禅と薔薇

高島市 曹洞宗 保寿院 禅の話と寺族の薔薇のブログ

2014年12月05日 | 小さな法話
仏壇やお葬式のお供えの花は、菊の花が多いようです。

広島市平和記念公園において、天皇、皇后両陛下が原爆死没者慰霊碑に供花されたのも白菊でした。
お供えに菊が用いられるのは、菊が皇室の紋であり、格調の高さを示しており、特に白は色の格が一番高いと言われていることから、お供えするのに適しているといわれます。また、菊の花の香りが、お香の香りににているのでお供えするという方もあります。
平安時代から長く親しまれてきた菊の花は長持ちし、また散るときも花びらがあまり散らないためまわりがきれいなことから、仏花としても好まれたのだと思われます。
お供えは菊でなければならないことはありません。
しかし、お葬式などでは大量の花が用いられることがあり、用意できる量と金額の都合などで菊が用いられることが多くなったようです。


きょうの薔薇は、アイルランド民謡 庭の千草 のもととなった薔薇だそうです。名前はわかりません。



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