セントレアで開催されている出開帳の会場内の様子です
本日は中部国際空港セントレアホールで3月11日より18日まで開催されていた四国八十八ヶ所めぐり出開帳に参加してきました。
セントレアの出開帳は、午前8時30分から3時間の第1部と、午前12時から3時までの第2部、午後3時30分から6時までの第3部に分かれており、私たちは第2部の前売り券を購入しており、12時前に会場入り口に到着したものの、入場者が満員で入れず、午後1時からの入場整理券をもらってその間に昼食タイムとしました。
もっとも、1時間以上あった時間も、空港内の食事処は全て満席で入場待ちの行列ができている有り様で、6人分のテーブルを確保するのは不可能で、何とか空いたテーブルを見つけて、ハンバーガーと飲み物が昼食代わりとなりました。
さて、1時からの入場整理券をもらっていたものの、会場となるセントラルホールに着いた時には会場前に行列ができており、やっと会場内に案内されたと思ったら、会場に入るための待合室が右の写真のように満席になっており、ここでおよそ1時間が経過してしまいました。
この待合室には、四国から持ってこられた大師像が安置されており、この大師像は、今年2月からスタートし、月に2回の歩き遍路によって全27回の行程で来年5月に満願となる「徒歩練行」のために開眼された像で、若手住職に背負われて公認先達とともに四国を巡行しています。本日の案内役であった第47番八坂寺のご住職とともに四国に戻され、18日から徳島の熊谷寺の近くまで巡行していきます。
第3回 3月8日(金)~9日(土) 長尾寺~長野まで
第4回 3月18日(月)~19日(火) 長野寺~東海寺まで
第5回 4月4日(木)~5日(金) 8番熊谷寺~鍋岩
第6回 4月15日(月)~16日(火) 鍋岩~文化の森(徳島市大谷町)
第7回 5月14日(水)~15日(木) 文化の森~道の駅わきじ(那賀郡那賀町)
第8回 5月24日(金)~25日(土) 道の駅わきじ~鯖大師まで
今回の出開帳には、四国八十八ヶ所のお寺のご本尊(出開帳用)が並べられており、その前に敷かれたじゅうたんの上をご本尊の真言を唱えながら、お砂踏みをしながらお参りするわけですが、無料のお砂踏みとは違い、満員で600人に制限された入場者数と、1500円もの料金を支払っていることから、八十八番目のご本尊にたどり着いた時に時計は3時半を大幅に廻っていました。
会場の出口には大きな大師像が待っておられ、ここで最後の合掌とご真言「南無大師遍照金剛」を唱えて出開帳が終わりとなりますが、賽銭を持ち合わせない人のために賽銭代わりにもなる「納め札」が入り口に用意されており、千円と引き換えになっていましたが、我家は自宅から用意していった賽銭を使いました。
会場の出口付近では、関係者によって次々とカメラのシャッターが押されており、会場出口で「結願之証」とともに写真が手渡されますが、私は自分が大写しとなっていた写真も千円で購入しました。主催しているのが旅行会社のため有難いサービスです。
国際空港内に会場がある事から、四国へ訪れる白衣姿のままでは訪れられず半袖の白衣姿の巡礼となったものの、四国と同じような気持ちで最後まで廻れる有意義な一日となりました。こんな環境の影響を受け、3才の孫が違和感なく手を合わせ、般若心経の出だし(途中まてですが…)をスラスラと口ずさむことに、有難さを感ずる一日ともなりました。