４月１４日 国内社会中心のできごと

「復興と共に前へ」＝犠牲者しのび、遺族ら献花－熊本地震６年で追悼式（時事通信）
◆震度７を観測した熊本地震の前震から６年となる１４日、熊本県庁（熊本市中央区）で犠牲者の追悼式が開かれた　遺族ら３０人が参列し、黙とうや献花で冥福を祈った　冒頭、参列者全員が１分間、黙とう　蒲島郁夫知事は式辞で「安心して暮らすことのできる熊本を築いていくことを誓う」と述べた
◆実家が全壊し、母哲子さん＝当時（７０）＝を亡くした御船町の持田佳征さん（５４）が遺族を代表して追悼の言葉を読み上げた　「復興はまだまだ道半ばですが、故郷熊本の復興と共に、私たち家族もしっかりと前に進んでいきたい」と語った

犠牲者悼む竹灯籠＝益城町の仮設団地－熊本地震６年（時事通信）◆熊本地震から６年を迎えた１４日夜、関連死を含め４５人が亡くなった熊本県益城町の「木山仮設団地」で追悼行事が開かれ、手作りの竹灯籠約５００個に火がともされた　団地内の広場に集まった住民やボランティアら約２０人は地震発生時刻に合わせて黙とうをささげ、犠牲者をしのんだ


台風１号、１５日に小笠原諸島へ＝暴風高波に厳重警戒－気象庁（時事通信）◆大型で非常に強い台風１号は１４日午前、日本の南海上を北上した　１５日朝から昼すぎに小笠原諸島に最も近づく見通し　気象庁は暴風や高波、大雨による土砂災害に厳重な警戒を呼び掛けた

１５日、小笠原に最接近＝台風１号、暴風高波警戒－気象庁（時事通信）◆大型で非常に強い台風１号は１４日夜、小笠原諸島の南西海上を北上した　１５日朝から昼すぎに最接近する見通し　気象庁は暴風や高波、大雨による土砂災害に厳重な警戒を呼び掛けた


国内感染、新たに５万５２９４人＝３県で最多更新－新型コロナ（時事通信）
◆国内では１４日、新たに５万５２９４人の新型コロナウイルス感染が確認された　１日当たりの新規感染者は前週の木曜日と比べ約３００人増加　岩手、福島、長野各県で過去最多を更新した
◆大阪府で１１人、東京都で７人など全国で５２人の死亡も確認された　重症者は前日比１人減の４６７人だった　東京都の新規感染者は８５４０人で、前週木曜日に比べ２１３人減った


がん検診で異常「なし」と誤通知　埼玉の病院、要経過観察も伝達漏れ（毎日新聞）
◆医療法人同愛会熊谷外科病院（埼玉県熊谷市佐谷田）は１３日、記者会見し、同病院で実施した同市の個別がん検診と特定健診で結果の誤記通知や送付漏れの不適正処理があったと発表した
◆同病院によると、検診担当事務職員が２０２２年１月に異動した後、送付遅れが複数あることが発覚　職員が担当したそれまでの４年１カ月間の両検診の内部調査をした
◆その結果、がん検診６５８２件のうち、所見異常が「あり」なのに「なし」と誤記報告を送付したケースが１７件、「あり」なのに送付しなかったケースが１７件あった　「なし」の結果の送付漏れも８２８件あった　特定健診では「受診勧奨」の対象２２件と「要経過観察」の５６件などで結果の伝達漏れがあった

再犯抑止に必要な地域適応　「交流型少年院」設置（産経新聞）◆法務省が神奈川県内に「地域交流型」少年院を新設することが１４日、判明した　その背景には、虐待経験や発達障害に対する周囲の無理解などから社会へ適応しづらい少年らの収容が増える現状にあり、世間とつながることで非行抑止に一定の効果をもたらすことが認知されつつあるため


「サイレン鳴らず安心」ウクライナからの避難女性、吹田市長に面会（毎日新聞）
◆ロシアの侵攻が続くウクライナから政府専用機で日本に避難し、大阪府吹田市に身を寄せるビクトリア・ロマショバさん（３７）と長男のアンドレイさん（１３）が１４日、吹田市役所を訪ね、後藤圭二市長に面会した
◆日本での生活が始まって１週間が過ぎ、「（攻撃を知らせる）サイレンが鳴らないことだけでも落ち着く。息子がやっと安全な状況になり、とても安心だ」と感謝を伝えつつ、祖国に話が及ぶと声を詰まらせた

「交際迫った」女性切りつけ逃走、５５歳男の顔写真公開　大阪府警（産経新聞）
◆大阪市生野区の民家で今月３日、住人の女性（５２）が顔面などを切りつけられる事件があり、大阪府警は１４日、殺人未遂の疑いで指名手配した住所・職業不詳の　容疑者（５５）の顔写真を公開した　女性は約３年前、　容疑者から大阪・ミナミの街中で声をかけられたことで知り合い、事件の１週間前に「交際を迫られたが断った」と説明


グロリオサの球根で食中毒、６０代男性死亡　ヤマイモに似る（毎日新聞）
◆宮崎県は１４日、ヤマイモに似た「グロリオサ」の球根を食べたとみられる同県延岡市の６０代男性が死亡したと発表した　同県衛生管理課によると、男性は６日、家庭菜園で採ったグロリオサの球根をすりおろして食べたとみられ、８日午前、男性宅を訪れた知人が死亡しているのを発見した
◆男性の体内からはグロリオサに含まれる化学物質「コルヒチン」が検出された　グロリオサはユリ科の植物で、球根はヤマイモと間違いやすく、下痢や嘔吐などの症状が出て、臓器の機能不全などで死亡に至ることもある


ＧＷ予約、６割増１３４万席＝東北新幹線も好調－ＪＲ６社（時事通信）
◆ＪＲ旅客６社は１４日、今年のゴールデンウイーク期間（４月２８日～５月８日）の新幹線と在来線の指定席予約状況を公表した。新型コロナウイルス対策の「まん延防止等重点措置」などが解除されたこともあり、１３日時点の予約数は前年同期比６６％増の１３４万席となった
◆予約数は、３月の福島沖を震源とする地震で一部不通となった東北新幹線や、接続する山形、秋田、北海道の各新幹線を除いて集計　ＪＲ東日本によると、全面開通した東北新幹線の予約は１３日から始まり、山形、秋田両新幹線も合わせるとＧＷ期間中、既に約１１万４０００席が埋まった


渡辺明二冠が勝ち、挑戦者決定戦進出　ヒューリック杯棋聖戦（産経新聞）
◆将棋の最年少５冠、藤井聡太棋聖（１９）＝竜王・王位・叡王・王将＝への挑戦権を懸けた第９３期ヒューリック杯棋聖戦決勝トーナメント準決勝、渡辺明二冠（３７）＝名人・棋王＝対久保利明九段（４６）戦が１４日、東京・千駄ケ谷の将棋会館で指され、先手の渡辺二冠が２１１手で勝ち、前期に続いて挑戦者決定戦進出を決めた

囲碁の仲邑二段、初のタイトル戦敗れる　女流名人戦第１局（産経新聞）◆囲碁の第３３期女流名人戦三番勝負の第１局が１４日、東京都千代田区の日本棋院で行われ、藤沢里菜女流名人（２３）が２４８手までで、初の女流タイトル戦に臨んだ中学生棋士、仲邑菫二段（１３）に白番中押し勝ちし、５連覇にあと１勝とした

「目に見える成果挙げる」＝初代サイバー特捜隊長が抱負－警察庁（時事通信）
◆重大な被害を及ぼすサイバー攻撃などに対処するため、警察庁に４月に新設されたサイバー特別捜査隊の初代隊長に就任した佐藤快孝警視正（４３）が１４日、東京都内で報道各社の取材に応じ、「国家の関与が疑われる事案などへの対処を進め、目に見える形で成果を挙げて安全を確保したい」と抱負を語った


病因の糖鎖異常に薬剤＝筋ジストロフィーで開発－愛媛大など（時事通信）
◆筋力が徐々に低下する遺伝性疾患「筋ジストロフィー」のうち、筋肉の細長い細胞（筋繊維）と外側の基底膜をつなぐ糖鎖に異常があるタイプについて、愛媛大や東京大、神戸大などの研究チームは１４日、薬剤を開発して疾患モデルマウスを治療できたと発表した　論文は英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに掲載された

東北新幹線が全線で運転を再開　福島沖地震で脱線、１カ月ぶりの復旧（朝日新聞）◆福島県沖を震源とする最大震度６強の地震で脱線した東北新幹線が１４日朝、最後の不通区間だった福島－仙台間で運転を再開した　地震発生から２９日ぶりに、全線がつながった

世界初の電動タンカー「あさひ」完成式典…ＥＶ１００台分の蓄電池、災害時には病院に給電も（読売新聞）
◆世界初の電動タンカー「あさひ」と給電設備の完成記念式典が１４日、川崎港（川崎市）で開かれた　今後、同港を拠点に、東京湾内で重油などを輸送する
◆給電設備は、東京電力エナジーパートナー（東京都）が開発　１日の運航に必要な電力を、夜間停泊時（約１２時間）に充電する　また、災害時には、あさひから避難所や病院などに電力を供給できるようにする

山王祭で３年ぶり神輿を奉安　大津・日吉大社（毎日新聞）◆湖国三大祭りの一つ、日吉大社（大津市坂本５）の「山王祭」で１４日、最大の神事「例祭」が執り行われ、天台宗（総本山・比叡山延暦寺）の大樹孝啓・天台座主が参拝した　新型コロナウイルスの感染拡大で２０２０、２１両年は神事のみ行ったが、今年は３年ぶりに神輿（みこし）が奉安された

「グリーン水素」　北杜の向上へ供給　山梨県、バルブ大手のキッツに（産経新聞）◆山梨県は１４日、バルブ大手のキッツ（千葉市）と、再生可能エネルギーによる電力を使って生み出した「グリーン水素」を供給することで合意した　キッツは同県北杜市にある長坂工場で、社用の燃料電池自動車や燃料電池フォークリフトに活用していく

和歌山のパンダ「楓浜」１歳、独り立ちの春　　生後５０８日（毎日新聞）🐼◆和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」で１４日、ジャイアントパンダ「楓浜」（雌、１歳）の単独公開が始まった　母親の良浜（２１歳）と別居し、姉たちが暮らす飼育施設に移った　生後５０８日の「独り立ち」となる　１１３０