リュウのヒゲ、空の耳。

猫との日常。時々ツバメ。

そうよオンナはタクマシイ!

2013-04-28 23:39:41 | ツバメ

前回の記事は
ちょっと悲しいものになっちゃいましたね。

と、いうのも…
パートナーを亡くしたメスの所に
後釜にやって来たオスは
前のオスのヒナを殺したり
卵を捨てたりする…という話を
よく聞いているからなのです。
ガン子ちゃんは前の夫…情熱大陸君の卵を
産み始めたところでした。

しかししかし
湿っぽくなっちゃったのは
どうやらニンゲンだけだったようです。


その後、ガン子ちゃんは毎日1個ずつ
卵を産み続け…

4月28日、5個目を産んで
本格的に抱卵に入りました。
(4個目から時々座ってましたが…)

 

うーん…これは…。

4/24(水) 1個目
4/25(木) 2個目 小助君登場
4/26(金) 3個目

…小助君が現れた日に、いきなり交尾…
なんてなさそうだったから…
上の3個は情熱大陸君の卵?

4/27(土) 4個目
4/28(日) 5個目
この2つは、小助君の卵かしら…(@_@;)

小助君、枯草を運んできては
前の夫の卵を埋めてしまおう(?)としてたのですが…
ガン子ちゃん、無視して卵の上に座っちゃってました。

 

ブラボー♪ ガン子ちゃん!

 

そうよそうよ。そのまま情熱大陸君の卵も一緒に
孵して育てちゃえ!

これがうまくいって、何事もなかったかのように
すんなりと普通に子育てしちゃったら…

それはまさに

ガン子ちゃんの作戦勝ち!!

うーーーん。
すぐに新しいオスツバを受け入れたのは
亡き夫の卵を守るため?!
だって、混ざっちゃったらどれが前の夫のか
ワカンナイもんねぇ^m^

(ヒソヒソ)ガン子ちゃん!やるわねぇ(~_~;)

 

えーと、小助君…。
今の話、聞こえてないよね?

あっ、いいからいいから。
しっかり卵を守ってね。

 

さて、うまくいくでしょうか?
うまくいって欲しいなぁ。

 

 


野生は時に…カナシイネ。

2013-04-26 00:12:59 | ツバメ

このオスツバメ君、情熱大陸君じゃありません。

胸の模様も違うし、大きさもずっと小さい。
尻尾も短くて、囀っていないと
メスツバメと間違えそうな感じ。

 

今日、25日は朝からこのオス君が
ベランダに居座って、囀ったり巣にとまってジージー鳴いたり…。

情熱大陸君、何してるの?
早く戻ってこないと、ガン子ちゃん困ってるよ!

 

ガン子ちゃん、昨日から産み始めた卵を守って
居座りオス君を追い払いますが
執拗にやって来ては大声で囀られてしまいます。

 

11時頃…確信しました。
もう、情熱大陸君は戻らない。
どこかで命を落としてしまったのだと。

いつ? 昨夜は戻っていたのだろうか?
昨日…雨が降っていたから
どこかへ行ってたのだと思っていたけど
情熱大陸君はベランダに立ち寄っていたのか…
確認できなかった。

 

そして…何という事…
新しいオスツバは巣に泥とワラを付け始めました。

ガン子ちゃんはもう諦めてしまったのか
オスツバを止めようとしません。

 

巣の中にはガン子ちゃんと情熱大陸君の卵が2個
入っているというのに!

ガン子ちゃん、キミはもう情熱大陸君を諦めてしまったの?
せっかくここで一緒に子育てしようと決めたパートナーを
そんなにすんなり諦めちゃうの?

ガン子ちゃん、キミは本当は頑固じゃなかったんだね。

 

それは仕方のない事。
ガン子ちゃん、キミの判断は正しいよ。

 

でも、切ないね。
2個の卵が悲しいね。

 

新しいオス君は、小助君と呼ぶことにしました。

 

これからこのペアでいくのでしょうか?
とても複雑な気持ちです。

 

 

 

ベランダの未亡人なんて物語…
書くんじゃなかったかな。

 


ライラックの花

2013-04-24 00:11:38 | ツバメ

あの花ね、ライラックって言うんだって。
どれ?って…ほら、西の方に咲き始めた淡い紫…というか
ピンク色の…。
あの花さぁ、咲いたら少し貰えないかなぁ。
リビングに飾ると素敵よぉ。

カンコちゃん、カンコちゃんって…もぉっ。
カンコじゃないの、ヒロコ。寛子よ!

リビングにはいつもお花を飾っていたいな。

あっ、そこはもうちょっと丁寧にした方がいいんじゃない?

ねぇ、ライラックの花言葉って何だと思う?
もぉーっ、めんどくさいって何よ。
だからぁ、カンコじゃなくってヒロコだってば!

あっ、ほらぁ。丁寧にって言ったじゃない。
最初が肝心なんだからね。
あなたって何でもすぐに結果を出そうとするじゃない?
じっくりゆっくりするのも大切よ。

もぉー、まだカンコちゃんって呼ぶの?
寛子だってば!

何?私はじっくりやってるのかって?
見てよ!この丁寧さ。

あ、何の話してたっけ?
そうそう花言葉!ライラックの花言葉はね…
えー何?…いいよ、そんなの…って何よぉ。

 

 

 

 

 

 

 

 

パッション君がいなくなった後にやって来たオスツバメ君。
4月12日にはお嫁さんが決まり
その夜から一緒に古巣に泊まっています。

このオス君…パッション君より大きく尻尾も長い。
しかも元気で情熱的~♪
なので、“情熱大陸君”と呼んでます。

4月13日から2羽で壊れた古巣を補修し始めたのですが…
翌日、ふと気づくと、お嫁さんは
別の巣台の方に泥を付け始めたではないですかっ!
次の日もそのまた次の日も…
黙々とお嫁さんは別行動(^_^;)
君たち、仲悪いの?

中古…しかも今年パッション君が途中まで補修した巣
これを嫌って新築したかったんでしょうかねぇ。
ねぇ…お嫁さん
アナタって頑固ね。

意地を張るとイイコトないよ。
ガン子ちゃん^m^

 

あ?怒ってる?

でもね、ガン子ちゃん。
意地っ張りな大家としては…
なんか自分を見てるみたいで面白かったわよっ♪

…ところで、ライラックの花言葉って何?

 

あらまっ❤

情熱大陸君、頑張ったんで
18日には巣の補修も終わり
今日23日…まだ卵待ち状態です。
ガン子ちゃん、ちょっぴり調子悪そう。
卵を産む前のメスツバさんって
調子悪そうに巣やロープで休んでることが多いんです。
あの小さな体で何個も卵を産むのですから…
それはそれは大変なコトなのだと思います。
「命を削って…」
そんな言葉が浮かびます。

小さきもの、愛おしきもの
ツバメたちの春はもう始まっています。
平穏に、無事に…
それを願って。

 


2013-04-16 23:59:10 | ツバメ

雨だったり寒かったりして、
しばらく姿が見えなかったパッション君。
それから何日かたち…どこかへ行ってしまったようで
ついに全く姿が見えなくなりました。

どこかできっと、お嫁さん見つけて
巣作りをしているのだと…思います。

調子に乗って、また作文…作っちゃいました。
長くなってしまったし…
ちょっと何が言いたいか判らなくなったりもしてますが…
よろしければザックリ読んでみて下さいね~。 

********************

 

「窓」
さよなら、パッション君。

 

「ああ、しまった。」
アツオはそうつぶやいて、ソファーから体を起こした。
久しぶりの休日。昼食の後、ちょっと深く腰掛けたのがよくなかった。
どれくらい眠っていたのだろうか。
けだるい喪失感の中、アツオはゆっくりと窓を開けた。

4月の少し冷んやりした風が心地いい。
時折遠くの幹線道路からの車の音が聞こえるだけで静かだ。
ぼんやりと外を眺めていると
ついーっと何かがアツオの目の前を横切った。

白い紙飛行機。上の階の子供が放ったのだろうか。
それはまるで見えないレールの上を滑るかのように
緩い螺旋を描いて落ちていった。

白い三角形…どこかで同じ形を見たな。
ぼんやりした頭で、アツオは昨日の出来事を思い出していた。

「爽子センパイ。これから田中たちとメシ食いに行くんだけど
センパイも一緒にどうですか?」
新婚の爽子が来るわけない。そう思ったアツオだったのだが
デスクで珍しくゆっくりと帰り支度をする彼女の背中に、思わず声を掛けていた。
肩までの髪を緩く編んだ後姿。
白い三角形の髪留めが光っていた。

「あー、そうね。久しぶりに行っちゃおうかな。」
「え?大丈夫なんですか?爽子サン。」
思いがけない返事にとまどうアツオ。
それに気づいた爽子がおどける。
「今日。旦那。接待。上司のお伴。」

週末の居酒屋は混みあっていた。
隣の席が近い。周りの騒音に会話が時折かき消される。
自然と声は大きくなり、身を乗り出していた。
「だからぁ、アツオ君はいいアイデア持ってるんだから
思い切ってやった方がいいと思うよ。」
久しぶりだからか、爽子もなんだかとても楽しそうだ。
以前はよく、こうやって皆でワイワイと仕事の話やなんやで
盛り上がっていたっけ。

「爽子さ~ん、新婚生活はどうっすか?
毎日ラブラブなんすか~?」
もう酔ってるのか、赤い顔の田中が絡んできた。
「ねぇねぇ、教えて下さいよぉ。爽子さん。」
「田中ぁ、お前しつこいぞ。」
見かねたアツオがたしなめる。
「毎日ラブラブよぉ~。」
カラカラと小気味いい声とはアンバランスな
笑う時に少し首をかしげる爽子の仕草。
アツオはそれがとても好きだった。

「じゃあ私そろそろ帰るね。」
隣の席のOLグループとカラオケに行くっていう田中たちを残して
アツオは送って行くからと爽子と共に店を出た。

「アツオ君、もう1軒行こうか?」
「爽子サン、飲みすぎでしょ?もう帰った方がいいんじゃないすか?」
「だいじょーぶよぉ」
「ほら、旦那サンもう帰ってるかも…ですよ!」
「帰ってるわけないもん。大丈夫っ。」

「…誰を接待してるんだか…」
ボソリと爽子がつぶやく。
「え?」
「アツオ君はぁ…優しすぎるのよ。
私ね…本当は…」
爽子の声はホームに入ってきた電車の音にかき消されて
聞こえなくなった。

ピィィィィー!

けたたましく鳴り響く音に
アツオは現実に引き戻された。
コーヒーを淹れようとお湯を沸かしていたのだった。
爽子サン…あの後何を言ったんだろうか。
苦いコーヒーをすすり
アツオは打ち消すように首を横に振った。
いや、考えるのはやめよう。

窓の外は眩しいぐらいの青空。
まだ陽は高い。
近くの公園まで歩くのも気持ちよさそうだ。
「まだ桜、残ってるかな?」
そう呟いてアツオは窓を閉めた。

うん、そう。アツオはパッション君。

…パッション君、続きは読むんじゃなくて、自分で作るんだよ。

うんうん。

うん。元気でね。早くお嫁さん、来てくれるといいね。

 

***

こうしてパッション君はどこかへ消えていったのでした。
さて、パッション君は最初に振られた彼女を追って行ったのでしょうか?
なんせどっかに泥付けて巣作りまでしかけてたんだもんねぇ。
あの彼女と一緒になれたかな?

え?キレイにまとめすぎ?
まっ、たまにはいいじゃないですか~(^_^;)

今、ベランダにはパッション君に輪をかけて情熱的な別のオスツバ君が
来ています!
すでにお嫁さんも決まってるのですが…
このペア、ちょっと面白い事になってるんですよねぇ^m^

はい。そのお話は次回!という事で。

はぁぁ~作文って疲れる~。
でも楽しい♪
また作ろっかな(^^♪

 

 


ハヤリモノ

2013-04-09 23:36:15 | フォト漫画

なあに? 空君。

 

…アレ、言いたいんでしょ? やーよ。聞かない。

 

…? どこ行くの?空君。

 

…(-"-)

 

 

 

 

そーなのよ。そーなのよ!
大変なのよ。

 

ツバメも色々あるんです。

壊れた古巣に一人で泥を付け始めていたパッション君。
全体の半分ぐらい巣が出来ていました。
その後、雨が降ったりして寒かったりで
姿を見ない日が続き…

昨日からチラチラとベランダに立ち寄ってるな…
と思っていたのですが…
どうも様子がおかしい。

写真を撮ろうにも警戒心が強くて
カーテンが動いただけでも逃げる!
おまけに前より(パッション君より)大きい!
尻尾も長い!
さえずる歌が全く違う!(リズム感が悪い!)

今まで巣に泊まったことがなかったのに
今夜、巣で寝ています(^_^;)
アンタ誰よ~。

パッション君の為に
“ベランダの未亡人”に続く
超短編小説第二弾…
“窓”…アツオと爽子のストーリー…
を準備中だったのにぃ。

日の目を浴びずに終わっちまった。

 

 

パッション君、どこ行っちゃったんでしょうね。