５月２５日 国内社会中心のできごと

全国新たに３９００人感染＝東京５４２人、大阪３２７人－新型コロナ（時事通信）
◆国内では２５日、新たに３９００人の新型コロナウイルス感染が確認された　厚生労働省がまとめた重症者数は前日比６人減の１２９４人で、２日連続で前日を下回った　死者は計１０５人だった
◆新規感染者は沖縄県が２５６人、石川県が１０１人でいずれも過去最多となった　同県輪島市の日本航空高校石川では２５日、生徒４８人を含む５３人の陽性が確認され、累計の感染者は６２人となった　東京都では、新たに５４２人の感染が判明　前週の火曜日と比べ１９０人減少した　大阪府の新規感染者は３２７人で、１週間前と比べ１８１人減った

厚労省、水際対策でミス＝インド帰国者らと連絡取れず－新型コロナ（時事通信）
◆新型コロナウイルスの感染が深刻なインドなどからの帰国者と、隔離期間中に連絡が取れなくなるケースが相次いでいたことが２５日、分かった　厚生労働省が帰国者の申告したものと異なる通信アプリを用いて連絡を取ろうとしたのが原因とみられる
◆指示通り位置情報や健康状態を報告していたのに「氏名を公表する」と警告された人も複数おり、水際対策の不備が明らかになった

東京・大阪の大規模センター、初日は７３４８人接種　防衛省発表（毎日新聞）◆防衛省は２５日、自衛隊が２４日に開設した新型コロナウイルスワクチンの大規模接種センターについて、初日に東京会場で４８７６人、大阪会場で２４７２人の計７３４８人にワクチン接種をしたと発表した

「薄いワクチン」５人に接種、使用済み瓶に再び生理食塩水を注入して（読売新聞）
◆２４日　東京都江東区は２４日、同区有明の有明スポーツセンターで２２日に行った新型コロナウイルスワクチンの高齢者向け集団接種で、誤って規定より濃度が薄いワクチンを作り、５人に接種していたと発表した
◆区によると、接種ではワクチン入りの瓶に生理食塩水を加えて薄めたものを使うが、２２日午前に作業を担当していた看護師らが確認を怠った結果、使用済みの瓶に再び生理食塩水が注入され、５人分の注射器に移して使われたとみられる　接種を終えた後にワクチンが残ったままの注射器が見つかったことで、ミスが発覚した


核のごみ文献調査の北海道寿都町　反対派町議が町長選出馬の意向（毎日新聞）◆原発から出る高レベル放射性廃棄物（核のごみ）の最終処分場選定を巡る文献調査が進む北海道寿都町で、文献調査の応募に反対してきた越前谷由樹町議（６９）が、１０月に予定される任期満了に伴う町長選に出馬する意向を固めた

妻殺害から１か月クローゼットに遺体、死臭が自宅玄関まで漂い遺棄を決意（読売新聞）
◆２４日　妻を殺害し遺体を遺棄したとして殺人と死体遺棄の罪に問われた岩手県平泉町平泉、無職　祐介被告（３７）に対する裁判員裁判の初公判が２４日、盛岡地裁で開かれ、　被告は起訴事実を認めた
◆起訴状によると、　被告は２０１９年５月３１日、一関市萩荘の当時の自宅で、医療事務員の妻・　さん（当時３６歳）の首を延長コードで絞めて窒息死させ、同年７月２日に遺体を車で運び、奥州市前沢生母の山林に遺棄したとされる
◆証拠調べ手続きで、　さんの遺体は布団カバーなどに包まれて、１か月余りにわたり自宅クローゼットに置かれていたと明らかにした　また、　さんの殺害から約１か月がたった７月１日に死臭が自宅玄関まで漂い始め、「そろそろ捨てないと」と遺体の遺棄を決意し、翌２日未明に遺体を運び出し、車で遺棄現場まで運んだとした

茨城県立中・高入試、９８８件採点ミス　教委幹部ら１１５９人処分（毎日新聞）
◆茨城県立高校などの入学試験で大量の採点ミスが発覚する問題があり、県教育委員会は２５日、県教委幹部や採点を担当した教員ら計１１５９人を懲戒処分や文書訓告にしたと発表した　県教委によると採点ミスは今年３月以降に相次いで見つかった
◆２０２０、２１年度の県立高と県立中学・中等教育学校の入試で計９８８件に上り、本来ならば合格していたはずの受験生４人が不合格とされたと
◆県教委は、合否に影響を与える採点ミスをした教諭９人と関係する学校の当時の校長ら計１９７人に対し、地方公務員法に基づく減給などの懲戒処分を出した　また、ミスの程度が合否に影響しないと判断された教諭など計９５８人は文書訓告とした　県教委の小泉元伸教育長と退職した元幹部の計４人は、減給１０分の１（１～３カ月）相当を自主返納する

部活中に女子生徒の胸ぐらつかみ暴言　中学教諭懲戒　茨城県教委（毎日新聞）
◆２４日　茨城県教委は２４日、部活動の指導中に生徒の胸ぐらをつかむなどの体罰を加えたとして、高萩市立中の男性教諭（３９）を減給１０分の１（９カ月）の懲戒処分とした
◆県教委によると、教諭は２０１９年２月、女子卓球部の指導中に、女子生徒の胸ぐらをつかみながら　などの暴言を発したほか、１８年１０月～１９年３月の練習中には部員全員に対して　と大声で怒鳴るなどした
◆県教委によると、同部を巡っては２０１９年４月、胸ぐらをつかまれた生徒とは別の女子生徒（当時１５歳）が自殺し、県教委が同僚教員らに聞き取りをしていた　教諭は行為を認め、「部活動を強くしたいという思いがあった。反省している」と話していると

意識喪失で３人はね死亡させた会社員を一転、在宅起訴　千葉地検（産経新聞）
◆一昨年の３月、千葉県野田市で交差点付近の歩道に立っていた７０代の男女３人が車にはねられ死亡した事故で、千葉地検松戸支部は２５日、自動車運転処罰法違反（過失運転致死）の罪で、野田市の男を在宅起訴した
◆男は会社員の　被告（４４）　　被告は事故当時、持病の影響で意識喪失状態だったことから、鑑定留置を経て、昨年２月に不起訴処分となった　同年１０月、松戸検察審査会が不起訴不当の議決を行い、地検が再捜査を行っていた
◆起訴状によると、　被告は、かねてから頭痛や吐き気を前兆として意識障害を起こすことがあったところ、平成３１年３月、野田市内の道路を運転中、頭痛や吐き気が生じたにもかかわらず、そのまま運転を続けた　意識喪失状態に陥り、歩道にいた７０代の男女３人に衝突するなどして死亡させたとしている

関西ジャニーズＪｒ．のチケット転売装う　詐欺容疑で２２歳逮捕（毎日新聞）
◆人気アイドルグループ「なにわ男子」など関西ジャニーズＪｒ．が出演するコンサートチケットの転売を装って現金をだまし取ったとして、警視庁少年事件課は２５日、愛知県春日井市中央台３、無職、　彩乃容疑者（２２）を詐欺などの疑いで逮捕したと発表した
◆「２０２０年５月に介護施設の仕事がきつくてやめ、簡単に稼げると思ってやった。約７０人から約３００万円をだまし取った」と容疑を認めていると
◆逮捕容疑は２０年１２月１１～１２日、ネット交流サービス（ＳＮＳ）に、関西ジャニーズＪｒ．が出演するファンクラブ限定のコンサートチケットを転売するという偽の情報を投稿し、連絡してきた東京都小平市の少女（１８）に　と持ち掛け、知人女性名義の口座に３万６０００円を振り込ませたなどとしている

市部長と次長、丸刈り姿で市長室へ…市長「職員の髪形については理由を尋ねない」（読売新聞）
◆２４日　津市の補助金を元自治会長の被告の男（６１）（詐欺罪で起訴）が詐取したとされる事件で、市議会調査特別委員会（百条委）が２４日開かれた　証人尋問で前葉泰幸市長は、詐欺に市幹部が関わっていたことや、市職員が丸刈りや土下座などを強要された行政対象暴力について、「知らなかった」との証言を繰り返した

京大、論文盗用で博士号取り消し「開学以来初めて」（毎日新聞）
◆京都大は２５日、人間・環境学研究科の大学院生だった金晶（きんしょう）氏が在学中に執筆した博士学位論文で他人の論文からの盗用が判明し、博士号の授与を取り消したと発表した　論文も取り消し措置を取る　京大が学位の授与を取り消すのは「開学以来初めて」としている
◆論文のタイトルは「日本語と中国語の再帰代名詞について」。京大は２０１２年に博士号を授与している　京大は２０年８月、所属する講座の紀要誌に金氏が発表した論文で、出典を明記しない引用９カ所のほか、アイデアの借用など計１１点の不正が確認され、盗用と認定したと発表していた
◆京大によると、博士学位論文にはこの論文が、ほぼそのまま転用されていたと　１９年５月に盗用の疑いがあると京大に通報があり、調査してきた　金氏は「引用の注記を怠った」と主張していると　金氏の現職や年齢、性別などは「個人情報のため公表しない」と

関西国際空港の４月旅客数、１回目宣言時の２・９倍（産経新聞）◆関西エアポートは２５日、関西国際空港の４月の利用状況を発表した　国際線と国内線を合わせた総旅客数は前年同月の約２・９倍となる２１万２３２３人となった

覚醒剤密売トラブル、強盗致死幇助罪を否認　大阪地裁（産経新聞）
◆覚醒剤の密売先をめぐるトラブルで暴行を受け、死亡した知人男性の遺体を遺棄したなどとして、死体遺棄と強盗致死幇助（ほうじょ）などの罪に問われた解体工、韓　被告（５５）＝韓国籍＝の裁判員裁判の初公判が２５日、大阪地裁で開かれた　韓被告は強盗致死について「幇助はしていない」と無罪を主張　ほかの罪は認めた
◆今回の事件では、昨年８月５～６日、覚醒剤の密売人だった安田　被告（４７）＝強盗致死などの罪で起訴＝らが、同業の男性に暴行を加え死亡させ、現金２０万円が入った財布などを奪ったとされる

大阪・枚方東消防署で火災、放火の可能性　けが人なし（毎日新聞）
◆大阪府の枚方寝屋川消防組合は２５日、枚方市津田北町２の枚方東消防署で、２４日朝に火災があったと発表した。火元となった２階更衣室の署員用ロッカーの内部が焼損したが、けが人はいなかった　原因となるような発火物が見つかっておらず、同消防組合は放火の可能性があるとみて調べている
◆同消防組合によると、２４日午前８時半ごろ、出勤してきた３０代男性署員が入室したところ、２０代男性署員のロッカー（高さ約１８０センチ、幅約３０センチ、奥行き約５０センチ）から、火と煙が漏れているのを見つけた　駆けつけたロッカーの持ち主や他の署員たちがロッカーの鍵を開け、燃えていた衣類やカバン、書類入れなどの火を踏み消した
◆ロッカーには喫煙用のライターが入っていたが、発火した形跡はなかった。ほかに火災を引き起こすような油類やタバコの燃え殻、充電池などもなかった　持ち主の署員は３０分ほど前に施錠し、鍵を近くの靴箱に置いていた　靴箱はふたのないものだった

窃盗容疑で小学講師逮捕＝他人カードで現金引き出し－兵庫県警（時事通信）
◆他人のキャッシュカードで現金約１０万円を引き出したとして、兵庫県警は２５日、窃盗容疑で、岡山市立小学校の常勤講師　理恵容疑者（２９）＝同市南区妹尾＝を逮捕した　逮捕容疑は９日午前８時ごろ、同市北区の商業施設にある銀行の現金自動預払機（ＡＴＭ）で、兵庫県川西市の無職女性（８９）のキャッシュカードを使い、１０万４０００円を引き出した疑い
◆芦屋署によると、女性宅に８日午前、銀行員などを名乗る男から「年号が変わったのでカードの交換が必要だ」などと電話があった　複数の防犯カメラ映像をたどったところ、　容疑者が女性からカードを受け取り、現金を引き出した疑いが浮上したと　　容疑者は移動に新幹線やタクシーを使っており、女性の口座から他に約５０万円を引き出した疑いもある

選挙公約「１０万円給付」の丸亀市長…５万円に減額発表　香川（毎日新聞）◆香川県丸亀市の松永恭二市長は２５日、４月の市長選で公約に掲げた全市民への１０万円給付について、財政事情や新型コロナウイルスの感染対策を考慮し、５万円に減額すると発表した

「東洋一のビルディング」、老朽化で解体へ…かつて昭和天皇も視察（読売新聞）
◆２４日　福岡県大牟田市の三井化学大牟田工場は２４日、市中心部に立つ旧染料工場「Ｊ工場」を解体すると発表した　１９３８年（昭和１３年）の完成当時、４７メートルの高さから「東洋一のビルディング」と呼ばれた建物だが、築約８０年を経て老朽化が進み、大規模地震での倒壊の危険性などを考慮した
◆同社や市によると、Ｊ工場は鉄筋コンクリート７階建てで、延べ床面積約２万２３００平方メートル　ドイツなどの化学工場を視察して建てられた　４５年の空襲被害を免れ、４９年には昭和天皇も視察されたこともあり、市の象徴に

社会通念上で許される範囲超えた「村八分」、元区長らに賠償命令…大分地裁支部（読売新聞）
◆自治区から排除されて「村八分」のような扱いを受けて人権を侵害されたとして、大分県宇佐市の男性（７２）が元区長ら３人と市を相手取り、慰謝料など３３０万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が２５日、大分地裁中津支部であった
◆志賀勝裁判長は「社会通念上許される範囲を超えた『村八分』だった」として、３人に計１４３万円の支払いを命じた　市への請求は棄却した
◆判決によると、自治区は２０１３年、Ｕターン移住した男性が住民票を移していないことを理由に構成員と認めず、広報誌の配布や行事の連絡をしないことなどを決議　３人は男性の加入を拒否するなどし、地域で孤立を強いられる「村八分」の状態が続いたとした

「自分では縛れない方法」ヒモで手足縛られ自宅で死亡、元町議の死因は窒息（読売新聞）
◆熊本市南区城南町東阿高の住宅で、元城南町議の　尊徳さん（７４）が手足を縛られた状態で死亡していた事件で、熊本県警熊本南署は２５日、司法解剖の結果、死因は窒息と発表した　　さんはひものようなもので縛られていたが、捜査関係者によると、自分では縛れない方法だったと


ＳＮＳでの誹謗中傷　抑止目指し団体設立　「この指とめよう」（毎日新聞）
◆ＳＮＳで飛び交う誹謗中傷の抑止を目指す一般社団法人「この指とめよう」が２５日に発足した　代表理事を務めるのはコピーライターの小竹海広さん　ジャーナリストの津田大介さん、相模女子大特任教授の白河桃子さん、ブロガーで作家のはあちゅうさん、若年層を支援するＮＰＯ「Ｄ×Ｐ」理事長の今井紀明さんらがアドバイザーとして参加する

学校死亡事故　発生後の速やかな調査徹底を通知　文科省（毎日新聞）◆文部科学省は２５日、小中学校や高校などの管理下で児童・生徒の死亡事故が起きた場合の対応について、２０１６年に策定した「学校事故対応に関する指針」に基づき、発生後に速やかな調査や検証を行うよう都道府県教育委員会などに通知した

特殊なウイルス使ったがん治療薬、初の実用化…条件付きで承認へ（読売新聞）◆２４日　厚生労働省の薬事・食品衛生審議会の部会は２４日、がん細胞だけで増殖する特殊なウイルスを使った悪性脳腫瘍の治療薬「テセルパツレブ」の条件付き承認を了承した　近く厚労省が承認し、第一三共が製造販売する　ウイルスを使ったがん治療薬の実用化は初めて


夏は気温高め、雨量多めか＝梅雨明けは平年並み予想－気象庁（時事通信）◆気象庁は２５日、夏（６～８月）の３カ月予報を発表した　平均気温は沖縄・奄美地方で平年より高く、北、東、西日本は平年並みか高い　降水量は沖縄・奄美がほぼ平年並みで、北、東、西日本は平年並みか平年より多い

宮城県、火災保険加入に補助　水害・地震補償付きで　全国初（毎日新聞）◆２４日　宮城県の村井嘉浩知事は２４日、水災補償や地震補償付きの火災保険などに新たに加入した世帯に最大４０００円を支給する「水災・地震保険等トライアル補助金」を創設したと発表した　こうした補助事業を自治体が行うのは全国初と

「筋肉アイドル」才木玲佳さん　埼玉・久喜「盛り上げる」親善大使に（毎日新聞）
◆埼玉県久喜市のＰＲ活動などに協力する「くき親善大使」の委嘱式が２５日、同市役所で開かれ、「筋肉アイドル」として活躍するタレントの才木玲佳さんが新たに大使に委嘱された　委嘱式で才木さんは「なじみのある久喜についてさらに学び、久喜を盛り上げる一員として頑張りたい」とあいさつ

「人命救助、ドラマの世界だと」　高校生ら、火災から８４歳救う（毎日新聞）
◆今年３月に民家火災を発見し、８４歳の女性を助け出したとして、山梨県警北杜署は２５日、同県北杜市の県立韮崎高１年、小島優輝さん（１５）と同市のフレンチレストラン経営、清水秀樹さん（５３）に感謝状を贈った
◆式後、「怖いという気持ちよりも、何かできることをと、とっさに体が動いた」と振り返った小島さん　「人命救助なんてドラマの中の世界だと思っていた。まさか自分が立ち会うことになるとは。一人の命を救えてよかった」とはにかみながら喜んだ

「ゴール守る責任感で」　高校生キーパーが高齢者救う　福井（毎日新聞）
◆２４日　高齢女性が道端に倒れているのを発見し、救急車を呼ぶなど人命救助に貢献したとして、福井県警福井署は２４日、県立羽水高校２年、広田遼太朗さん（１６）に感謝状を贈った　同署によると、女性は脳の疾患で倒れていたといい、女性の家族は広田さんの素早い救助に感謝していると
◆高校のサッカー部に所属する広田さんは、５月１日午後４時ごろ、部活動を終えて下校中、約３００メートル先の道端で倒れている８０代女性を発見　駆け寄って話しかけたが、反応が鈍く、１１９番した　その後も救急車が到着するまで、「大丈夫ですか」などと声をかけ続けた
◆サッカー部ではゴールキーパーを務める広田さん　「キーパーとしてゴールを守る責任感を培ったおかげで、とっさに行動できた」と話した

スマホ普及率１００％目指し協定　高知・日高村がＫＤＤＩらと（毎日新聞）◆２４日　デジタル化によって公的サービスの質の向上やコミュニケーションの活性化を目指す「村まるごとデジタル化事業」を推進しようと、高知県日高村は２４日、ＩＴサービス業「チェンジ」（東京都）と通信大手のＫＤＤＩ（同）の２社と連携協定を締結した　今年度中に住民のスマートフォン普及率１００％を目指す