今年のお正月、広島県立美術館で開催された、『ポーランドの至宝展』に行ってきました。
鳴り物入りのレンブラントの絵が2枚、暗がりの中にかかっていたけど、
わたしが気になったのは、
1枚の絵と、ポーランドが世界に輩出した偉人3人についての展示でした。
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気になった絵というのは、『占い師』と題名のついたA4一枚程度の小さな絵。
下町の路地に、貴婦人の女性が、年取った老婆と思われる占い師に手のひらを差し出している。
貴婦人のそばに、お付の人たちが数人。
家の影や、路地のこちら側から、下町の住民たちが珍しそうに眺めている。
貴婦人が、わざわざ汚い路地裏まで馬車で来ている、というのも奇妙である。
それほど切羽つまった状況だったのか。
あの当時、上流階級の人と話ができる庶民といえば、占い師しかいなかったのだろう。
宮廷にはお抱え占い師がいて、フランス宮廷に召抱えられていたル・ノルマン夫人が、
あまりにも占いを的中させすぎたために3度も投獄されたのは有名な話。
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ポーランドが生んだ、世界に名だたる偉人といえば、
コペルニクス、
ショパン、
キュリー夫人。
オーストリアやドイツ、ロシアから領土を脅かされていたポーランドが生んだものは、
科学と音楽という、人類の歴史を変えまた人々に喜びと慰めを与え、世界の共有財産となったものだった。
人の心をうつ音楽を多く生み出したショパン。
コペルニクスは地動説を唱え、
キュリー夫人は放射能の研究をした。
音楽の調べ、芸術は金星の働き。
占い師、天文学、発明、発見は天王星が司る。
かつて、金星は天王星の外側から来た、という説があるが、
何か喜びをもたらすもの、ハプニングをもたらすもの、
世界の人から共有財産として受けいられるものは、
金星、天王星が支配している事柄なのかもしれないなあ、
と思ったのでした。
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