オスプレイ配備に見る日本の国家主権
2012-07-23
川辺賢一氏、ブログ 転載
この写真はこの前、深谷に帰った時に立ち寄った
幸福実現党の支持者宅にある「幸福天文台」です。
幸福天文台の全体像の写真を撮ってくれば良かったのですが、
ちょっとした大きさの建物の二階の上の部分が丸くぽっこり
なっておりまして(謎)、細い階段を上っていくと、そのぽっこりした
部分に行けるんですが、そこに、この立派な望遠鏡が!!
そしてボタンをポチッと押すと、外から丸くぽっこり見えていた
部分(凸)が「ガーッ」という音を立てて開くんです(凹)!
天気の良い夜はそこから星を眺めることができるそうで、金星やベガ、
季節によってはプレアデスも見れるのだそうです。
幸福天文台の所長さんは、市役所にお勤めになられていて、宇宙について
の教育番組の制作をされておりました。
ですから宇宙や星について該博な知識を持たれていて、天文台の1階にも
たくさんの宇宙に関する本(怪しげな?)が並んでおりまして、非常に
興味深いお話しを聞かせていただくことができます。
地元の中学校の生徒が課外学習で来られることもあるそうで、
中学生には「宇宙人はいるんですか??」と聞かれるそうですが、
自信を持って「います!」と答えるそうです!
ぜひ今度、僕も幸福天文台の集いに参加させていただきたいと思います!!
さてさて、ここで終わっては羊頭狗肉になってしまいますので、
オスプレイの配備についても、少し思っていたことを書かせていただきます。
私たちの基本的な考え方は「日米同盟を深化させながらも、自主防衛
を能力を高めていく」ということですから、米軍の普天間飛行場の
移転は日米合意の辺野古移転を主張しております。
また、このオスプレイの問題についても普天間への配備をしっかり
進めるべきだという考えです。
対中国を見据えた国家安全保障、防衛上の問題を考えれば、当然、
現在普天間の海兵隊が使っている輸送機よりも圧倒的に性能が高い
オスプレイMV22の普天間への配備を速やかに進めるべきです。
オスプレイMV22の安全性を疑問視する声もありますが、統計に従えば、
オスプレイを配備した方が事故率は低くなります。
オスプレイMV22の事故率は1.93、一方、海兵隊所属のヘリを含む
航空機の平均事故率は2.45です。原発問題と同様、ニュース等
では感情的な反対論を取り上げることが多いですが、こういった
問題は科学的、客観的にとらえていくべきでしょう。
しかし今回、私が問題にしたいのは「(オスプレイ配備に関して)米国に
どうこう言える話しじゃない」という野田首相の発言です。
対して前原政調会長が「民意を軽く考えすぎている」と批判しましたが、
私はむしろ的を得ていると考えます。
野田首相の言い方は、日本の国家としての意志、主権が全く
ないかのような言い方です。
日米同盟は大切です。しかし、それはあくまで独立した国家同士の同盟で
あるべきです。「米国に言われたからオスプレイを配備する」という
言い方で国民が納得するはずがありません。
「すべての日本国民の事を考えて、オスプレイ配備は不可欠だ」と
なぜ野田首相は国民を説得しようとしないのだろうか。
本来、主権在民、民主主義の国家においては、為政者は国民に対して
説明責任を負います。
消費税増税法案を通す時も、首相は国会議員や官僚の顔を伺ってばかりで、
国民への関心は全くありませんでしたが、日本国の総理大臣は、アメリカの
利益代表でもなければ、官僚の利益代表でもない、日本国民の代表、
国民の代弁者であるべきです。
日本の国家としての意志、主権のことでもう一つの問題なのは、
「地域主権」の問題です。
オスプレイの搬入や配備に関して、もちろん地元自治体への手厚い
配慮としっかりとした説得は必要でしょう。
しかし、外交や国家安全保障、国防の問題は日本国民全体に関わる
問題ですから、国政の専権事項です。地方政治のレベルで扱って良い問題ではありません。
野田首相の発言や今の国政の混迷から、「アメリカ主権」と「地域主権」
あるいは「官僚主権」の狭間で、一番大切な「国民主権」、「国家主権」
が侵されている日本の姿が浮かび上がってきます。
今の議院内閣制の下では、国政のトップは、与党議員や官僚、地方自治体の
首長の顔色を伺うばかりで、国民の生の声、国民の希望が全く聞き
入れられない状況になっているのではないでしょうか。
やはり私たちは、宇宙の無限遠点を眺めつつ、根本的なところから
国家のあり方を考え直していかなければなりません。
http://ameblo.jp/kawabe87/entry-11310162868.html
転載、させていただいた記事です
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この際、思いきって人のいない尖閣に配備してはどうだろか。と呟いてみる。