オストメイトの「漏れ」の不安や悩みを解消!、「安心パウチ」を広めるブログ

「安心パウチ」を装具に取付ければ、漏れが発生した時でも確実にキャッチして被害の発生を防止できます。

002従来の装具 と 「安心パウチ」付き装具 との比較

2021年02月04日 | 「安心パウチ」の構造と仕組みは?

●まず初めに、従来装具の場合は、どの様に潜り込みが進行し、「漏れ」が発生するのかを説明します。

Fig.1の左は面板の正面図、右は装具全体の縦断面図を示し、赤色は排泄物が潜り込んでいくStage①~⑤を示します。

一般的に装具交換のタイミングは、排泄物が面板開口部から1~2cm潜り込んだ頃が良いとされ、それは図のStage②の状態です。

装具の交換サイクルは製品カタログに「2~3日交換」のように目安が示されていて、各オストメイトは便の性状や過去の経験を加味して決めていると思われます。しかし、実際には体動による物理的な負荷、汗、便や皮膚の状態、バルーニング…などが作用して、想定以上のスピードで潜り込みが進行してしまう事があります。

Stage③~④では潜り込みが1~2cmを越えているので直ちに装具を交換するべきですが、その状況をオストメイトが知る手段は無く、次の交換サイクルが来るまで放置される事になります。 その間、排泄物が皮膚に接触して皮膚障害の発生リスクが高まります。

更なる時間経過により潜り込みの面積は増大し、多量の排泄物が蓄積され、Stage⑤では排泄物が外部に一挙に放出されて、衣服や寝具を汚染するという悲惨な結果になります。  (Stage⑤)


次に「安心パウチ」付き装具の場合について、「漏れ」た排泄物が「安心パウチ」にキャッチされる様子を解説します。(Fig.2)

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左側の面板では、面板の外周に細いスリットを介して外周テープが配置されています。縦断面図に示すように、「安心パウチ」はスリットを覆うように配置され、「安心パウチ」の両端は面板と外周テープに結合され、密閉した袋が形成されています。

潜り込みがStage③にまで進行すると、排泄物はスリットを通過して「安心パウチ」の中に放出されて収容されます。つまり、面板から漏れた排泄物は「安心パウチ」にキャッチされます。

この事により、例えば外出中、旅行中、会議中や就寝中に万一「漏れ」が発生したとしても、外部への汚染や臭いの拡散が防止されます。「安心袋」を取付ける事で物理的な安全性が確保されると共に、常に「安心パウチ」に守られているという安心感も得られ、オストメイトのQOLが高められる効果は大きいです。



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