おモヨちゃん結婚する

おらが村の人気NO１は何たっておモヨちゃん、
今日はお婿さん候補の写真がドッサリ持ち込まれました
おモヨちゃんの目がキョロキョロです

そこに割り込んだのが愛ネコの「ロック」でございます。



「きゃーーーー」おモヨちゃん失神するぞ


写真の中におモヨちゃんが密かに想う「清さん」の写真もありました
相思相愛のカップル誕生とんとん拍子で話が進み、、今日は晴れの結婚式でございます
結婚式には村の若い衆が押し寄せて式場の座敷を覗くのが村の風習なのでした、覗きの若い衆が多くて障子に穴が沢山空くほどこの結婚式は祝福されて人気が有る証拠という事でございます。
だけど人が混み過ぎた為障子が倒れて若者が座敷になだれ込んだから驚きです、これはイササカやり過ぎでございましょう仲人さんも渋い顔でした

釣ったヤマメを夫婦で取り合い、セリにかける

おとーが苦労して釣ったヤマメが一匹だけだったのがもめる原因でござんす
おっかーはヤマメを食ったことが無いので「食いてー」と駄々をこねたのでした
おとーが「５０円なら売る」という
おっかーは「１０円で売れ」という
お互いが譲れぬ意地との意地のぶつかりなのでございます
たかが１０円されど１０円、、ああーマンネリ夫婦、ネコも呆れる風景でござんす

畦道でおもよちゃんに出会うの図

畦道で薪を背負ったおモヨちゃんとすれ違った
「こんちゃ」「おはようごぜーます」
おモヨちゃんが深々と腰をかがめてご挨拶
すれ違いざまおモヨちゃんの背中の薪が俺の腰を直撃
「あれーー」と叫んだのはおモヨちゃん
俺は田圃のなかに尻もちを付いて居たのでごぜーます
おモヨちゃんは慌てふためき「すまねーすまねー」と恐縮
濡れた着物を丁寧に拭いてくれたのでございます
少し無様では有りましたが、すっかりおモヨちゃんの優しさに癒された日でございます。

漫画・おらが村・ママに新米献上

昭和２０年１１月吉日
おとぉと六べぇは一張羅の洋服を着て町の居酒屋のママに逢いにいったのです
手土産はかねてから約束の新米三升なのでした
当時は白いダイヤと言われた貴重なお米でございました。
飲み屋のママはもう喜んで感謝感激でございました
ママは白い手をおとぉと六べぇに握らせてあげました。

漫画・昭和初め・おらが村

以前描いた漫画の再利用です。
勝手に載せて楽しんでます。