諸元はまだわからないが、V6ツインターボでマニュアルの設定があるという電動化待ったなしの現在では逆行するような感じだ。プラットフォームは現行のZ34を流用されているようで、そのあたりも関係しているのかもしれない。
Zと言えばアメリカでも人気の車だが、注目はそのデザインだろう。
初代フェアレディはオープンカーであったが、S30で人気が出てブランドを確立した。ロングノーズショートデッキの伝統的なスタイルだったのはエンジンが直6であったためで、Z31からはV6エンジンになりながらもロングノーズを守ったがZ32ではロングノーズを捨てることになる。Z33,Z34は久しぶりに出たZだが人気はイマイチだった。ずんぐりむっくりにスタイルにフェアレディの名前が似合わなかったせいかもしれない。
おそらくZ35になるのではないかと思われる新型Z。
そのスタイルは先祖返りともいえるロングノーズに寄せてきた。
しかしショートデッキとはいえず、伸びやかなスタイリングとはいかなかったようだ。それでもボンネットの高さを意識させない努力は素晴らしいし、まとまっているように見える。
テールはイマイチだな。ランプのデザインが中途半端だ。丸くラウンドさせたのがいけなかったのではないか。ズバッと切り落としたようにすればよかったかもしれない。
インテリアも現在の車としては古臭いというしかない。ダッシュボード上の3連メーターもデジタル化はされているとは、どうだろうか?
レトロモダンというコンセプトなら理解できるところもあるが、その仕上げでは今一歩と感じるところもあるし、全体的にもチグハグな感じもする。
例えばアルピーヌA110。こちらも22年ぶりに復活した車種だが、外装はかなりイメージを残しつつ一目でアルピーヌA110とわかるデザインだ。
しかし内装は全く違うテイストだ。現代の車として上品に仕上がっている。
日産という企業の事情もあったと思うし、今後の排ガス、燃費、電動化の流れを考えると今回のモデルはできるべくしてできたモデルかもしれない。
が、ことデザインに関してはイマイチだなとは思う。この辺はアフターパーツ次第でイメージは変えられるだろう。
価格は、、、高いだろうな。
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