しるべない旅

幼い頃の思い出と日々の雑感気まぐれに綴っております。

バイクふれあい記109 雪中走行14

2023-12-13 07:00:36 | 日記
停車させると、ギアをニュートラルに戻す習慣は、チェーン装着走行でも守るようにしました。ギアが切れていると車体がカラカラと音がする気がしました。アクセルグリップを上げ下げし、セルボタンをいつもいじってキュルキュル音を立てて、音を楽しみながら鳴る位置関係を調べていました。お母さんに腕と指先を見せながら、話しかけて微笑みました。
さて、色々調べていくとバイク用スノータイヤというのもあるそうで、チェーン巻きの作業でタイヤを前から見ていたら、溝が深く切られていた記憶が蘇りました。お兄ちゃんのお家ではこれも使用していたようです。二輪車を大切なモビリティにしているから、坂道走行も楽ちんだった感じです。








バイクふれあい記108 雪中走行13

2023-12-12 11:41:54 | 日記
クッチクッチ
方向指示器は、ブザー連動でなく、リレー音がするだけでした。のちのCD125Tからブザーかつきました。
右手のセルボタンは、宝物みたいに親指と人差しで始終触れていました。お母さんの運転で、街巡りした際、同じようにしていました。アクセルグリップを回すと、指先にピッタリフィットし、いい距離感です。方向指示器のスイッチに人差し指を移し、スイッチを真ん中から下に下げました。操作し終えると、人差し指を親指に着けて戻していました。
ウォ〜ロロドロロトットットガクッカチッキュドッドッヒュウォ〜ロロドロロウォンキー〜キ〜ッ
チャリンチャリン…
助走をつけてアクセルグリップを真ん中くらいまでキープして、途中でエンストして、復活してアパート取り付け道路に着けました。



バイクふれあい記107 雪中走行12

2023-12-12 03:06:26 | 日記
坂下りはスリップせず、転倒せず成功。次は、右ターンです。
セルボタンを押したままにして、右ウインカーを人差し指でスイッチを上に上げて点滅させました。エンジンの回転が落ちそうになると、灯りがチラつき開閉器がカチッと音を立てました。そんな時は、アクセルグリップを上げ下げして回転数を稼ぐようにしました。
カチッキュウォ〜と唸ったりカチッキュドッドッウォ〜と唸ったり、いい音に微笑みました。
クッチクッチ…
左脚をゆっくりフットレストから上げチェンジペダルに上げ、クラッチレバーを握り、爪先で一回入れました。ヘッドライト上のパイロットランプが消えました。
ガチャ
身体を右に傾けながら、ゆっくり右フットブレーキを緩め、右脚を着地させました。手ブレーキを緩め、クラッチを握ったままにして、右Uターンの準備完了。
トットッドッドッウォンドッドットットッ…
アクセルグリップを中下中下と何度か 動かしました。これは、平坦地で走り始めの際や変速準備をする際の習慣にして、エンストを防ぐようにしていました。
ガチャ
ローギアに爪先で入れました。
ウォ〜〜ロロドドトトトト…チャリンチャリンチャリンチャリン
右傾げにしてハンドルを右に切りながら、アクセルグリップを下中上と上げながらクラッチをゆっくり緩め、右軸足を雪面につけるとターン終了。アパートの壁面が左手に見え、やったーと思いました。車体が曲がる瞬間、エンストすることもありました。ピストン位置により再始動に手間取ることもありました。 そんな時は、プラグにガソリンが被っているから、セルを回したり、キックも入れたりして、シリンダーのガソリンを逃がしてあげます。 
キュルキュルキュルキュルガリッバーンキュルキュルガリッバーンキュドッドッキュドッドッウォ〜〜
キックペダルを戻し、左脚を今度は地面につけて蹴りながら車体を動かし、坂の入口へ着けます。(助走距離の長短により右にするか左にするか試してみました。)
ここまでが降坂登坂の第1段階です。緊張しながらですが、感覚を掴むと楽しくて、重労働たとは感じませんでした。

バイクふれあい記106 雪中走行11

2023-12-11 22:01:27 | 日記


アパート前の取り付け道路坂を上り下りして、雪道に慣れました。まず、下ってみました。お母さんにアパート側から見守ってもらいました。ここをクリアしないと、金属道路に行けません。
ガチャ(ニュートラル→ロー)ウォ〜ロロドッドッ(手、足の順にブレーキ解除、ゆっくりアクセルグリップを上下させ、徐々にアクセルグリップを上げながらクラッチをゆっくり離す、動き出したら、雪面を左脚で蹴りながら、車体を立て、アクセルグリップを少し上げ、すぐ下げ、手、足の順にブレーキを効かせ、止まる寸前で左脚を
雪面につける)キーッキーットットッキーッキーッ ガチャ ガチャ ガチャ ガチャ(クラッチを握り、爪先からニュートラルに戻す)ガチャ(もう一度ローギアに入れる)ガチャ(踵からニュートラルに戻す。パイロットランプの消灯、点灯を確かめる。セルボタンを挟む右人差し指を上げて、右折、左折の方向指示器を操作してみる。セルボタンは押したままにしてみる。左の人差し指でヘッドライトをハイビームとロービームに変えてみる。)
こんなふうにして、やることを頭に入れながら、スリップしないようにゆっくりゆっくり操作していました。

バイクふれあい記105 雪中走行10

2023-12-11 21:13:39 | 日記
この長屋には小3の1学期いっぱいまでいました。小学校入学から2年生までの背丈の伸びは、急激だったのですね。長屋の思い出は、取付道路の急な入口です。


朝刊が届くときは、バイクの音色が合図でした。坂を登る際、吹かすからです。
コア〜キ〜トトンッロドトット
坂を登り、各戸に新聞をポスティングしているうち、エンジンが冷えて自然にストップするのがわかりました。音当てが得意だったから、これは2サイクル車のスズキコレダだとわかりました。まだ寝床の中で、道路の右側に寄り、助走を長くつけて登っているのが目に浮かびました。
モコモコウォトットコア〜キ〜ッ
モコモコは、セルダイナモの始動装置の特徴で、外付けではなくエンジン内部のコイルに電流を流して回すから、籠もった音になるんだと思いました。
積雪前、お母さんやお兄ちゃんに助走をつけて登ればエンストしないで登れると教わり、実行したのを思い出しました、