クリアファイルのその中は

何気ない毎日は、何気なく良い。

オ下品な言葉でも吐いた方がスッキリ忘れられる

2012-07-25 23:49:52 | 日記
日常生活の中で、眉をひそめる行動をする人を見かけることはよくある。

電車でコンビニ弁当を食べる人、
平気で割り込む人、
イオンのコンセントで充電している子、
ジュースを飲みながら本屋で立ち読み・・・などなど

そんなシーンを見かける度に思う。
≪みっともないなぁ≫

怒りの感情よりは呆れることの方が多いかもしれない。


でも、今日は久しぶりに思ったのだ。

「なに?あのクソジジィ!!!」


夕飯の買い物時はけっこうレジが混むものだ。
私も3人ほど並んでいるレジにつき自分の順番を待っていた。
前の人がカゴの他に別会計と思われる商品を手に持っていたので、少し間を空けて並んでいた。

そこへ、一人のおじいさん。
手に飲み物とパンだけ持って私の前にスッと入ってきた。

「あのぉ・・」と言う前に私の存在に気が付き、列から離れられた。

が・・・私を横切る瞬間、突然大声で

「みんなして買うな。混むだろ!!」

と叫んだのだ。

「はぁ???」とは思ったのだが、世の中変な人は多い。
ま、いっか。
いや~な気持ちにはなったが、まだこの段階で彼は「クソ」でも「ジジィ」でもなかった。


彼はあちこち詮索して早く進みそうなレジを発見し並んだ。
私の列から3列ほど離れたところで、けっこう早く彼の番に回った。

私より後から来たが、私より早く会計を済ませた。

すると彼は私の方をジッと見て、目が合うと物凄く得意げにニヤリと笑いレジ袋をひょいと持ち上げた。
まるで「ざまぁみろ」とでも言っているかのようだった。

彼は勝手に私に敵対心を抱き、勝手に勝負をけしかけ(私は乗っていないが)、勝手に勝利に酔いしれた。

そして瞬間的によぎったのだ。
この年になって使うとは思わなかった言葉。

≪なに?あのクソジジィ!!!≫

いったん思うと、急にムカムカしてくる。
列に割り込まれたこと、おかしなイチャモンの言葉。
「なに?このひと?」から「なに?このクソジジィ」に変わるのだ。


とはいえ、今、こうして日記を書く頃には、さっきの爆発的嫌悪感も消えている。
≪クソ≫まで付いた≪ジジィ≫の顔もすでに忘れている。

そう考えると些細な出来事だった。