小さい頃、両親は夜遅くまで共働きで、私と姉は祖父母と留守番だった。
夜中に起きていても文句を言う者もいない。
深夜番組は見放題だった。
ある夜、姉と二人で吸血鬼の映画を観た。
モノクロのおどろおどろしい画像と音響に怯え、あの頃からホラーが苦手だ。
姉はと言えば、吸血鬼だろうが狼男だろうがキャッキャと
「バカみた~い」
と笑いながら観ていて、私が怖がるのも面白がっていた。
小さい頃に植えつけられた恐怖心は、いわゆるトラウマになって残る。
私にとって吸血鬼はまさに恐怖の中の恐怖なのだ。
なのに最近の映画と言いアメリカドラマといい、やたらと吸血鬼ものが多い。
しかも悔しい事に面白そうだ。
観たい。
怖い。
観たい。
怖い。
吸血鬼を美しく描こうが、
永遠の命ゆえの悲劇を表現しようが、
ヤツは怖ろしいモンスターなのだ。
とは言うものの、今まで何度か我慢して吸血鬼物を観たことがある。
その夜からしばらくはニンニクと十字架が枕元にある。
(迷信でもいい。とにかくお守りが無いと怖いんである)
今日は頼みのニンニクが無い。
「バンパイア・ダイアリー」は観るのをやめておこうっと。
夜中に起きていても文句を言う者もいない。
深夜番組は見放題だった。
ある夜、姉と二人で吸血鬼の映画を観た。
モノクロのおどろおどろしい画像と音響に怯え、あの頃からホラーが苦手だ。
姉はと言えば、吸血鬼だろうが狼男だろうがキャッキャと
「バカみた~い」
と笑いながら観ていて、私が怖がるのも面白がっていた。
小さい頃に植えつけられた恐怖心は、いわゆるトラウマになって残る。
私にとって吸血鬼はまさに恐怖の中の恐怖なのだ。
なのに最近の映画と言いアメリカドラマといい、やたらと吸血鬼ものが多い。
しかも悔しい事に面白そうだ。
観たい。
怖い。
観たい。
怖い。
吸血鬼を美しく描こうが、
永遠の命ゆえの悲劇を表現しようが、
ヤツは怖ろしいモンスターなのだ。
とは言うものの、今まで何度か我慢して吸血鬼物を観たことがある。
その夜からしばらくはニンニクと十字架が枕元にある。
(迷信でもいい。とにかくお守りが無いと怖いんである)
今日は頼みのニンニクが無い。
「バンパイア・ダイアリー」は観るのをやめておこうっと。