チリの大地震の影響で日本の沿岸にも高さ1~3メートル程度の津波が到達する恐れが高まったとして、気象庁は28日午前9時33分、青森県~宮城県の三陸沿岸に大津波警報、その他の太平洋沿岸に津波警報を出した。三陸への第1波の到達時間は同日午後1時半になる見通し。気象庁は遠地地震による津波は第1波より後続波の方が大きくなる傾向がある。
大津波警報は1993年7月の北海道南西沖地震以来17年ぶり。
気象庁によると、発表した津波の予想は海岸での津波の高さで、陸上で到達した高さを示す「遡上高(そじょうだか)」は2~3倍になる場合があり、河川を遡上して洪水を引き起こす恐れもある。北海道南西沖地震では、奥尻島で遡上高が最大29メートルに達した。高さ2メートル以上の津波は、陸上に達すると木造家屋を全壊させる威力があるとの報告もある。
大津波警報は1993年7月の北海道南西沖地震以来17年ぶり。
気象庁によると、発表した津波の予想は海岸での津波の高さで、陸上で到達した高さを示す「遡上高(そじょうだか)」は2~3倍になる場合があり、河川を遡上して洪水を引き起こす恐れもある。北海道南西沖地震では、奥尻島で遡上高が最大29メートルに達した。高さ2メートル以上の津波は、陸上に達すると木造家屋を全壊させる威力があるとの報告もある。