京都の猛暑は有名だが、私はそれでも夏の京都が一番好きだ。いくら暑くても何となく風情を感じさせるのが京の夏である。しかし今この時期ならまだ十分に歩いて街並みを満喫できる。おススメは建仁寺界隈。祇園の近くで、四条河原町から歩いてもすぐ行けるし清水寺も近い。
建仁寺は京都五山の第三位を占める寺でもあり、訪れる価値は十分にある。
しかし私はそれよりも、建仁寺の裏の松原通にある六道珍皇寺が好きだ。小さな寺院だが、この界隈はかつて地獄に最も近いとされた。六道珍皇寺には閻魔大王の像と小野篁の像が安置してある。
小野篁は昼は天皇、夜は地獄で閻魔大王に仕えたとされる人物。毎晩、この六道珍皇寺の境内にある井戸を通って地獄へ通ったという伝説がある。
普段は扉が閉まっていて覗き見しかできない閻魔大王と小野篁の像だが、たまに公開されることがある。これはその時に撮った写真。
全くの余談であるが、六道珍皇寺の少し東にあるのが「力餅食堂」だ。昔ながらの定食屋だが、前にも書いた通り、ここの大福餅はどこの和菓子屋のものよりも美味しい。掌ぐらいの大きさで200円!
2個一度に食べるのは少々キツイかも知れない(笑)。
四条大橋を渡って河原町・烏丸方面へ向かう。
鴨川の土手の手すりにカラスが一匹とまっていて、近づいても逃げず可愛かった。カラスは嫌われることが多いが、下鴨神社では神の使いとされており、烏柄のお守りまであるほど。
この時期に京都へ来れば外せないのが「大極殿本舗」の琥珀流しだ。
6月は梅酒、7月はミント、8月は冷やしアメと夏の琥珀流しが最も美味しい。
上品なお味で、口に入れるとスッと溶けてなくなる。ミニわらび餅とのセットがおススメ。
京都で最も有名なお菓子が八つ橋だが、メーカーが沢山あって、どれが良いのかわからないだろう。最も買う人達はメーカーが複数あることなど知らないかも知れない。私のおススメは「西尾八つ橋」だ。一番古いメーカーとされていて、とにかくいくらでも試食させてくれる。
祇園北店(その前は新京極店)には最近まで昔からの顔なじみの方がいらっしゃった。80代後半ながら毎日陣頭に立ってきびきびと若いアルバイトの子達を叱咤されていたのだが、このところ見かけないので訊いてみたところ、2年ほど前に亡くなったとのことだった。
“新型コロナ開催中”にも何度か会ったのだが、結局コロナを口実にした営業時間の短縮や店舗の休業により生活のペースが乱れておかしくなってしまわれたらしい。忙しいながらも、毎日決まった時間に仕事をされていた時は良い意味での緊張感やストレスががあったのだ。
あるいは“あれ”を接種されていたかも知れない。残念な限りである。これも間接的なコロナ犠牲者と言える。コロナで死んだ人は一人もいないのに、注射やその他の間接的な原因で沢山の犠牲者が出ている。この方の場合はコロナを理由にした感染対策の犠牲者である。
https://blog.goo.ne.jp/pocknsan/e/3395a6d77d568ee9a36a2544f6b54f47
ワクチンもそうだが、愚にも付かぬ感染対策のせいでどれだけ多くの人が迷惑を被ったことであろうか。何よりも間違っていた感染対策の検証を早急にすべきである。それをしないがために、いつまで経ってもマスクを外さない馬鹿が一定数いるが、これからの時期、マスクした面を見るだけも気分が悪くなる。
話を本題に戻すが、伝統的な八つ橋は瓦のような形をした薄い焼き菓子である。しかし“おたべ”の名前で流行したあんこ入りの生八つ橋が最も有名で、八つ橋といえばこのお菓子を連想する人が多い。しかし一番美味しいのはあんこの入っていない生八つ橋である。この大きさ、ずっしりと入って300円は安い。
あんこの好きな人には、こちらの“おまん”がおススメ。団子のような形をした八つ橋である。
前にもご紹介したが、新京極には「ロンドン焼き」がある。
一個からでも買えるので、食べ歩きに最適。中に白あんが入っている。前は一個50円だったが、今は60円かな?
錦市場にある和雑貨の「かざり錦」でスイカ柄の和手拭いを調達。毎年夏になると剣道の稽古にはスイカの手拭いを使うのだが、今使っているのはもう相当年季が入っているので新調した次第だ。
京都とは関係ないが、今スイカがまだ高いため、稽古の後の水分補給用にスカジュースをKALDYで購入。
なかなか美味しかったので箱買いした。本当に甘い熟したスイカの汁を吸っている感じだ。
スイカがもう少し安く出回るまで、これで水分補給だ!
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