https://ameblo.jp/ayanokohji777/entry-12887744559.html
より一部転載
★超能力少年(後編)
私の従兄弟の有⚪︎君は、全寮制の高校に入っていました。
そこには、とんでもない超能力少年がいたそうです。
彼の能力は、テレポーテーション。(以下、テレポート君と呼称します。)
しかし、テレポート君は、上手にその能力をコントロールできないため、
寮内では、奇怪な事件が続発していました。
寮生たちの苦情が増えてたため、ついに学校は、事件の真偽を確認するため、
教室でテレポーテーションの公開実験をすることになりました。
ここからは話がすごすぎて、私は信じられなかったのですが、 従兄弟の有⚪︎君は、
「絶対にうそじゃない! この目で見ました!」
と言い張ります。💦
有⚪︎君は、霊や超能力には関心のない人でしたので、作り話を私に聞かせるメリットがありません。
ですから私は、彼の話を半ば信じることにしました。
で、何が起こったのかといいますと…
まずは、アポート(物品引き寄せ)を行いました。
クラスメイトの財布の中身だけ、テレポート君の手の中に移動させるのです。
テレポート君は、精神を集中して手を握りました。
テレポート君は、精神を集中して手を握りました。
緊張の空気が教室に充満します。
静かに手を開くと、その中から、小銭がジャラジャラと音を立てて出てきました。
「これは、坂本(仮名)くんの財布の中のお金です。
坂本くん、財布の中を確認してみてください」
財布を調べた坂本くんは、びっくりしました。
「財布の中に入っていた小銭が、全部なくなっています!」
「おぉー!😱」
「おぉー!😱」
歓声が上がります。
しかし先生は、
「それって手品じゃないですか?
「それって手品じゃないですか?
その程度の手品ならよくありますよね?」
と言って、認めません。
そこで、テレポート君は、
「わかりました。
では今度は、僕自身がテレポートしてみせます。 廊下に出て教室の前に立ちますから、
先生はドアを閉めて下さい。
教室の中に瞬間移動します」
ドアの厚さは、3~4cm。
果たしてテレポート君は、ドアを通過して教室の中に現れることができるのでしょうか?
先生
先生
「ははは。
そんなSF映画みたいなことが、できるわけがないじゃないか。
ばかばかしい!」
生徒
生徒
「もし、できたら?」
先生
先生
「もしできたら、この問題を職員会議にかけて、
真剣に検討することを約束するよ」
ひとり、廊下に出ていくテレポート君。
ひとり、廊下に出ていくテレポート君。
緊張する教室内。
・
・
・
・
・
・
で、どうなったかというと…
なんとテレポート君は、いきなりドアの前に出現したのです!
なんとテレポート君は、いきなりドアの前に出現したのです!
ほんとなのでしょうか、この話?!
書いている私も半信半疑。💦
でも、真剣に本当だと言い張った従兄弟のことを信じようと思います。
結局テレポート君の件は、職員会議にかけられ、然るべき処置が取られました。
確か、寮を出て自宅から通うことを特別に認められたように記憶しています。
その後、テレポート君はどうなったかといいますと、
その後、テレポート君はどうなったかといいますと、
大人になると、その能力は弱まっていき、ある時期を境にまったく使えなくなったそうです。
能力全開の頃のテレポート君に会って、この目で確認してみたかったです。😅💦
しかし、仮にテレポート君の瞬間移動能力の限界が 30cm だとして、
しかし、仮にテレポート君の瞬間移動能力の限界が 30cm だとして、
もし、50cm 以上ある壁を通り抜けようとすると、テレポート君は、
壁の中に埋もれてしまうのでしょうか?
実は、1943年に「フィラデルフィア実験」という、
いわゆる「ワープ」の実験が行われたのですが、
そのとき壁の中に埋まって亡くなってしまった兵士が数人いました。