北朝鮮が米韓威嚇
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0419&f=politics_0419_004.shtml
北朝鮮が米韓威嚇「無慈悲な戦争」「10万人が皆殺し」
2013/04/19(金) 10:41 サーチナ
北朝鮮国営の朝鮮中央通信は18日、朝鮮半島情勢の緊張は「米帝の狂気
じみた核戦争演習騒動」が原因と決め付け、自国が報復した場合には
「敵のすべてを一気に灰じんにつくってしまう無慈悲な戦争になるであろう」
と断言する論説記事を配信した。さらに別の記事では、現在の米韓の作戦
計画策定は「全面戦の開始後、間もなく南朝鮮のかいらい軍10余万人が
皆殺しになるというコンピュータ・シミュレーション戦争の結果に驚いた」
からと決めつけた。
これまでと同様に「われわれの『選択』が恐ろしい結果をもたらすで
あろう」、「降伏書に判を押す者もいないように敵のすべてを一気に灰じん
につくってしまう無慈悲な戦争になるであろう」と、挑発的な文句を並べ
続けた。
自国の核兵器保有については、「米国が核兵器でわれわれを脅かして
いた時代に終止符を打つ」、「北東アジア地域の平和と安定、世界の自主化
偉業の実現に寄与するために共和国は核兵器保有を法制化した」と、平和を
保ち、自国の思想を世界に広めるための正当な手段と主張した。
米韓が策定を進めていた「作戦計画5015」については、「全面戦の開始後、
間もなく南朝鮮のかいらい軍10余万人が皆殺しになるというコンピュータ・
シミュレーション戦争の結果に驚いた」ため着手したと主張。同作戦計画を
「焦土化戦略」と論じた上で、「われわれが無慈悲に浴びせる核砲火によっ
て効果も表す前に反故になるであろう」と主張した。
「作戦計画5015」とは2015年に朝鮮半島における戦時作戦統制権
(戦作権)が韓国軍に移譲された後、北朝鮮の急変事態が発生した場合に
適用を予定する米韓両国の軍事作戦計画。最近の情勢変化に伴い米韓の意見
が食い違い、作業は18日までに中断されたと見られている。
論説は「ただ、われわれが懸念するのは、かいらい好戦狂らの無謀な
挑発によって南朝鮮の全域が焦土化され、無辜(むこ)の住民と財産が被害
を受けることである」とも主張。「同胞」である韓国の一般国民に配慮を示し
たが、これまで「戦争はすぐにでも始まり、またたくまに米韓を壊滅させる」
との言明を繰り返してきたことに対して、今後の情勢が緊張緩和の方向に向っ
た場合、「体面「を崩さないようにする“伏線”とも読める。
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中国は朝鮮半島の緊張について、王毅外相や外交部報道官が「中国と
いう国の玄関口で騒ぎを起こすことは許さない」、「いかなる情勢が出現
しても、半島の非核化(という目標は)必ず堅持する」、「われわれは
どちらの一方であれ、挑発的な言動に反対する」と発言し、北朝鮮にかつて
ない強い姿勢で臨んでいる。
しかし中国にとっては、北朝鮮が崩壊することは、隣接地域の
「パワーバランス」が自国にとって極めて不利になることを意味する。
そのため、北朝鮮への支援の完全にストップする決断は、なかなかできない。
中国と北朝鮮の関係は、銀行と「乱脈経営を続け、環境変化にも対応
しなかった企業」にたとえられるかもしれない。銀行としては、それまで
さんざんに支援を続けてきた以上、「かんたんにつぶす」こともできなく
なる。相手企業の体たらくに舌打ちしながらも、しばらくは支援を続ける
ことになる。
当然ながら、銀行側にも限界がある。先の見えない支援をいつまでも
続けたのでは、銀行側の担当者が社内的に責任を追及される場合も出てくる。
ただし銀行の場合、融資先に役員を送り込んで、動きをコントロールでき
るが、中国と北朝鮮の場合には、「中国の言うことを聞く」という意味での
親中派の人物を政権中枢部に見いだしたり送り込んだりすることは、極めて
困難だ。
なお、中国は朝鮮半島の問題について、米国とも意見の交換と調整を
続けていると考えてよい。両国の関心事が朝鮮半島情勢だけで完結している
のではないのは当然で、尖閣諸島を含む東シナ海問題、中国が東南アジア
諸国との領土問題を抱える南シナ海問題なども絡め、米中がさまざまな方面で
「意見や態度を調整する」可能性も否定できない。
(編集担当:如月隼人)
「北朝鮮が核兵器を使う気なら潰すべき」―パウエル発言
http://blog.goo.ne.jp/sakurasakuya7/e/f406f31c22381f973ea345f754edc597
北朝鮮には、もう話し合いも無駄。
何をしでかすか、わからない
。