原子力災害対策本部会議の「議事概要」の怪
2012-03-16
加納有輝彦 氏、ブログ転載
今月9日に政府が公開した震災関連会議の15のうち10の会議で、
議事録が作成されなかったという.
そこで、議事録の代替として、「議事概要」
なるものが公開された。
『原子力災害対策本部』会議というのが23回行われた
ということだが、この議事概要は、会議1回あたり
A4用紙3枚ほどで、全部で76枚の薄っぺらなものとなっている。
○原子力災害対策本部会議の議事概要、配布資料
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/genshiryoku/
第4回原子力災害対策本部会議議事概要
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/genshiryoku/pdf/gensai_gaiyo_04.pdf
青山繁晴氏やその他の方も指摘しているが、
第4回の議事概要がふるっている。
最後のやりとり・・・
・菅直人内閣総理大臣から「チェルノブイリ型はありえるのか。
スリーマイルの様なメルトダウンがありえるのか。」との発言。
・枝野幸男内閣官房長官から閉会を宣言。
菅首相の「チェルノブイリ型はありえるのか。
スリーマイルの様なメルトダウンがありえるのか」との
問いに対して、いきなり枝野官房長官の閉会宣言。
菅首相の発言に対して、誰がどう発言したかがまったく不明。
この議事録ではない議事概要とは、誰が普通に考えても、
時の権力者にとって都合の悪いところは書き換えられて
いるんじゃないか、肝心な部分が、省かれているんじゃないか
と勘繰るわけだが、全くその通り、省いてますよとバレバレ
の内容となっている。
責任逃れしてますよ、肝心な部分は隠してますとよと、
言わんばかりの内容となっている。
今の、政権の「無責任体質、隠ぺい体質」がよく見て取れる。
そもそも経産省の幹部自身が、
「ちゃんとした議事録ありますよ。」と言っているという。
とにかく、今の政府は、国民をバカにしている。
議事録を隠ぺいし、議事概要なるもので逃げ切ろう
というわけだ。
このほかにも、明らかな事実の改ざんが
なされているという。
私は、この件に関し、政府の「どろどろの保身」を告発し、
福島第一原子力発電所の元吉田所長の潔い、清らかな決意を
紹介した青山繁晴氏のアンカーの動画を見て、本当に、涙が出た。
http://blogs.yahoo.co.jp/tankou_2008/36160595.html
腐りきった責任逃れ一辺倒の政府、官僚の「泥まみれの保身」
のなかで、吉田元所長のような「野武士」のような日本人が
いることに、そして、それを告発する青山繁晴氏のような国士が
存在することに、涙が出た。
もう、どじょうのドロドロの保身はまっぴらごめんだ。
国士よ、いでよ。
転載、させていただいた記事です
http://ameblo.jp/papadad/entry-11194156298.html
注・画像はこちらのブログでつけています。
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