「アダム・スミス/小平の霊言」2010年5月25日霊言※以下の内容は、各霊人、個人の考えの収録です。
アダム・スミス、小平の霊言の要点
1 軍事費は、経済的繁栄を護るコストである
軍事費の最大の効用は、他国と貿易をする際に、国際ルールに外れた不正なことが起きることを防
ぐ点にある。国力相応の防衛費は、平和な交易や経済的繁栄を護るためのコストとして考えなくて
はいけない。
軍事力なき外交は無力であり、武力を持っているものが有利になる。一定の防衛費を持つことは、
相手に不公正な押し付けや不当な圧力をかけさせず、自由にものが言えて交渉するために必要であ
る。
2 国家主導の経済は発展の限界が来る
農耕中心の経済から重工業中心の経済に入っていく時には、国家主導の経済の方がうまくいく場合
もあるが、第三次産業がウエートを占めてくる高度成長経済の段階になると無理になる。
「神の見えざる手」の経済とは、小さな企業体まで含めた個人個人が責任を持つという経済である。
国家が全部考えてやるようになると、悪いもの、売れないものを一生懸命保護し始め、財政赤字が
増え、企業は努力をしなくなる。
3 マルクス経済学の間違いとは
マルクス経済学の中にある「弱者を救済したい」という気持ちは、消費者の側、顧客の側から見れ
ば、悪いものを押し付けて、いいものを圧迫していると見える面もある。
マルクス主義の中には「利益を出すことが悪だ」「儲けている人は、人を踏み台にして利益を絞った
悪人だ」という考えがある。しかし、努力精進し、知恵を発揮している人が正当に評価されない世
界、一生懸命やっても報われない世界は、それはまた地獄である。才覚や努力、知恵の部分を無視
したら、この世に生きる意味がなくなる。
「レッセ・フエール」とは、倫理なき自由放任ではない。神に望まれる繁栄というものがバックにあ
って、各人の創意工夫による自由性を担保することであり、現代においては、各人の創意工夫を止
める規制を外していくことが大事である。
4 中国経済崩壊の可能性について
情報が統制されていれば、地下経済しか発展しない。先進国は、知識や情報がベースになった知恵
の経済学に移行していくため、情報公開、情報入手の自由が必要になる。
中国には重商主義国家の考えが残っている。軍事力を大きくして、お金や資源を持っているところ
を攻め取って豊かになろうとしているが、これは日本がかつて失敗したこと。相手国も発展させな
ければ、相互にスパイラル的に豊かになることはできない。
中国は、情報公開や民主主義化への圧力によって内部から崩壊するか、自分たちの力を過信して日
本やアメリカと戦争して科学技術の差を思い知るか、どちらかによって崩壊する可能性がある。日
本のポテンシャルは、今の中国と比べてワンジェネレーションの差はある。
5 これからの経済学に必要な幸福の科学の教え
キリスト教や仏教などは、宗教が説かれた時代の制約があり、経済倫理が十分に説かれていない。
幸福の科学が世界宗教になるにあたっては、経済原理と正しい職業観との融合が必要である。
幸福の科学の経済原理は、ある程度幅があり、包容力があり、発展可能性がある形態にしておくべ
きである。経済と神の倫理を融合したら、幸福の科学が世界性を持つ意味がある。
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