ひところ、11月には毎年のようにフランスへ出張していたが、上旬に出発して中旬に帰国するパターンがほとんどであった。滞在は約一週間。帰国前になると、夜に定宿としていたホテルの近辺をウロウロ散策するのが好きだった。パリ6区サンジェルマン界隈は上品で、街並みが綺麗で治安も良く、夜の散策にはうってつけだったのだ。
ビュッシ通りは夜遅くまで賑わっている。
少し路地に入るとこんな感じで、昔の映画の舞台にいるような感覚だ。
日本と違って、時代背景のセッティングをしなくても映画やドラマの撮影ができそうだ。ここはフュルステン広場という場所だが、パリの真ん中で、まだそんなに遅い時間でもないのにこんなに閑静な場所があるのだ。
たまには地下鉄に乗って別の場所へ移動。路線にもよるが、遅くなると空いている。
ここはレピュブリック広場。こういう下町的なところへ来ると、飲食店が多いこともあって人も多い。
やっぱりサンジェルマン界隈の方が落ち着いていて好きだ。
フランスへ仕事で行く時はまずエールフランスだった。個人的にも何度か日本航空を使ったことがあるが(一度は仏検1級で獲得したJALのエグゼクティブクラス)、ほとんどエールフランスしか乗ったことがない。
たまたま運よく、フランスから帰国する時に二度エアバス380に当たったことがある。私はそういう予備知識なしに乗ったのだが、初めて乗った時は、動くホテルのような印象を受けた。
しかもプレミアムエコノミーと一度はアップグレードでビジネスに乗ったので余計そう感じたのかも知れない。エアバス380のビジネスなら、一昔前のファーストに匹敵するのではないだろうか?
写真はエアバスA380のプレミアムエコノミークラス(上)、エコノミークラス(下)。
プレミアムエコノミーの機内食。
新型コロナはヨーロッパ、特にフランス、英国、ドイツ、イタリアで猛威を振るった、とされていた(実は死者は全て水増しで、コロナで死んだ人など一人もいない)。
コロナワクチン接種もヨーロッパで先行し、フランスなどでは昨年の今頃、ワクチンが“猛威”を振るっていたし、今年4月の大統領選挙前までワクチンパスポートなるものまで適用されていた。しかしヨーロッパ人は賢い。英国などこれ以上国民を騙すのは難しいと悟り、さっさとコロナに終止符を打ってしまった。
フランスはオマクロン大統領がファイザーと癒着していることもあり、ワクチンパスポートを再度実施するつもりだったが、下院総選挙で大敗したため、それどころではなくなってしまった。
日本はヨーロッパより遅れてワクチン接種が始まったが、その遅れを取り戻そうとしてか、何と5回目の接種まで始めているという有様だ。ここまで日本人は馬鹿なのか。歴史は繰り返すと言うが、日本が欧米に後れを取っているという状態は、永遠に変わらなさそうで、欧米ではとっくに終わったことをいつまでも続けそうだ。