「脱原発」を唱える小泉元首相に一言
こうの一郎氏 ブログ転載
http://ameblo.jp/konoichiro/entry-11658789909.html
2013-10-30
【イスタンブール時事】トルコの黒海沿岸シノップに原発4基を建設する
計画をめぐり、日本・フランスの企業連合とトルコ政府は29日、商業契約
の交渉を終了し、実質的に合意した。今後、トルコ国会の承認を経て正式
に契約を締結する。(時事通信)
原子力発電技術世界一の日本としては、いいニュースです。
福島原発事故があっても、日本の技術は世界でも高く評価されています。
また、安倍首相になってから、9カ国で日本の原子力技術の協力を求めら
れています。
世界の原発の炉心の8割は日本製鋼所がかかわっています。
気になるのが、自民党だった小泉元首相の発言です。今朝の産経新聞
では「小泉氏と社民『脱原発』一致」と題し、社民党吉田党首と又市幹事長
に挟まれた小泉氏の写真が掲載されていました。
小泉氏の主張は「もう日本では原発は無理だ。世論を変えることで政府は
脱原発に向けた政治決断ができる。主張を続けていきた」
「それぞれの政党が努力すべきだ」
今、世界の主要国は原発推進です。世界中で432基の原発が稼動し、
70基が建設中、国際エネルギー機関(IAEA)によると、2035年
には4兆3660億キロワットの発電量となり、1990年の2倍に
なると予想されています。
各国の建設予定(現状→2030年)
アメリカ100→127、ロシア39→89、英国16→29、フランス58→61、
カナダ19→24、インド20→84、ベトナム0→10、韓国23→30、
そして中国17→224
脱原発を進めるドイツでは、再生可能エネルギー導入のために、
今年の家庭電気料は1990年の2倍になりました。
日本も火力発電に伴う燃料費が3.6兆円増となります。
各電力会社も電気料値上げが進んでいます。
エネルギー自給率4%の日本、今の段階ではコスト・発電量を
含め原子力発電に変わるエネルギーはありません。
しかも、世界情勢、特に中東が不安定です。
もし、中東で戦争が起き、石油の輸入ががストップしたら
どうするのでしょうか。
小泉元首相は本当に日本のエネルギー問題を考えて
言っているのでしょうか。
原発を止めた後の具体策があるのでしょうか。
ただ止めることだけを主張している気がします。
本当に日本のことを考えているとは思えない元首相の発言です。
小泉進次郎氏の援護射撃で、脱原発で言っているなら言語道断です。
福島原発事故の教訓を活かし、更なる安全な原子力発電を作り、
世界に貢献できる日本になるべきです。
日本、世界のために安倍首相には自信を持って
原発再稼動を進めていただきたい。
。