なぜトヨタだけ?同じハイブリッドでも
ホンダ大丈夫なワケ
2010/2/9 16:57
今はやりのハイブリッド車(HV)といえば、トヨタの
「プリウス」とホンダの「インサイト」が両巨頭。どちらも
ブレーキを2系統持つことでは共通しているが、不具合が
起きているのはプリウスだけ。そこには深〜いワケがあった。
プリウスやインサイトには、一般のガソリン車と同じ
「油圧ブレーキ」と、HVに特有の「回生ブレーキ」が
備わっている。
後者は、HVが搭載しているモーターの抵抗でタイヤの回転
を弱め減速する仕組み。減速と同時にモーターの回転で発電し
て電力をバッテリーに蓄え、その電力をモーター走行の際に使う。
両車種とも2系統のブレーキを持つ点は同じなのだが、動作
の仕方が若干異なる。この「動作の違い」がプリウスの不具合
につながっている。
プリウスはブレーキを踏むと、そのときの走行状態によって、
2系統のどちらか一方か、もしくは両方を作動させる。
その判断はプログラムが行っている。
プリウスのブレーキが瞬間的に利かなくなるトラブルは、
滑りやすい路面やでこぼこ道を回生ブレーキだけで減速中に、
ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)が作動すると
発生する。
ABSの作動には回生から油圧への切り替えが必要。
の従来のプログラムでは、この切り替えに一定の時間がかかる
ため、その間、ブレーキが利かなくなったように感じるわけだ。
これが今回のブレーキ不具合の“正体”だ。
一方、ホンダのインサイト。同社広報部によると、「インサイト
も油圧と回生の2系統を使っていますが、
(動作の仕方が若干違うため)プリウスのような症状は起き
ません」という。
プリウスは油圧と回生を切り替える際、タイムラグができ、
不具合が発生した。が、インサイトは「そうした切り替えがなく、
ブレーキを踏めば油圧と回生の両系統が利く構造」(広報部)
のため、プリウスのようなトラブルは起きない。
ホンダの方がすっきり単純なブレーキシステムになっている
のに対し、トヨタは複雑な仕組みになっている。その複雑さが
今回のトラブルにつながっている。
なぜ、トヨタはあえて複雑なシステムを採用したのか。
業界関係者はこう指摘する。
「トヨタのシステムの方が回生ブレーキの作動によって
蓄えられる電力量が多くなるとみられています。蓄える電力量が
大きくなれば、それだけ燃費性能も向上します。トヨタはプリウス
で量産車最高の燃費性能をアピールしたいがために、あえて複雑
なシステムを採用したのでしょう」
エコカーにとって燃費性能は重要な項目。
しかし、プリウスはそれがアダになってしまった。http://netallica.yahoo.co.jp/collect/mark/110618
トヨタは会社のために民主党を応援して、民主党の地球温暖化
対策の公約に、添う形で、安全性より燃費性能をアピール
し、業績を伸ばしたかったのだろうが、すべてはあだに・・・・
泥をかぶってしまった感じだ。
民主党を全力で支持した・・・
ここに最大原因があったか?