***奇跡のりんご***
皆さま、おはようございます!
今後、世界の人口が百億に向かっていく中、農業が果たすべき使命はますます重要になっております。幸福実現党は世界最高品質の日本の農業を活性化させ、農業を基幹産業、輸出産業として振興して参ります。
日本の農業の可能性について、佐藤なおふみ選対委員長より2回に分けてメッセージをお届け致します。
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【佐藤なおふみ選対委員長寄稿】
昨年の今頃でしょうか。ある方から『奇跡のリンゴ』という本を頂き、多くのことを学ばせて頂きました。
青森の弘前でリンゴ園を経営されている木村秋則さん方が九年越しの労苦の末、無農薬のリンゴを作ることに成功した話です。
そもそも、リンゴ園は「農薬を使わなければ壊滅する」というのが常識になっています。
もちろん、リンゴ自体に農薬が含まれているわけではありません。
あくまでも、収穫までの過程で、農薬を使って害虫を駆除したり、病害を予防したりしているのです。
木村さんはリンゴ園を無農薬化すべく、農薬の代わりに、黒砂糖、胡椒、ニンニク、唐辛子、醤油、味噌、塩、牛乳、日本酒、焼酎、小麦粉、酢等、思いつくものすべて、手当たり次第に試してみました。
しかし四年を過ぎても、リンゴ畑で花は全く咲かず、それどころか800本の木が枯れかけてしまいました。そして、家の蓄えは底を突き、一家七人が貧乏のどん底に落ちてしまいました。
「自分がもしここで諦めてしまえば、もう誰もそれをやるまい。自分が諦めることは、人類が諦めることだ。」木村さんは、そうした使命感を抱き、いつしか無農薬の夢を実現するためだけに生きていました。
しかし、六年目の夏を迎え、「もう自分にはできることは何もない。自分が死ねば、全てを終わらせることができる。」 そう思って、岩木山の山奥で死のうと決意しました。
皮肉なもので、全てを捨てようと思った時から、月や街の灯り、夏の夜空、暗い山道、足元で鳴く虫の音も、何もかもが美しく思えたそうです。
そして、二時間ほど山を登ったところで、適当な木を見つけ、持ってきたロープを木の枝に投げました。すると、ロープの端が指からスルリと抜けて、勢い余って、あらぬ方向へと飛んで行ってしまいました。そのロープを拾いに山の斜面を駆け降りた時、木村さんは異様な光景を目にしました。
それは月明かりに照らされたリンゴの木でした。
「山奥のこんな場所に、なぜリンゴの木があるのだろう?」
条件反射のように「誰かが農薬をまいているのだろう」と思ったそうです。
その時でした。木村さんは、脳天を稲妻に貫かれたような感覚に襲われました。「そんなはずはない」ロープのことなど忘れて走りました。近寄ると、こんな山奥にリンゴの木があるわけはなく、ドングリの木でした。それでも心臓の高鳴りは止まりません。
なぜ、農薬を使っていないのに、この木はこんなに葉を茂られているのだろう?
六年もの間、探し続けた答えが目の前にありました!
リンゴ園の木も、このドングリの木も同じ岩木山の空気を吸い、同じ太陽の光を浴びている。条件は殆ど変わらない。
だけども、決定的な違いが一つあったのです。(つづく)
佐藤 なおふみ
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