カワサキ W800ストリートが納車されて1年経ちました。
今となってはなぜ買ったのか思い出せませんが、ZX-14R購入以前から興味があったバイクでした。
今の走行距離は4300キロほど。ZX-14Rもあるのであまり伸びていませんが、こんなもんでしょう。
1年乗ってのインプレですが、ZX-14Rもあるので2台の比較的感想が多くなると思います。
特徴的な空冷バーチカルツインのエンジンですが、正直非力な感じは否めません。排気量800ccもあるので決して遅いわけではないのですが、エンジンフィールとして高回転まで回そうという気があまりしません。回しても4000回転ほどですか。それ以上は振動も激しくなり、高回転を維持してのスポーツ走行は車体のイメージ的にも合わない気がします。
ただ3000回転ぐらいでの走行は、その排気音もあって非常に楽しくのんびり走るにはちょうどいい感じです。
そういえば購入動機の一つがこの排気音でした。
私のチャンネルの動画です(笑)
このちょうどいい感じが、車体にも表れています。
メーカー発表的には先代W800よりも車体剛性アップしているとのことですが、どうしてもZX-14Rよりも剛性は落ちます。それは路面状況によって顕著に感じます。それでも普通に走る分には不満無いのですが、比較したらの話です。
のんびり走るのにちょうどいい感じ、これがW800の一番の魅力かもしれません。
そのポジションからくる視界の広さは、今まで走り慣れた道で気づかなかった事に気づくようになったり、急ごうという気にならないエンジンと車体です。ZX-14Rが必ずしも乗り手を急かせるようなキャラクターではないのですが、自然と速度域が上がってしまうのも事実。
それが周りと合わない時が多いのもしょうがないのかもしれません。対してW800は周りと合わせやすいという感じですね。
ハンドルは少し低い物に交換しました。
純正では少々高すぎた気がしたので。
ヤフオクで落札した先代の中古です。これでごく普通のバイクのポジションという感じです。
四国にもツーリングに行きました。
この時はパンクしたりとスタートこそは大変でしたが、W800はとても良かったです。今年も四国にはいこうと思います。
世間ではW1の再来と言われたりしますが、私はW1を知らないので、「彼女の島 彼のオートバイ」の中で少し描写があるが見たことはなかった、ただレトロなだけのバイクでは買わなかったでしょう。しっかりと現代のバイクになっていると思います。
ただ装備的にはもっと充実してほしかったという気がします。トリップメーターも一つだけだったり、ギアインジケーターや外気温時計もあってもよかったと思います。海外のメーカーはこの辺りはもっと進んでいます。ウィンカーもLEDでも良かっただろうし、小さくてもよかった。
この辺りはW1の伝統に囚われすぎてるとは感じます。ただ販売戦略を考えるとレトロ感が売れるのも事実。ストリート、カフェの翌年に今までのレトロスタイルのW800が販売されたのを考えても、レトロなスタイリングというのは外せないのでしょう。
ゆくゆくは今までのレトロスタイルのみになり、ストリートとカフェは無くなるとは思いますが、カワサキには新しいスタイルというのも提案してほしいところではあります。
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