今日の一枚は、神戸三宮にある二宮市場のなかにある魚屋の猫ちゃん。
デブ猫で、可愛い丸顔なのだが、写真を撮るのが難しく、この角度になってしまった。魚屋なので、魚を沢山食べているのですか、と尋ねると、いいえこの子は魚は食べないんですよ、と言うことだった(笑)。
三ノ宮のJR及び阪急の高架線のすぐ北側に二宮筋商店街という古~い通りがある。
その中に二宮市場というこれまた古~い通りがある。ほとんどの店にはシャッターが下りており、営業しているのは魚屋と乾物屋、お茶屋など4~5軒しかない。
上の写真、少し灯りが見えるところが魚屋だ。再開発でこういう味のある昔ながらの商店街が姿を消して行くのは誠に残念だ。以前は和菓子屋が二軒あったのだが、それもなくなってしまった。新しいものを作るよりも、古いものを再生しようという考え方が日本人にはないのだろうか?ヨーロッパ各国ではあれだけ古いものが未だに残っているのに対し、日本で古いものと言えば神社仏閣などの観光資源でしかない。
新しいものを作る方が技術も要らないのであろう。つまり日本人は考え方のみならず、技術面でも欧州に劣っているということになる。
フランスの思い出
今日のフランスの思い出は4年前の出張だ。ちょうど4年前の今日、トゥールーズからパリへ戻って来たのだった。パリからトゥールーズへ行くと言うと、フランス人は口を揃えて飛行機を使えと言う。しかし空港まで行くだけでも時間がかかるし、待ち時間も長い。その点、鉄道なら時間はかかっても、余計な無駄時間を過ごす必要はない。しかも出発駅がモンパルナス駅なので、私の定宿から近かった。
始発の6h52発のTGVに乗れば、乗り換えなしでトゥールーズまで4時間だ。
オール二階建て。しかもTVGは日本の新幹線より遥かに安い。パリ-トゥールーズ間は約680km。早割(と言っても2週間ぐらい前)とは言え、グリーン車往復で177€だ。日本円にすると25000円ぐらいかな。今は円安なので、この4年前であれば20000円弱であったろう。新幹線の料金がいかに異常に高いかがわかる。
途中、ボルドー当たりの車窓。快晴で気持ちの良い天気。
ガロンヌ河。これだけ幅広い川は日本にはあるまい。
トゥールーズ旧市街と市庁舎。
公園にはわんちゃん用の衛生用品まで備え付けられている。
この日、昼間は24度まで気温が上がって暑いほどだったが、夜になると一気に冷え込み冬のごとく寒くなった。
翌朝、始発のTGVでパリへ戻った。そして買っておいていたヤギのミルクを飲んだ。私は牛乳は嫌いだが、ヤギのミルクは好きだ。
トゥールーズは航空機産業のメッカで、エアバスの生産工場があることで有名。まあそれもあって、皆さん飛行機を使えと言うのかも知れない。
たまたまではあるが、先週東京でアテンドしたペット用虫除け委用品のAB7サンテ社もトゥールーズに拠点を置く。南仏は天気も良いし、湿度も低く快適そのものだ。また是非行きたいものだ。