理想国家日本の条件 自立国家日本 日本の誇りを取り戻そう! 桜 咲久也

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祖母の教え 入道雲と神仏への心

2016年08月30日 12時45分11秒 | お友達ブログ.SNS.なかまのぶろぐ ばくちゃん他

http://blog.goo.ne.jp/rokochifukyosho なかまのぶろぐさんより 2016-08-29 

台風10号は、太平洋側を北上し、関東から東北にかけて、上陸する模様です。

いまだ950hpaと、かなり強い勢力を維持しており、十分な警戒が必要です。

被害がないことを、心より祈念申し上げます。

さて、今日の高知は日中、時折雨雲が出ましたが、夕暮れにかけて晴れてきて、秋風めいた涼しい風が吹き始めました。

暑かった今年の夏も、終わりを告げようとしているのを感じます。

夏になると思い出すのは、祖母から人としての、大切な精神を教えていただいたことです。

私事であり、幸福の科学には直接関係しないかも知れませんが、生涯反省を含めて、つづらせていただきたく存じます。

思えば私は、とても信心深い家庭に育ちました。
今では、そのことにとても感謝しております。

しかし幼少年期の私は、神仏への信仰に対しては、どこか冷めているというか、一定の距離を取っていたと思います。

神仏を信じていなかったわけではないのですが、

「努力以上に幸せになろうとするのは、欲が深いのではないか?」という思いがあったと、今になって思えます。

ですから子供心に、すぐ神仏に頼ろうとするこの家族を、「もっと、人間としてやることがあるんじゃないか。」と、

当時は思っていた節があります。

そんな冷めた私でしたが、今は亡き母方の祖母だけには、まったく頭が上がりませんでした。

祖母は子どもの頃から体が弱く、ろくに学校にも行っていない方でしたが、頭が良く口がたち、

そして、ちょっとした痛みなどは、祖母がマジナイを唱えると、チョッチョっと治してしまうような、そんな不思議な力も持っていました。

このマジナイは、真言宗のマントラだと、生前に祖母は言っておりました。



そんな祖母と、高校時代の夏の午後に、私は神仏について話をしたことがあります。

私は祖母に、

「先祖供養が大事だと、おばあちゃんたちはすぐに言うけど、自分のことは、自分でやらないといけないじゃないかな。」
「人としてやれる努力があると、僕は思うけどな。」

と、問いかけました。

「ふ~。」

と、ため息をつき、祖母は私に問いかけました。

「お前には、大切なことが理解できていないようじゃ。」
「あの入道雲を見なさい。」

そう言って祖母は、夏の空を指差しました。

「夏の入道雲は、どんどんどんどん天に昇り、とても勢いがあるように見える。」
「じゃがな、昇りつめた入道雲は、いずれ自分の重さで、雨になって落ちていくんじゃよ。」

「覚えておきなさい。」

「所詮、人間は弱い。」
「神仏を否定したり、信仰を笑う・・・ということは、あの入道雲のようになるんじゃよ。」

すると、晴れていた空はにわかに曇り、ドシャブリの夕立が始まりました。



祖母は、

「なあ。バァの言うた通りじゃろ。」と、ニコっと、微笑みました。

そして、祖母はこう話を続けました。

「お前の言っていることは、一見正論に聞こえる。」

「じゃが、それはな・・・、神仏と、競うことになるんじゃよ。」

「神仏と競うものは、やがて自分の重さで堕ちて行く。」


「覚えておきなさい・・・。」

 

 


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