理想国家日本の条件 自立国家日本 日本の誇りを取り戻そう! 桜 咲久也

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世界と日本の危機を伝える・・

「平和」と向き合う

2012年08月22日 00時00分00秒 | リバティ 学園 幸福実現党 関連  

「平和」と向き合う

                   

2012年08月21日(火)

木下まこと氏 ブログ転載

 
 最近の尖閣諸島をめぐっては日中の「上陸合戦」ともいえるような
動きが激化してきました。尖閣諸島は明確にわが国固有の領土であり、
中国政府として尖閣諸島が日本の領土であると認めていた公文書も
現に存在します。ところが、周辺の海底に油田がある可能性が指摘
されてから後、途端に態度を変えて「尖閣諸島は中国のものだ」と
主張し始めました。

 しかし、テレビ等ではこうした歴史的経緯の説明はほとんど見ら
れず、ニュースの題材として「出来事」のみを報道しますので、
視聴者の中には「なにか、厄介な事になってるな」というくらいの
感覚の方も多いでしょう。中には「いろいろ考えると難しいし、
面倒だから、もう(中国に)あげちゃえばいいよ」と言ってしまう
くらいの感覚の方もいらっしゃいます。

 私は、これまでにブログや演説等において、尖閣諸島や沖縄の
地理的重要性について訴えてまいりました。わが党としても、
そうした切り口を中心に安全保障強化を唱えて参りました。

しかし、今回はもう少し角度を変えて、別の視点でもって、あの
「小さな無人島」を守らねばならない意義について考えていきたい
と思います。

 領土問題は世界的にあちこちに存在する問題ですが、その原因は
領有を主張する国同士の意見が異なることによって発生します。

そして、領有の主張を実現するには国際社会が認めるに足る「正当性」
が求められます。ですから、互いの国同士で「正当性」を主張し
あいます。その判断においては、どちらに、より確かな、より多くの
正当性が存在し、公に通じる正義があるかという視点で判断しなければ
なりません。公に通じる正義とは、国際社会のルールに認められる
正義であると言い換えてもよいでしょう。

 国際社会のルールとは、一つの地球で人類が共存共栄していくために
生み出した「秩序」のことであります。国際ルールは、世界の秩序を
可能な限り維持するために形成されています。秩序のない世界は
「無秩序」の世界です。軍事力のある国が際限なく支配を及ぼし、力
及ばざる者は滅ぼされていくという「弱肉強食」の世界そのものとなります。

 現代の国際社会は、誰もが持ちうる支配欲求を自らで抑制するために、
ルールを共有することで戦争という形の暴発リスクを最小限に押しとどめ
ようと努力しているのです。その努力とは ルールに最大限の力を持た
せることを意味します。仮に、力あるものが武力でルールに挑み、
ルールが屈服し、機能を失った場合、世界に無秩序の芽が生まれたことと
なるでしょう。

 わが国はGDP第3位の世界大国として、この国際秩序(ルール)の
維持に尽力するという大いなる義務があります。先進国を代表するリーダー国
として、世界秩序と平和を維持する国際的責任を担うべき立場にあるという
ことです。そうしたことを、我われ国民一人ひとりがより深く共有すること
で、尖閣諸島事案をはじめとする領土防衛に対する捉え方も変わってくる
のではないでしょうか。

 つまり、領土防衛の意義として、わが国自身の領有権にかかわる防衛
意義や、東アジアの平和的軍事均衡を保つにおける地政学的防衛意義のみ
ならず、国際平和ルールの効力を維持・向上するにおける防衛意義に
基づいた行動が求められるという事です。


 しかし、現実の政治の世界ではこれとは真逆の動きがとられていること
が残念でなりません。先般も、海上保安庁の巡視艇に突っ込み、不法入国
の末に魚釣島に上陸した中国人活動家が「超法規的措置」でなんのお咎め
もなく中国に返されました。中国人活動家により破損させられた海上保安庁
の船は、日本国民の税金で修復されることになります。巡視艇は海のパトカー
です。外国人が日本のパトカーを傷つけて、さらに不法入国を犯しても
無罪放免ということでは、国際社会に非常に誤ったメッセージを発信して
しまいます。

 わが国は、世界で最も平和を愛する国民として、国際社会の秩序を維持
するに力を注がなければなりません。悪を犯させない正義を実現するには、
相応の自衛のための軍事力を保持し、悪を押しとどめる抑止力を保持する
必要があります。

 今、我われ国民一人ひとりが真剣に「平和」について語り合うべき、
時代の境目にきていることを強く感じます。

 

木下まこと

 


 http://ameblo.jp/kinoshita-makoto/entry-11333843882.html

転載、させていただいた記事です

 


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