４月１日 国内社会中心のできごと

国内２６０６人感染＝大阪６１６人、東京も宣言解除後最多の４７５人－新型コロナ（時事通信）
◆国内では１日、新たに２６０６人の新型コロナウイルス感染が確認された　新規感染者が２０００人を超えるのは３日連続　「まん延防止等重点措置」が適用される大阪府では２月末での緊急事態宣言の解除後最多となる６１６人の感染が判明　兵庫（１９９人）、宮城（１３３人）両県は３日連続で１００人を上回った
◆大阪で６００人超の感染が判明したのは１月１６日（６２９人）以来で、過去４番目の多さ　東京都の新規感染者も３月２１日で宣言が解除されて以降最多の４７５人　死者は全国で１８人確認された　重症者は前日比２人減の３８０人


「余震」発表取りやめ＝東日本大震災後１０年で－気象庁（時事通信）
◆気象庁は１日、東日本大震災を引き起こした東北地方太平洋沖地震（マグニチュード＝Ｍ９、最大震度７）の余震域で震度５弱以上の地震が起きた場合、「余震と考えられる」としてきた発表方法を取りやめた　１０年が経過して余震と明確に判断できなくなったほか、もともと日本海溝沿いでは長期的にＭ７～８級の地震が繰り返し起きているため


子どもの死亡、１０人中７人防げた可能性　山梨の検証委が報告書（毎日新聞）
◆３１日　１８歳未満の子どもが死に至った経緯を探り、予防に生かす山梨県チャイルド・デス・レビュー（ＣＤＲ）多機関検証委員会の犬飼岳史座長（山梨大医学部教授）は３月３１日、長崎幸太郎知事に報告書を提出した
◆同委員会は２０２０年４～１２月に起きた県内の１０人の子どもの死亡を検証し、このうち７人について、防げた可能性が「高い」もしくは「あり」と結論づけた

関西の消費額５００億円押し下げ　まん延防止措置で　りそな総研が試算（産経新聞）
◆りそな総合研究所は１日、今回の「蔓延防止等重点措置」により関西２府４県の消費額が５００億円押し下げられるとの試算を明らかにした　最も大きく消費額が減るのは外食・宿泊で、３００億円のマイナス
◆飲食店の営業時間短縮のほか、措置による心理的な影響で旅行自粛が続くことなどが響く　同じく外出自粛などで交通が２５０億円、娯楽・レジャーが１５０億円、下押しされる。衣料品も１００億円減る

松江市の住宅密集地で火災　１０棟以上を焼き、山林にも延焼（毎日新聞）
◆１日午後４時５５分ごろ、松江市島根町加賀の住民から「隣の家が燃えている」と１１９番があった　島根県警松江署などによると、少なくとも民家１０棟以上を焼き、山林にも延焼した　けが人や行方不明者の有無は分かっていない　現場は観光名所の洞窟「加賀の潜戸（くけど）」を巡る遊覧船乗り場「マリンプラザしまね」や加賀漁港の南側にある住宅密集地


理研が「量子コンピュータ研究センター」開設　実用化向け加速（毎日新聞）
◆理化学研究所は１日、複雑な計算を超高速で実行できる量子コンピューターの開発拠点「量子コンピュータ研究センター」を埼玉県和光市の理研内に開設したと発表した　量子技術の研究開発に関する国の指針「量子技術イノベーション戦略」に基づいたもので、開発、実用化に向けた研究を加速させる

「恩給対象外」に救済立法求め集会　元ＢＣ級戦犯の朝鮮半島出身者に（毎日新聞）◆第二次大戦後、「日本人」の軍属としてＢＣ級戦犯とされた朝鮮半島出身者らが恩給など日本政府の援護措置から外れている問題で、超党派の国会議員１１人や市民が１日、特別給付金による救済立法を求める集会を国会内で開いた

無人自動運転で道交法改正検討＝限定地域の移動サービス－有識者報告書・警察庁（時事通信）
◆自動運転に関する警察庁の有識者検討会は１日、限定地域での運転者がいない無人移動サービスについて、安全確保のため事業者らに一定の義務を負わせる内容の報告書をまとめた　政府はサービスの２０２２年度ごろの実現を目指しており、同庁は道交法改正も視野に検討を進める


囲碁の仲邑菫二段、中学初戦は白星　女流本因坊本戦で勝利（産経新聞）
◆囲碁の最年少棋士、仲邑菫二段（１２）が１日、東京都千代田区の日本棋院で行われた第４０期女流本因坊戦の１回戦に出場、吉原由香里六段（４７）に白番７目半勝ちした　今月、中学校に入学する仲邑二段にとって、新年度初対局での勝利に「いいスタートが切れてよかった。（これからも）勝敗に関係なく、いい内容の碁を打っていきたい」と笑顔を見せた

藤井棋聖、初の最優秀棋士賞　ヒューリック杯棋聖戦で升田幸三賞特別賞と名局賞（産経新聞）
◆昨年度に活躍した棋士を表彰する「第４８回将棋大賞」の選考委員会が１日、東京都内で開かれ、史上最年少でタイトル挑戦・獲得を果たした藤井聡太棋聖（１８）＝王位＝が初の最優秀棋士賞に選ばれた　優秀棋士賞は渡辺明三冠（３６）＝名人・棋王・王将＝が受賞した
◆最も優れた対局に贈られる名局賞では、藤井棋聖がタイトル初挑戦を果たした昨年の第９１期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第１局を選出　斬新な戦法を考案した棋士らに贈られる升田幸三賞の特別賞には、同五番勝負第２局で藤井棋聖が指した、妙手の△３一銀が選ばれた


代替わり行事「身に余る光栄」＝新旧侍従長が会見－宮内庁（時事通信）
◆天皇、皇后両陛下を補佐する側近トップの侍従長を１日退任した小田野展丈氏（７３）が同日、宮内庁で記者会見し「お代替わりという歴史的な出来事に東宮大夫、侍従長としてお仕えできたことは身に余る光栄なことだった」と振り返った　侍従長に就任した別所浩郎氏（６８）が会見し、「力の及ぶ限り、誠心誠意務めに尽くしてまいりたい」と抱負を語った


３月気温、最高記録更新＝北、東、西日本で－東京都心、平年差４度超・気象庁（時事通信）
◆気象庁は１日、３月の天候まとめを発表した　平均気温は北日本（北海道と東北）で平年を３．０度、東日本で３．４度、西日本で２．９度、それぞれ上回った　いずれも１９４６年の統計開始以来、３月の最高記録を更新した
◆観測地点別でも３月の最高記録を更新する所が続出し、桜（ソメイヨシノ）の開花や満開が記録的に早い要因になった　東京都千代田区は１２．８度で、平年を４．１度も上回った

福島県庁に「ＴＯＫＩＯ課」設置　連携して県の魅力発信（毎日新聞）◆福島県は１日、人気アイドルグループＴＯＫＩＯと連携して県の魅力を発信する「ＴＯＫＩＯ課」を設置した　ＴＯＫＩＯはテレビ番組で何度も県内を訪れるなど東京電力福島第１原発事故による風評被害の払拭（ふっしょく）に取り組んでおり、県は今後も力強いパートナーとタッグを組むことになった

千葉銀行、成田国際空港会社…新社会人「地域に愛されるよう精進」（産経新聞）
◆新年度の始まりとなった１日、千葉県内の企業でも、新しい仲間を歓迎する行事が行われた　新型コロナウイルスの感染拡大防止に注意を払いながら開催された式典で、はつらつとした姿を見せた新社会人は、仕事への決意を新たにしていた
◆千葉銀行の入行式は、新型コロナ対策として、新入行員２００人を２グループに分けて実施。頭取以外の役員の参加も見送られた　午前１０時から行われた第１グループの式典では、間隔を空けて着席した新入行員１００人が名前を呼ばれ、元気よく返事をした
◆成田国際空港会社（ＮＡＡ）は、成田空港内の本社ビルで入社式を行った　今年の新入社員は事務職９人、技術職１０人の計１９人　新入社員代表の藤村舞輝さん（２４）は、「地域の皆さまから、今よりさらに愛される空港になるよう、新入社員一同精進してまいります」と決意を述べた

東京・足立区で同性カップルとその子の家族関係認める制度（毎日新聞）
◆東京都足立区が自治体としてＬＧＢＴなど性的少数者のカップルの関係を公的に認め、その子どもとの親子関係も認める「パートナーシップ・ファミリーシップ制度」が１日にスタートした
◆ファミリーシップ制度の導入は全国でも珍しく、都内では初　この日、宣誓のために窓口を訪れたカップルは「まだまだカミングアウトしづらい社会。区が関係性を認めてくれて本当にうれしい」と喜びをかみしめた

村上春樹さん「小説は心で書く」＝母校の早大で新入生に祝辞（時事通信）
◆作家の村上春樹さん（７２）が１日、早稲田大（東京都新宿区）で開かれた文学部と文化構想学部の入学式に出席し、新入生約１５００人を前に「小説家という職業は、人の手から手へとたいまつのように受け継がれてきた。皆さんの中に、それを受け継いでくれる人がいたらうれしい」などと祝辞を述べた
◆村上さんは小説家志望の新入生に向け、「心で考えないと良い小説は書けない」と助言　「必要に応じて頭が働き、でも秀才や優等生ではない、というぐらいがちょうどいい。いい頃合いを見つけてください」と

都内中小企業の合同入社式、２年ぶりに開催（産経新聞）
◆東京都内に本社や事業所がある中小企業の合同入社式が１日、東京都中野区の中野サンプラザで開かれ、４５社１５１人の新入社員が参加した　昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となり、２年ぶりの合同入社式となった
◆合同入社式は感染症対策から、中野サンプラザ内の宴会場３カ所で開催　椅子は前後左右の間隔を約５０センチあけて配置したほか、会場内に数カ所消毒液を置いた　また付き添い者は別室でモニター越しで参列した

神奈川県弁護士会の二川新会長「コロナ対応にも力」　就任会見で抱負（産経新聞）◆神奈川県弁護士会の新会長に就任した二川裕之氏（５１）が県弁護士会館（横浜市中区）で記者会見し、「身近で利用しやすい、頼りがいのある弁護士会にしたい」と抱負を述べた　任期は１年　新型コロナウイルスに関連した相談の対応にも力を入れるとした

聖徳太子１４００年遠忌記念　法隆寺で２７年ぶり公開の仏像展示（毎日新聞）◆聖徳太子１４００年遠忌を記念した特別展示「法隆寺の信仰と宝物」が１日、奈良県斑鳩町の法隆寺大宝蔵殿で始まった　２７年ぶりの公開となった文殊菩薩騎獅像（室町時代）など普段公開していない仏像などの宝物を展示している

関西空港運営会社から従業員１５人受け入れ　大阪・泉佐野市（産経新聞）◆新型コロナウイルス感染拡大の影響で関西国際空港の国際線旅客が激減しているのを受け、運営会社の関西エアポートのグループ会社から従業員１５人を１年間受け入れる大阪府泉佐野市が１日、従業員の「配置式」を市役所で行った