海江田経財相「まだできる」 日銀に追加緩和期待感示す
海江田万里経済財政担当
海江田万里経済財政担当相は27日、就任後初めて産経新聞などのインタビューに応じ、日銀の金融政策について「まだできることはあると思っている」と述べ、日銀が一段の金融緩和策を実施することに期待感を示した。また、国債買い取りの限度を日銀券発行の範囲に収める「日銀券ルール」についても「よく話をしないといけない」と述べ、撤廃検討に前向きな考えを示した。
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9月27日 22時27分NHKニュース海江田経済財政担当大臣は、NHKなど報道各社のインタビューに対し、このところの円高傾向が日本経済の下ぶれ要因になっているとして、日銀が追加の金融緩和策を行うことに期待感を示しました。
この中で海江田経済財政担当大臣は「最近は円高が日本経済の下ぶれリスクとして指摘されている。財務省と日銀が連携を取りながら、円高に歯止めをかけるため、適宜適切に市場介入を行っているが、そのほかにできることがないか、それぞれが検討した方がよい。日銀もその中の1つだ」と述べ、日銀が追加の金融緩和策を行うことに期待感を示しました。また、海江田大臣は、国の財源を確保するための手段の1つとして、利子をつけない代わりに相続税などを軽減するいわゆる「無利子国債」や、国の資産の証券化について、内閣府の中に勉強会を設ける考えを明らかにしました。