西日本は大雨警戒=九州から北海道、風強まる-気象庁(時事通信)◆気象庁は25日、低気圧が発達しながら通過する影響で、西日本では26日に雷を伴った大雨が降る所があると発表した 九州から北海道では26~27日に強風も予想され、同庁は土砂災害や低地の浸水、河川の氾濫などに警戒を呼び掛けた
開門判決「無力化」認める=差し戻し審で国勝訴-諫早干拓訴訟・福岡高裁(時事通信)
◆国営諫早湾干拓事業(長崎県)をめぐり、潮受け堤防排水門の開門を命じた確定判決の効力が争われた訴訟の差し戻し審判決が25日、福岡高裁であった 岩木宰裁判長(梅本圭一郎裁判長代読)は、国の訴えを退けた一審判決を取り消し、国側の逆転勝訴とする判決を言い渡した 敗訴した有明海沿岸の漁業者側は上告する方針
「母に背中押され」日本避難=ウクライナ女子学生3人到着-福岡(時事通信)
◆ロシアの軍事侵攻から逃れたウクライナ・キエフ国立言語大の女子学生3人が25日午前、留学のため福岡空港に到着した この日到着したワレリヤさん(19)は「迷っていたけど、母が行ってきなさいと背中を押してくれた」と語った
◆ヤニナさん(19)も母親から語学力を磨き、知らない世界を見るチャンスだと勧められたとし、「母国の状況はとても厳しいが、早く良くなってほしいと心から願っている」と話した 母親が首都キエフにとどまっているというオリガさん(18)は「母を一人置いて行くことに葛藤はあったけど、行きなさいと強く言ってくれた」と述べた
国内新たに4万7470人感染=前週比1700人減-新型コロナ(時事通信)
◆国内では25日、新たに4万7470人の新型コロナウイルス感染が確認された 1日当たりの新規感染者は、前週の金曜日と比べ1730人減少した 死者は115人、重症者は前日比158人減の733人だった 青森県の新規感染者は675人で、過去最多を更新した 東京都では新たに7289人の感染が判明
コロナ踏まえた自殺対策求める 厚労省有識者会議が大綱報告書案(毎日新聞)
◆厚生労働省の有識者会議(座長・椿広計情報・システム研究機構理事)は25日、新たな自殺総合対策大綱についての報告書をまとめた 新型コロナウイルス感染症が流行した影響で自殺者が増えた子どもや女性への支援強化や、テレワークが広がる中で労働者のメンタルヘルスを保つための対策などが柱
中国・九州沖の海域活断層評価=M7以上地震、30年確率8~13%-政府地震調査委(時事通信)
◆政府の地震調査委員会は25日、「日本海南西部(中国・九州北方沖)の海域活断層の長期評価」を公表した 海底下の長さが20キロ以上で、活動時に地震の規模がマグニチュード(M)7以上になる37断層(帯)が主な対象 いずれかを震源として、今後30年以内にM7以上の地震が発生する確率は8~13%と評価した
日向灘、南西諸島海溝でM8級=長期評価第2版で想定-政府地震調査委(時事通信)
◆政府の地震調査委員会は25日、日向灘など九州周辺や南西諸島海溝(琉球海溝)周辺の地震活動について、長期評価の第2版を公表した 2004年の第1版では沖縄県・与那国島周辺でマグニチュード(M)7.8程度が最大の想定だったが、日向灘や与那国島を含む南西諸島周辺でそれぞれM8程度の地震があり得ると評価した
首相演説やじ排除、道に賠償命令=「表現の自由侵害」-札幌地裁(時事通信)
◆2019年参院選での安倍晋三元首相の応援演説にやじを飛ばした札幌市民2人が、北海道警の警察官に違法に排除されて精神的苦痛を負ったなどとして、道に計660万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が25日、札幌地裁であった 広瀬孝裁判長は「原告らの表現の自由が侵害された」と述べ、道に計88万円の賠償支払いを命じた
千葉県の市立柏高校 飛び降り自殺 背景に長時間部活動(産経新聞)
◆平成30年12月、千葉県の柏市立柏高校で吹奏楽部に所属する2年生男子生徒が屋上から飛び降り自殺した事件で、柏市いじめ重大事態調査検証委員会は25日、自殺の原因は不明だが、長時間の部活動で、人間関係などに悩みを持っていた生徒が、正常な思考をできなくなっていたことが背景にあるとした調査報告書を河嶌貞市教育長に提出した
◆吹奏楽部の練習時間は月192時間30分で、国や県教委が示した部活動のガイドラインをはるかに上回る 授業時間を合わせた時間は346時間30分で、過労死ラインとされる月総労働時間240時間を100時間も上回る
トラック運転手に懲役14年=飲酒運転「危険性顧みず」-児童5人死傷事故・千葉地裁(時事通信)
◆千葉県八街市で昨年6月、飲酒運転のトラックが下校中の小学生の列に突っ込み、児童2人が死亡、3人が重傷を負った事故で、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)罪に問われた元運転手、 洋被告(61)の判決が25日、千葉地裁であり、金子大作裁判長は懲役14年(求刑懲役15年)を言い渡した
◆金子裁判長は、取引先や上司から酒臭さを指摘されながら、被告が運転前の飲酒を続けていたと指摘。「飲酒運転の危険性を顧みず、運転に臨む態度は最悪のものだ」と強く非難した
山梨女児不明、侮辱投稿者の開示命令 地裁「敬愛追慕の情侵害」(毎日新聞)
◆山梨県道志村のキャンプ場で2019年に行方不明になった さん(9)の母とも子さんが、 さんを侮辱する投稿をされたとして、米ツイッター社に発信者情報の開示を求めた訴訟で、東京地裁は25日、開示を命じた 中村心裁判官は、とも子さんの さんへの「敬愛追慕の情」が侵害されたと判断した
伊藤詩織さんの請求棄却=中傷に「いいね」、違法認めず-東京高裁(時事通信)
◆ジャーナリストの伊藤詩織さん(32)が、自身を中傷する多数のツイートに「いいね」を押され、名誉を傷つけられたとして、自民党の杉田水脈衆院議員(54)に220万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が25日、東京地裁であった 武藤貴明裁判長は「いいね」を押す行為は原則として違法と評価できないとし、請求を棄却した 伊藤さん側は控訴する方針
自民党大阪市議団 IRの整備計画に反対へ 府議団は既に賛成(毎日新聞)◆大阪府と大阪市が進めるカジノを含む統合型リゾート(IR)誘致について、自民党市議団は25日に会合を開き、市議会に提出されたIRの区域整備計画に反対することを決めた 自民府議団は既に府議会で賛成しており、府と市の議員団で対応が分かれることになる
大阪IRの賛否問う住民投票実施求め署名開始 20万人分以上目指す(毎日新聞)◆大阪府と大阪市が進めるカジノを含む統合型リゾート(IR)誘致の賛否を問う住民投票の実現を目指し、大阪市の市民団体が25日、署名活動を始めた 住民投票実施に必要な数を上回る20万人分以上を目指して、5月25日まで府内各地で活動する
外国金融30社誘致などめざす 大阪金融都市戦略(産経新聞)
◆海外から金融機関や投資マネーを呼び込む都市を目指す、官民による「国際金融都市OSAKA推進委員会」は25日、総会を開き、今後の取り組みや目標をまとめた戦略を決議した
◆大阪・関西万博が開かれる2025(令和7)年度までに金融系外国企業など30社誘致する目標を設定 創業間もないスタートアップ企業の支援や、先駆的な金融商品・市場の形成に取り組む方針で合意した
市立高の資産譲渡「公益性」認める 高校再編で大阪地裁(産経新聞)
◆大阪市立の高校が廃止され、4月から大阪府へ移管される再編計画に絡み、市立高校の土地や校舎などの建物を府に無償譲渡するのは違法として、市内の住民5人が無償譲渡の差し止めを求めた訴訟の判決公判が25日、大阪地裁であり、森鍵一裁判長は「教育の充実という公益性があり、不合理ではない」などとして請求を棄却した 住民側は控訴する方針
◆判決理由で森鍵裁判長は無償譲渡は府市の合意に基づいており「資産を府に移転させることには合理性がある」と指摘。議会議決については令和2年11~12月の市議会で移管に伴う市立高校廃止の条例案が提出、可決された経緯を踏まえ、「無償譲渡を前提として是非が議論された」と判断して請求を退けた
大阪ひき逃げ、運転男性無罪 「雨の夜に路上でうつぶせ、回避困難」(毎日新聞)
◆3年前に大阪府四條畷市の国道で乗用車を運転中にうつぶせで倒れていた男性(当時86歳)をひいて死亡させ、その場から逃げたとして、自動車運転処罰法違反(過失運転致死)などの罪に問われた男性(59)について、大阪地裁は25日、無罪(求刑・懲役1年6月)を言い渡した
◆西川篤志裁判長は「事故を回避するのは難しく、人をひいたと認識するのも困難だった可能性がある」と判断した 一方判決は、車の破損状態から物損事故を起こしたことは認識できたとして、道交法違反(報告義務違反)の成立を認め、罰金5万円とした
東住吉女児焼死 再審無罪の原告が国賠訴訟で控訴(産経新聞)
◆大阪市東住吉区で平成7年に小学6年の女児=当時(11)=が焼死した火災で、殺人などの罪で無期懲役が確定し、その後再審無罪となった母親の さん(58)が国と大阪府に計約1億4500万円の損害賠償を求めた訴訟で、 さんは25日、警察の取り調べを違法と認定し府に約1220万円の賠償を命じた大阪地裁判決を不服として、控訴した
◆15日の地裁判決は、虚偽の事実を告げて自白を迫るなどした警察による取り調べの違法性は認めたが、起訴を判断した検察側の違法性は認定せず、国への賠償請求は退けた
飲酒ひき逃げ被告に懲役3年の実刑判決 裁判官「粛々と贖罪の日々を」(毎日新聞)
◆乗用車で女性をひいて死亡させ、飲酒運転の発覚を免れるため逃走したなどとして自動車運転処罰法違反などの罪に問われた被告に対する判決公判が25日、福岡地裁小倉支部であり、井野憲司裁判官は被告に懲役3年(求刑・懲役4年)の実刑判決を言い渡した
◆公判で「(免許取り消し期間後に)免許を取ったら安全運転する」と述べた被告に「私が遺族だったら、よく言えるなあと思うのだけど」と罪の重さを突きつけていた裁判官は、判決言い渡し後、うつむく被告に対し「粛々と贖罪(しょくざい)の日々を送ってください」と説諭した
◆判決などによると、 被告は2021年11月20日、友人らとバーベキューをし飲酒した後に北九州市小倉北区黄金1の国道10号(片側3車線)で乗用車を運転
◆助手席にある携帯電話のスピーカー機能を使った友人との通話に気を取られて前方左右を注視せず、時速約40~50キロで第1車線から第2車線に車線変更しながら進行した 路上に座り込んでいた前方の女性(当時31歳)をひいて失血死させ、アルコールの影響などの発覚を免れるために逃走した
麻酔し虫歯治療後に2歳児死亡 歯科医に執行猶予判決 福岡地裁(毎日新聞)
◆2017年に麻酔薬を使った虫歯治療後に容体が急変した女児(当時2歳)に適切な救命措置をせず死亡させたとして、業務上過失致死罪に問われた福岡県春日市の小児歯科医院(閉鎖)の元院長で歯科医、 貴被告(56)=同県筑紫野市=に、福岡地裁(神原浩裁判長)は25日、禁錮1年6月、執行猶予3年(求刑・禁錮2年)を言い渡した
◆死亡したのは、同県春日市の ちゃん 起訴状などによると、 被告は17年7月、虫歯治療のため局所麻酔をした ちゃんの容体が急変したにもかかわらず、救急搬送などの必要な措置を怠り、麻酔薬リドカインの急性中毒による低酸素脳症で死亡させたとされる
川辺川のダム完成「2035年度目標」 国内最大の「流水系」に(毎日新聞)
◆24日 2020年7月の九州豪雨で氾濫した熊本県の球磨川の支流・川辺川に治水対策として建設する新たなダムについて、国が35年度の完成を目指していることが24日、関係者への取材で判明した
◆国は、一般的な貯水型ダムより環境への影響が小さいとされる「流水型ダム」を、同県相良村の旧ダム建設計画地に造る方針 規模は高さ107・5メートル、幅約300メートル、総貯水容量約1億3000万トンで、国内最大の流水型ダムとなる
終末期がん患者「痛み少なく過ごせた」のは半数以下 大規模調査(毎日新聞)
◆24日 がん患者が亡くなる1カ月前の状況について、「痛みが少なく過ごせた」と回答した遺族は半数以下だったことが24日、国立がん研究センターの大規模調査で明らかになった
◆遺族に、亡くなる前の1カ月間の生活の様子を聞いたところ、痛みが少なく過ごせた(47・2%)▽体の苦痛が少なく過ごせた(41・5%)▽おだやかな気持ちで過ごせた(45・2%)――などの項目で4割台だった
秋篠宮ご夫妻、来月伊勢神宮へ=新型コロナ以降初の地方、車で-宮内庁(時事通信)
◆宮内庁は25日、秋篠宮ご夫妻が伊勢神宮(三重県伊勢市)などを参拝するため、4月20~23日の日程で三重、奈良、京都の3府県を訪問されると発表した ご夫妻の泊まりがけの地方訪問は2020年1月以来で、新型コロナウイルス感染拡大以降初めて 駅頭や沿道に多くの人が集まるのを避けるため、一部を除き車で移動する
遥子さま、自身の難聴に「若い人にも起こりえる」 講演会でおことば(毎日新聞)
◆三笠宮家の瑶子さまは25日、埼玉県入間市で開かれた聴覚機能の衰えに関する講演会に出席された おことばでは、自身が感音性難聴であることを説明した上で「一番無関心がよろしくないこと。一日の中で、耳は大丈夫だろうかと思う時間が多く作られることを願っています」と述べた
◆難聴は20代からだとし、「若い人にも起こりえること。いわゆる高齢者といわれているような方々だけの問題ではない」と話した
北・東日本は気温高い傾向=4~6月の予報-気象庁(時事通信)◆気象庁は25日、4~6月の3カ月予報を発表した 暖かい空気に覆われやすい影響で北日本(北海道と東北)と東日本の平均気温は高い見込み 西日本は平年並みか高く、沖縄・奄美はほぼ平年並みと予想される
被災自治体に車を貸与、宮城県と県レンタカー協会が協定(産経新聞)◆宮城県は25日、大規模災害に備え、県レンタカー協会と車両提供に関する協定を結んだ 津波や台風などで県や市町村の車両が被災した際、協会が県と調整し県内のレンタカー事業者が所有する乗用車や貨物車、特殊車両など災害対応に必要な車を県側に貸し出す
スタントマンが交通事故再現 東京・志村署(産経新聞)
◆来月6日から15日までの間に行われる春の交通安全運動を前に、警視庁志村署は24日、東京都板橋区東坂下の東坂下広場で交通安全教室を開催し、地域住民らに交通ルールの順守を呼びかけた
◆昨年、志村署管内で発生した交通事故の約5割が自転車が絡んだ事故だったといい、同署は特に注意を呼び掛けている この日はスタントマンが実際に自転車に乗って車両にはねられたり、出合い頭に衝突したりして、よく発生する事故を再現した
「また石川のために頑張りたい」 7期28年・谷本正憲知事が退任(毎日新聞)
◆26日で任期満了を迎える石川県の谷本正憲知事の退任セレモニーが25日、県庁であった 谷本知事は全国の現職知事として最長の7期28年の任期を振り返り、「28年間、取り組んできたことが今日の大きな成果につながっている。後顧に憂いを残すことなく退任できる」と述べ、感謝の気持ちを示した
◆女性職員が谷本知事に花束を渡すと、集まった職員らから大きな拍手がわき起こった 職員や県民らと握手やグータッチを交わしながら花道を進んだ谷本知事は、笑顔で「また石川県のために頑張りたいと思っています」と応え、副知事時代を含め約30年間にわたる県庁での生活を終えた
「被爆遺構展示館」オープン=埋まった町の痕跡も-広島(時事通信)◆広島市は25日、平和記念公園の地下に埋まっている被爆当時の民家や道路の跡などを展示する「被爆遺構展示館」が26日に開館するのを前に、記念行事と内覧会を行った
福岡県警が新設の城南所を公開 県内36署目 4月から業務開始(毎日新聞)◆福岡市城南区に新設される福岡県警城南署が25日、4月1日の業務開始を前に報道陣に公開された 県内で警察署が新設されるのは2014年の春日署(同県春日市)以来8年ぶりで、36署目となる
棒ラーメン 佐賀・唐津を拠点に世界へ マルタイ新工場完成(毎日新聞)
◆24日 佐賀県唐津市の石志工業団地で24日、即席麺メーカー「マルタイ」(福岡市)の新しい佐賀工場の落成式があり、見藤史朗社長(64)が「唐津を一大拠点に、棒ラーメンの味を全国各地、海外にも広めていきたい」と抱負を述べた 今月末に本格稼働し、主力商品の棒ラーメンを1日に最大約20万食製造する
風感知し自動で伸縮、回転 「硬翼帆」公開 船の燃料削減に効果(毎日新聞)
◆24日 商船三井(東京都)と大島造船所(長崎県西海市)は24日、両社を中心に共同開発した、風を船の推進力に活用する風力推進装置「ウインドチャレンジャー帆」(硬翼帆)を報道陣に公開した
◆10万トンクラスのばら積み貨物船に硬翼帆を1機設置した場合、日豪間の航行で年間平均5%以上の燃料削減効果が見込めるとしている 1隻に複数の硬翼帆を設置することも可能で、重量の半減を目指して研究を進めていると