「将来」と、「内に」の狭間で。
土佐のくじらさんの日記からです
2012年08月09日
誠に残念でありました。
前回日記で、勝利宣言してしまいました。
【内閣解散確約はあるのか http://blog.goo.ne.jp/ziyuunakaze/e/29d32f85b268a67b249c5bfef1b20eac
見立てが未熟でした。
皆様、申し訳ございません。m(_)m
8日正午には、争点となっていた、内閣の解散時期について、
首相からは、「近い将来に、解散する。」という自公党への回答があり、
自民谷垣総裁は、「話にならない。」と一蹴されていました。
ところが、夜半に急遽行われた3党首会談では、
「近い内に、解散する。」で合意しておりました。
興味深いのは、3党首とも、戦いの済んだ表情に変わっていたことです。
そこにはどこにも、悔しさがありませんでした。
私にはさっぱりわからないのですけど、
日本語の意味で、「近い将来」と、「近い内に」に、
どれだけの、言葉の意味の差があるというのでしょうか?
とりもなおさず、彼らは合意しておりました。
少なくとも!
「近い将来」では話にならないのに、「近い内に」では合意するだけの、
そういった意味で、濃厚な話し合いが、
3党党首の間で執り行われたのですよね?
それこそ、国会の場で話して欲しいものです。
彼らは、税金という、国民にとって、とても重要な項目について、
本来なら審議するはずの時間を、政局に使ってしまいました。
この罪は、果てしなく大きい。
増税をして、国家経済は本当に大丈夫なのか。
増税をせずとも、現状を打開するすべは、本当にないのか。
国家と税金について、
間違った見解の上に、現在の日本はあるのではないのか。
増税の前に、本当はやらなくてはならない事があるのではないのか。
などなど、いくら時間があっても足りないはずです。
民主党は、「近い内に」だったら、
最長、次回の衆議院満期の来年まで解散しなくても、
約束を破ったことになりません。
負けるために、解散する内閣などありません。
もし野田氏が律儀に解散など言おうものなら、
今度は民主党内から、野田おろしが確実に起こります。
自民党はそれでも良いのでしょうか?
今回は、最大のチャンスだったはずです。
これは私の予想ですが、昨晩、
たとえ、解散せずとも、自民党に利益があるような、密約がなされたはずです。
解散確約以上の密約です。
でないとつじつまが合わないです。
であるならば、今後も今回のような事が、
来年の満期まで起こる可能性があります。
それが何を意味するかと言えば、
表向きは、民主自民両党は闘っている振りだけをしていて、
実質的には、”大連立”状態となるのではないかと思います。
それは民自両党からすれば、自然な流れかも知れませんが、
それはとりもなおさず、民自両党の、
政党としての寿命を縮める結果となるでしょう。
。
幸福実現党は立党していません。
自民党に淡い期待でさえできないからこその立党です。
でも国民はそこまで見抜いていなかったからであり、
このような公約違反や痛みを理解しない増税成立を見た国民は
自民党からも離れて行くでしょう。
つまり痛い目を見るまで分からない人達がいるから
このような事態に進んでいるのです。
遅ればせながらでも理解できることは、
幸福実現党の存在があったからです。
道のりは遠いが、多くの国難や犠牲(これが辛い)を伴いますが、
遠からず正常な政策に戻るでしょう。