禅と薔薇

高島市 曹洞宗 保寿院 禅の話と寺族の薔薇のブログ

松無古今色

2016年01月14日 | 小さな法話

 松飾りを飾り終えるのは、松の内や小正月、二十日正月と、地域などにより様々なようです。

 松は、季節に関わらず常に翠を保つ変わらなさから、不変の象徴のようにとらえられます。右往左往しない心を示している様です。

 実際には、古葉若葉の替えはあり、常に移り変わっているともいえます。諸行無常を表しているともいえます。

 不変と変化のとりちがえをしないよう、心がけたいものです。