感慨深かったのでここに記することにしました。

それは満期日の設定です。
息子の満期日が大学入学振り込みに間に合うように、息子が高校3年生になる春に設定してくれました。

息子がまだ0歳か1歳ですよ。息子が大学受験に合格した春に満期になると、入学金振り込みなどにこの簡保の満期の振り込み手続きが間に合わない可能性があったのです。

だから、余裕をもって息子が高校3年生になる春に満期が迎えられるようにすれば、大学入学のための資金になったり、入学金の振り込みにも間に合うというわけです。

あの時、本当にこのことを親身になって言っていたあの若い女性の保険営業の方。簡保のことを思うと、顔は思い出さなくても、そのことをいつも思っていました。

その保険が満期を迎えたんです。
郵便局の人が一言
「おめでとうございます」と言ってくれたことも、
この人にとってはセリフのような言葉でも私には、「祝」でした。

あの日からここまで生きてくれたことが、本当に感謝です。
息子が盲腸の時、たぶん簡保で一回保険金をもらいました。
(こんだけ~)とも思いましたが。

そんなこんなでも、ここまで生きてくれた「証」みたいなものです。

現に私の弟は満期前に亡くなってます。

そういえば、あの時の女性は
「男の子は女の子と違ってけがや事故が統計的に多いので、男の子のほうが保険料が高いんです」ということも言ってました。

そうその統計で私の弟は亡くなっていて、私の息子は盲腸になって簡保にお世話になっている。

私はといえば、たぶん何事もなく満期を迎えていたんだろう。

何か一つを達成したんだなと。
小さいことだけど、息子は息子が知らないところでこんな風に人に思われて今まで生きていたんだよって、思えるかな~。

彼はまだ若いから自分は自分の考えだけで自分の魂を操っていると思っているかもしれないが、そんなことないから、いろんな人に支えられて、あんたは存在してるから、あんたの考えはまだまだ「青二才」だから。「青一才」でもいいけど。

将来、そのことを知ったら生き方変わるよ。

私はそれを知って Orz ってなったから。

で、大人とみられるようになった今でも、何もできない自分にむかついているから。

ま、それはおいおいで。

で、入学金の支度はできた(その時の営業レディが言っていたように、4月は何かと忙しくて、手続きに行ったのが今日で振り込みは6月だけど)。

あとは、息子よ、大学に合格するだけだ!

って・・・。




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