2013年5月15日(水)のよく晴れた日に、
厳島神社の神事、御島めぐりに行ってきました。
本来、厳島神社の氏子しか参加できないのですが、
宮島弥山倶楽部のお世話をされている、写真家の藤原隆雄さんのご縁で
参加させていただくことができました。
2013年 宮島 御島めぐり
この神事は、厳島神社のご祭神、市杵島姫命たち3女神が、居所を定める際に、
烏(からす)が先導して宮島を一周されたという故事に基づいています。
神職さんの乗る、御師(おし)の船を先頭に、
小型船、フェリーに分かれて宮島(全長31㎞)を一周し、
7つの浦々に鎮座する9つの神社に参拝します。
御島めぐりの半ば過ぎた、養父崎(やぶさき)神社の沖合で、
一番大切な神事、
「御烏喰式(おとぐいしき)」があります。
御烏喰式は、御島めぐりの中で最も重要な神事で、
神様のお使いである神烏(ごがらす)に、お団子を奉る儀式です。
海の上にしとぎ(板)を浮かべ、神幣とお団子をお供えします。
神職さんが祝詞を上げ、雅楽を奏上しながら
神烏(ごからす)がおいでになるのを待ちます。
今年は、1羽の神烏が現れ、お団子を持っていかれました。
御烏の写真は、写真家 藤原隆雄さんからいただきました。
御烏喰式には毎年神烏が現れるわけでもなく、
全然現れない年もあれば、
数年前は、2羽の神烏が、6つあるお供えのお団子を
15分くらいですべて持っていかれたとのこと。
参加者のなかに穢れのある人がいれば、神烏はお出ましにならないそうです。
御烏喰式が無事終わり、その後、須屋浦に上陸。
須屋浦神社にお参りし、
神事の成功をご報告、お神酒をいただき、神烏さまの神幣をお分けいただきました。
お神酒をいただいた杯には、厳島神社の御紋が入っています。
よくよく見ると、3つの亀甲に描かれている花がそれぞれ違います。
御振舞の昼食は、豪華な折詰弁当。
海老(長生き)、ブリの照り焼き(立身出世)、豆ご飯(健康)、紅白の蒲鉾(めでたい)、コブ巻き(喜ぶ)、
ビワのシロップ煮(市杵島姫命の楽器)が入った、豪勢なお弁当でした。
ワラビの酢の物、しいたけや筍、がんもどきの煮つけの意味が分かる方、
教えてくださいませm(__)m
氏子会のお世話をしてくださった木村さん、藤原隆雄さんに感謝m(__)m
本当に、思い出に残る神事でした。
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