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グルメとペットの絵のブログ

昭和の漫画ジャイアント台風

風が冷たくて寒い。マスゴミに言わせると“過去最強”の寒波だそうだ。私は京都生まれ京都育ちだが、小学生の頃、日中の最高気温が3~4度程度なのは普通だったし、雪もよく降って積もったものだ。それに比べて今日の寒さが“過去最強”(笑)??

“過去最強”、“過去最大”、“過去最高”はマスゴミが好んで毎日のように使う言葉であり、今年もインフルエンザは過去最強だったし、春になると過去最強の花粉が飛ぶそうだ。コロナの時は毎日過去最高の感染者数だった(笑)。

今日の一枚は、昭和の漫画ジャイアント台風。

さて今日の本題。私が小学生3~4年の頃、プロレスが大人気で、そのプロレスブームに乗って「タイガーマスク」が一世を風靡したが、これと同じ時期、「ジャイアント台風」なる漫画があったのをご存知だろうか?ジャイアント馬場の伝記のような作品で、「タイガーマスク」と同じ辻なおき、梶原一騎(本名 高森朝雄)コンビの漫画で、ジャイアント馬場のアメリカにおける修業時代を漫画にしており、一応実話に基づいている作品である。タイガーマスクにもジャイアント馬場は登場するが、このジャイアント台風とも相まって、ジャイアント馬場の人気が一気に上昇した時期でもあった。
 

しかしこのジャイアント台風だが、全てが実話というわけではなく、面白おかしく脚色されている。少年時代にこれを読んでいると、全てが実話のように思われたもので、実際恥ずかしながら、つい最近まで私はこの内容を現実のものと信じていた。実在の登場人物と架空の登場人物の区別が難しく、今のようにネットも何もなかったので、当時は調べるのも難しかった。
 
ジャイアント馬場がアメリカで対戦するレスラーの中でも、アントニオ・ロッカとミスターМ(ビル・ミラー)は特に冷酷非道な悪魔として描かれている。アントニオ・ロッカは、観客のリメンバー・パールハーバーの大合唱に応じて日本の柔道家である谷五段をバックブリーカーで殺害する。
 
 
ミスターМ(ビル・ミラー)は、他のレスラーの試合中に乱入して、逃げ出したロイ・マクラリティを追いかけ、金門橋で叩きのめして橋から投げ落とす。さも本当にあったような事件として描かれているのだが、実際にはこれら全て梶原一騎の作り話だそうだ。
 

これって、アントニオ・ロッカやビル・ミラーに事前許可を得ているのだろうか?ロッカはその後、来日もしているが、この漫画のこと知っているのだろうか(笑)。勿論、漫画なのでそれなりの脚色は必要だろうが、何と言っても実在のそれも超一流のプロレスラー達である。ミスターМに金門橋から投げられるロイ・マクラリティも実在の人物だ。

また日本でもお馴染みの鉄の爪フリッツ・フォン・エリックも悪者で登場し、なぜか西部テキサスでブル・カーリーと銀仮面トルベリノ・ブロンコという2人のレスラーを子分として従え、路上で馬場と乱闘する。実際には馬場とエリックとは、エリックが日本プロレスで来日した時が初対面だったそうだ(笑)。またブル・カーリーがエリックの子分だったことなどなく、ブロンコに至っては実在するレスラーかどうかも疑わしい。

今の時代なら訴訟問題ではなかろうか(笑)。

ちなみにタイガーマスクにも実在のプロレスラーが実名で登場する。ただテレビのアニメではさすがに少し名前が変えてある。例えば、ターザン・タイラー⇒ターザン・メイラー、フレッド・ブラッシー⇒フレッド・ブランチ―、ボボ・ブラジル⇒ポポ・アフリカなどなど。

漫画やアニメに実在の人物が登場することは、特にスポーツものであればよくあることだ。しかしここまで極端なのはあまり例がないと思う。過去最大の脚色ではないか(笑)?まあともあれ、漫画として読むには非常に面白い作品である。

 

行雲流水の如くに

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