何年か前、温泉旅館に行った時のこと。
不覚にも露天風呂で睡眠。
気が付いたら、1時間強を熟睡。
上がろうとしたが、足が痙攣してうまく立てない。
・・・・・・これってよもや脱水症状?
強引に立ち上がろうとして足が動かず、
遠ざかる意識の中、前のめりにボチャ~ン!
この世の見納めかと思ったが、転んだ事が幸いし、意識が元に戻った。
何とか手だけは動く。
2本の腕で渾身の犬かき。
「よいしょ、よいしょ、」
でも、思う様には体が動かない!!
あわや溺れるところを、周りの人に助けられて介抱された。
もちろん、下半身は無防備な状態で(泣)。
水まで飲ませてもらって、何とか九死に一生。
思わず呟く 「助かった・・・・。」
おい、おい、しっかりしろよ自分。
もう少しで、ドラえもんならぬ土左衛門になるところだった。
少量摂取なら体にいいはずの温泉。
溺れて、大量に飲んで、そんでもってドラえもんみたいに膨らんじまって、
「どこでもドア~」って・・・・・・・天国の扉しか開かねえじゃねえか!
でも本当に、
死ぬかと思った・・・・。
家帰って、自虐的に聴いたのが、
溺死ーズ?・・・・いや、デキシーズ・ミッドナイト・ランナーズ 『カモン・アイリーン』
レッド・ツェッペリンの『天国への階段』にした方が良かったかな?(笑)
あっ、最後になってしまいましたが、溺れる私に優しく手を差しのべてくれた方々、本当に有難うございました。