感染7.8万人、3日連続最多=重症者500人超える-新型コロナ(時事通信)
◆国内では27日、新たに7万8929人の新型コロナウイルス感染が確認された。前日から約7300人増え、3日連続で過去最多を更新した 重症者は前日比67人増の537人となり、昨年10月9日以来の500人超え 死者は47人確認され、今年に入って最多となった
◆東京都の新規感染者は、3日連続で過去最多となる1万6538人 新規感染者は東京に加え、神奈川(5959人)、愛知(5160人)、兵庫(4303人)、福岡(3955人)、千葉(3802人)、北海道(2856人)など27都道県で過去最多となった 大阪府は前日に次いで2番目に多い9711人だった
濃厚接触者待機、7日に短縮へ=厚労省、感染急拡大受け検討-新型コロナ(時事通信)
◆新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者の待機期間について、厚生労働省が現行の10日間から7日間に短縮する方向で検討していることが27日、関係者への取材で分かった オミクロン株の感染急拡大により濃厚接触者が急増し、社会活動の低下が深刻化しつつある状況を踏まえた
◆待機期間をめぐっては、厚労省が14日、それまでの14日間から10日間に短縮すると発表 オミクロン株の潜伏期間が約3日間と従来株より短く、「10日を超えることは極めてまれ」であることを根拠としていた
3カ月長女死なせた疑い 母親「高さあるところから落とした」埼玉(毎日新聞)
◆生後3カ月の長女を暴行して死なせたとして、埼玉県警は27日、母親で同県志木市上宗岡3の無職、 容疑者(37)を傷害致死容疑で逮捕した 容疑を認め、「高さのあるところから落としてしまった」と供述している
◆逮捕容疑は2021年6月22日ごろ、自宅で長女の ちゃんに暴行し、24日に病院で死亡させたとしている 県警によると、 容疑者が23日夕、 ちゃんの様子に異変を感じて病院に連れて行き、不審に思った病院側が警察に通報した
小児甲状腺がん発症で東電提訴=原告女性「現状知って」-東京地裁(時事通信)
◆東京電力福島第1原発事故で放出された放射性物質により小児甲状腺がんを発症したとして、事故当時6~16歳で福島県内に住んでいた男女6人が27日、東電に計6億1600万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした
◆原告弁護団によると、住民が甲状腺がん発症を理由に事故の被害を訴える訴訟は初と 提訴後、東京都内で記者会見した原告の20代女性は「声を上げることで現状を知ってもらい、少しでも良い状況になることを願っている」と訴えた
病院内転倒で300万円賠償命令=健診中、水たまりで滑る-東京地裁(時事通信)
◆東京都足立区の病院内で水たまりに足を滑らせて転倒し、骨折した女性(61)が、病院を運営する医療法人社団哲仁会を相手取り、約1850万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が27日、東京地裁であった 渡辺充昭裁判官は病院側の責任を認め、約300万円の支払いを命じた
◆判決によると、女性は2017年12月、健康診断を受けるため同病院を訪れ、4階の通路を歩行中に転倒して左上腕部を骨折し、1カ月余り入院した 事故前夜に降雨があり、現場付近に水たまりがあったが、立ち入り禁止の表示はなかった
ケント・ギルバートさんら敗訴=慰安婦映画「主戦場」訴訟-東京地裁(時事通信)
◆従軍慰安婦問題をめぐる論争をテーマにした映画「主戦場」に出演したタレントのケント・ギルバートさん(69)ら5人が、偏向した編集で名誉を傷つけられたなどとして監督のミキ・デザキさん(38)と配給会社に上映中止と計1300万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が27日、東京地裁であり、柴田義明裁判長は請求を棄却した
◆映画は2019年に公開され、ギルバートさんや「新しい歴史教科書をつくる会」の藤岡信勝副会長(78)らが出演 ギルバートさんらを「歴史修正主義者」などと紹介した
26歳母親、起訴内容認める=3歳女児餓死-東京地裁(時事通信)
◆東京都大田区で2020年、 ちゃん=当時(3)=が自宅に放置され餓死した事件で、保護責任者遺棄致死罪などに問われた母親の 被告(26)の裁判員裁判の初公判が27日、東京地裁であり、同被告は起訴内容を認めた
◆冒頭陳述で検察側は、19年1月に被告が ちゃんの保育園通いをやめさせて以降、1人で出掛ける回数が増えたと指摘 事件時は ちゃんにおむつを2枚重ねではかせ、玄関ドアを施錠した上で交際相手に会いに鹿児島県へ旅行に出掛けており、発覚時自宅にはふたの開いた水のペットボトルとお菓子しかなかったとした
東名あおり運転差し戻し審、被告が起訴内容を否認 横浜地裁(朝日新聞)
◆神奈川県大井町の東名高速で2017年6月、一家4人をあおり運転の末に死傷させたとして、危険運転致死傷などの罪に問われた 和歩被告(30)=福岡県中間市=に対する差し戻し審の裁判員裁判が27日、横浜地裁(青沼潔裁判長)で始まった 被告は「事故になるような危険な運転をしていない」と述べ、起訴内容を否認した
◆事故は17年6月5日夜に発生 一、二審判決によると、 被告はパーキングエリアで駐車方法を注意されたことに腹を立て、 嘉久さん(当時45)、妻 さん(当時39)一家が乗ったワゴン車を道路上で停車させた そこに大型トラックが追突し、 さん夫婦は死亡し、同乗する娘2人がけがをした
IR住民投票、和歌山市議会が条例案否決(産経新聞)◆和歌山県が和歌山市内の人工島「和歌山マリーナシティ」に誘致を進めるカジノを含む統合型リゾート施設(IR)をめぐり、和歌山市議会は27日、市民団体が直接請求していたIRの是非を問う住民投票条例案を反対多数で否決した IRの是非を問う住民投票条例案は、可決されれば全国初だった
カルテ情報、患者の子に漏洩 医師らに賠償命令 大阪地裁(産経新聞)
◆堺市立総合医療センター(同市西区)の女性小児科医が業務と無関係にカルテ情報を閲覧し、院外に漏洩したとして、患者だった女性が運営法人と医師に約330万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が27日、大阪地裁であった 織川逸平裁判官はプライバシー侵害を認め、弁護士費用を含め約5万5千円の支払いを命じた
◆判決によると、女性は左顔面が腫れ上がる「丹毒」を患い、平成29年12月に同センターを受診 女性は詳しい状況を長女に伝えていなかったが、医師は友人だった長女の依頼でカルテを閲覧し、LINEで個人情報を伝えた 1859
レーザー治療で女性患者やけど 女性医師ら3人書類送検(産経新聞)
◆大阪市北区の美容クリニックで昨年1月、顔やあごのたるみの予防を目的としたレーザー照射治療で30代女性患者にやけどを負わせたとして、大阪府警は業務上過失傷害容疑で、同クリニックの女性医師と女性看護師2人の計3人を書類送検した。3人は容疑を認めていると
◆書類送検容疑は、勤務する美容クリニックで昨年1月28日、女性患者に二重あご予防のためのレーザー治療を行う際、冷却措置をせずに手術を施し、女性の首やあごに約2週間のやけどを負わせたとしている
ヤマト配送所殺傷、47歳男に懲役28年求刑 神戸(産経新聞)
◆神戸市北区のヤマト運輸集配所で令和2年、男女2人を包丁で襲い死傷させたとして、殺人などの罪に問われた同社の元パート従業員、 被告(47)の裁判員裁判の論告求刑公判が27日、神戸地裁で開かれた
◆検察側は「解雇されたことなどで一方的に恨みを募らせた身勝手な犯行」として懲役28年を求刑 弁護側は動機面に情状酌量の余地があることなどから、懲役17年が相当とした
国会不招集、二審も賠償認めず=原告側の控訴棄却-高裁岡山支部(時事通信)
◆野党が求めた臨時国会召集に安倍晋三内閣(当時)が応じなかったのは違憲だとして、当時野党議員だった高井崇志元衆院議員が国に計110万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が27日、広島高裁岡山支部であった 塩田直也裁判長(河田泰常裁判長代読)は請求を退けた一審岡山地裁判決を支持し、原告側の控訴を棄却した
十段戦挑戦者に余八段、5期ぶりに五番勝負進出(産経新聞)◆囲碁の「大和ハウス杯 第60期十段戦」(産経新聞社主催)の挑戦者決定戦が27日、大阪市中央区の関西棋院で行われ、余正麒(よ・せいき)八段(26)が佐田篤史七段(26)を破り、第55期以来の五番勝負進出を決めた
上野女流棋聖が防衛、女流棋聖通算4期(産経新聞)
◆囲碁の第25期女流棋聖戦三番勝負(日本棋院主催)の第2局が27日、東京都千代田区で行われ、上野愛咲美女流棋聖(20)が227手までで、鈴木歩七段(38)に白番5目半勝ちし、シリーズ2連勝で防衛した 通算4期となった上野女流棋聖は「終盤の勉強をしてきた成果が出た。他の棋戦でも勝てるよう頑張りたい」と話した
米高速炉開発に協力 テラパワー・原子力機構が覚書(東京新聞)
◆26日 日本原子力研究開発機構は二十六日、米原子力企業テラパワーなどと、高速炉開発で技術協力を進めるとの覚書を同日付で締結したと発表した テラパワーは米国で炉心の冷却材にナトリウムを使う次世代の高速炉の実用化を計画 米エネルギー省も資金支援しており、二〇二八年に実証炉の運転開始を目指している