豪に米軍拠点。日米安保破棄の布石?
2011-11-11
伊藤のぞみ氏のブログ転載
10日付けのウォールストリート紙が
アメリカがオーストラリアに新たに
米軍拠点を設置すると報じています。
米軍基地ではありませんが、
部隊や艦船が拠点として利用することになります。
中国の中距離弾道ミサイルが届く日本から
米軍の主力をオーストラリアに移し、
アジアの軍事バランスをとるべき、との意見は
米海軍大学のジェームズ・ホームズ教授らが
今年の6月に発表しています。
さらに、10月号のForeign Policy誌には
「日本と韓国に重点的に配備している
米軍を移すべきである」という
ヒラリー・クリントンの論文も発表されています。
米軍の移転先はどこかというと、
・政治的に問題になりにくい地域
・南アジア、インド洋の防衛ができる地域
としては欧州の重要性が強調されています。
一番目の政治的に問題になりにくい地域は、
明らかに日本と韓国を念頭に置いている感じです。
元陸将の福山隆氏はJBpressに日本とアメリカの将来について
1、日米同盟は維持されるが、空洞化する
2、アメリカが日米同盟を一歩的に破棄する
3、アメリカが日本に、日米安保条約を
総務条約に改訂するように迫る
の三つを上げています。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/27869
去年から進展しない普天間の移設問題を考えれば、
日本は迷走させておいて、アメリカと
共同歩調を取るアジアのほかの国々と協力しようと考えるのは
ごくごく普通の感覚だと思います。
http://ameblo.jp/itonozomi/entry-11075740663.html
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総務→双務
中国の軍事増強によって、
日本近海はいつ制海権を取られるかわかりません。
将来の有事に備えて、
インド~豪州~アメリカの海上輸送ラインは死守する考えでしょう。