2019年の邦画。ラブコメディ。
大泉洋さんが出ている映画を初めて観ました。
昭和23年と、2年後の昭和25年が舞台。
正直建物がセットだってわかるほどチープだし、
映画の内容や展開もチープだった。
ホントに気楽に観られました。
田島周二は愛人が3人いて、愛人たちと別れるために
男勝りな永井キヌ子に妻を演じてくれないかと頼み込む。
キヌ子を演じた小池栄子さんがハマり役だった。
ダミ声を終始出し続けるのは大変だったんじゃないかな。喉を使うし。
周二を投げ飛ばしたり、担いだりと力持ち。
よくぞ周二に襲われても、再び周二を助ける気になったなあと。
周二の愛人は三者三様で、皆さん美人。
周二は文芸雑誌の編集長でお金に余裕があり、家族に仕送りをしていた。
そして愛人たちにも優しかった。
でも別れられずにズルズルしていたのが運の尽き。
まさか周二の妻の静江が周二と離婚し、
作家の漆山連行と結ばれるとは。
周二は自分のことは棚に上げて、静江と漆山に裏切られ、
娘の幸子に会わせてもらえなくなったというのが
何よりもショックだったのだろう。
周二はお金をばらまいた後強盗に襲われるのだが、
周二ではなく強盗が死んだのはよくわからなかった。
占い師さんの言う通りにしておけば、
襲われることはなかったのに/(´o`)\
周二の三回忌に周二について語る会が開かれて、
元妻や元愛人たち、キヌ子が集まり和気藹々。
周治の部下の清川は大金持ちになり、キヌ子に猛アピール。
でも絹子は、周二が亡くなった時に
全財産を使い果たしてお墓を立てるのだから、
いつの間にか周二のことを愛していたのね。
周二が生きていたことにビックリした!
記憶喪失状態で採石場で働いていたのだった。
ラストシーンは涙が滲みました。
演技派の出演者ばかりで、安定感のある映画でした。