公共事業は未来への投資
幸福実現党の武田慎一(しんいち)さんのブログからです
2010-04-26
さて、昨日の続きです。1.景気回復の問題
2010年度予算が3月の末、決定いたしました。
公共投資を18%ばっさりと切りました。
そして、子供手当、高校授業料無償化に予算が、回されました。
かつて、小泉改革で、公共事業カットを行った時、
たった2%カットしただけで、
地方の建設会社が、ばたばた倒産しました。
この、政策が、どのような結果を引き起こすのかと思うと、恐ろしいです。
実は、建設業界が活性化すると、他の産業界も、連動して一緒に活性化します。
建物を一つ作ると、家具とか電気とか、製造業とかの、関連企業
さらに、流通、小売りなど、至る所が潤うのです。
建設業界は、例えて言えば、一番上の水田のようなもので、
公共工事で、建設業界に仕事を発注するのは、
一番上の田んぼに、水を入れるようなものなのです。
上で水を止めたら、下の田まで、みんな干上がります。
鳩山政権は、公共工事の中止など、上の田の水を止め、
子供手当てなどのバラマキで、一番下の田に水を入れています。
これは、経済音痴としか言いようがありません。
いくら、財布にお金を入れてもらっても、
仕事がなくなり、収入がなくなったら、
消費は冷え込むに決まってます。
景気が低迷しているときは、上の田に水を入れて、水を全体に回す。
これが原則です。
更に、この子供手当て、
再三書きましたが、問題だらけの欠陥法、国家破壊法です。
支持率低下に焦って、夏の選挙前の6月支給に間に合わせるために、
強行採決しました。
支持率低下の知らせに対して、民主党の山岡国対委員長は、
「国民は、現金を手にしたら、考えを変える」と言っていました。
これは、買収そのものじゃないでしょうか。
外国人で、子供が本国にいる場合、実子、養子共に、人数分の手当をもらえる。
中国では、今、急いで、養子縁組しているという話を聞きました。
5人いたら、満額で、月13万もらえます。
北京で、小学校の教師の給料は、平均より高めですが、それでも月給4万円です。
なのに、13万もらえる。これをどうするのかという質問に、鳩山さんは、
「後で考える」と答弁し、問題の先送りのまま、強行採決されたのです。
民主党の考え方は、子育ては社会全体の責任。子供を社会全体で育てる。
というものですが、これって、正しいことでしょうか。
子育ては、やっぱり親の責任であるべきです。
親の義務が見失われがちの社会で、最初から社会全体の責任という考え方は、
育児放棄、虐待の親、給食費未納に拍車をかけることでしょう。
子供手当ては、家族を崩壊させる滅びの思想をうちに含んでいます。
この考えの教祖は、マルクスです。
マルクスの理想が、今、日本で実現し始めました。
民主党は本当に必要なところにお金を使うのを、削減し、
使うべきところに使わないから、経済が更に悪化しています。
例えば、リニアモーターカーや飛行場は、後世への財産となる投資です。
飛行場が赤字なのは、一回に多くの人を運ぼうとするから。
大型機をとばそうとするからです。
小型飛行機を飛ばせば、赤字ではなくなります。
イギリスには、日本の1,5倍の空港がありますが、全部黒字です。
鉄道も発達しています。
リニアは、130兆円かかると言われていますが、
発想を一つ変え、未来債という形で、投資を募れば、できることなのです。
リーマンショック以降、金融機関を支えるのに2年間で使ったのが130兆。
政治決断一つで、日本の不況はたちまち解決できるのです。
できない理由は、鳩山首相や、小沢氏が、経営を知らないからです。
鳩山さんは、一日50万のお金をもらっていても知らなかったと押し通しました。
お金を稼ぐ苦労を知らないのです。
何の苦労もせずに、お金もらって票を固めている。
だから、「国民は、自分で稼ぐより、お金をもらった方が喜ぶだろう。」
と思って、政治をしているのでしょう。
また、お母様からの子供手当て、知らなかったですむのは、変です。
もしも、私達が、スピード違反をして捕まったなら、
「知らなかった」と答えて、「それなら」と許してくれることは、絶対ありません。
鳩山首相は、何度も「知らなかった」と言って、言い逃れしていますが、
知らなくても、法を犯したら罪になるのが、法治国家の原則です。
このままでは、日本は貧しくなるばかりです。
幸福実現党は、未来の投資の為の公共事業を、するべきだと言っています。
特に宇宙産業、ロボット産業は、これからの基幹産業になる可能性があります。
お掃除ロボット、介護ロボット、ロボットスーツなど、
まだまだ、可能性は無限大。
やがて、「一家に2台3台のロボット」が普及すれば、
600万、700万人の雇用を生むでしょう。
日本のロボット技術は、世界でもっとも進んでいる分野です。
これで、日本の未来はバラ色になります。
お金の使い方を工夫すれば、日本の未来をバラ色にできるのです。
(次回は、国防についてです