リーダーというもの(2010年3月4日)
昨日は予算委員会で代表質問に立った。
先生方の違法な活動により取り残されている子供たちの側から、不安になっている子供たちの側から、そして、それに巻き込まれてしまっている全国にたくさんいるまっとうな教師たちの側から、日教組の支持を全面的に受けている与党民主党・鳩山政権に、実情を具体的に提示しながら質問を行った。
多くの反響、心から感謝している。
その中で、一点。 こんな意見が寄せられた。
昨日の質問で、予算委員会に遅刻してきた大臣が複数いたことに対して、
「今日は北海道の入試の日だが、例えば彼らが試験に遅刻してきたら、謝ればテストは受けれるのでしょうか?国権の最高機関であり、唯一の立法機関だと習い、そんな内容をテストで答えている彼らが、受験が終わってテレビをつけたら、どんな失望した気持ちになるか」
という旨を訴えた。
すると、それに対して、
平成22年度道立高等学校一般入学者選抜実施要項」では、
「(5) 検査開始時刻に遅れて登校又は入室した者については、支障のない限り受検させること。」 との記載がある。
若し何かの都合で試験に遅刻してしまった受験生が、貴方のこの誤った情報を元に、入試会場に行く事さえ諦めてしまったら、どうされるおつもりですか? 人の一生に関わる事ですよ。
という声が寄せられた。
批判した北教組の先生からだろうか。
唖然とした。
この方が言われるように、入試は人生に関わる問題だ。
もしも、予期せぬ何らかの事情で遅刻する場合は、大抵は事前に学校側に連絡して判断を仰ぐだろう。
また、受験できるのはあくまでも『支障がない限り』という条件付きだ。
人生を左右する受験がスタートし、必死に答案と向き合っている、そんなとき次から次へと遅刻者が教室に入ってきたとして、それが『支障がない』状態だと言えるだろうか?
もし、そう思うなら、その判断は間違っている。
真面目に、必死に、答案と向き合っている生徒のことをまず考えるのは教育の責任だ。
そして、参議院予算委員会に、その予算を上程した側の大臣が遅れるということは、まさに『支障がある』事態の典型だろう。
まして、国権の最高機関であり、唯一の立法機関であり、そして、この国の四月から一年間の予算の審議をする場。許される行為ではないだろう。
おそらく、生徒がなんらかの事情で受験に遅刻した場合、すでに受けている生徒のことを勘案し、支障があるなしにかかわらず、大抵の場合は別室での対応となるだろう。
その時、仮に別室での受験を許されたとして、受験時間は同じ。たとえ半分しか解けていなくても、時間が来たら終了だ。また、そんな状況で彼らは平常心で受験を受けることができるだろうか?
また、正当な理由がなく遅刻した者は、それ自体が合否の判定に影響する可能性がないだろうか。
理由の如何に問わず、それだけでアウト、という学校だってある。
若者の就職内定率の問題が取りざたされているが、就職の試験に、面接の時間に遅刻してきたら、どうか。
受験に送り出す側の教師が、遅刻しても場合によっては許される可能性があるからあんまり心配するな、なんて生徒に指導できるか!っていう話だ。
曖昧な基準を持ち出して、あたかもセーフかのような発言で、生徒たちを巻き込むのはやめて頂きたいと思う。
また、昨日、遅刻してきた大臣たちに、マスコミがその理由を問うた時、なんと原口総務大臣はカメラの前で、事務方が作ったスケジュールをわざわざ開示をして、「こういう予定だった」と遅刻の弁明をしていた。
「僕が悪いのではない。事務方が悪いのだ」
とでも言いたげに…。
スケジュールに間違った時間が書かれていた。
それは事実だ。
しかし、『リーダー』として、『大臣』として、カメラの前でそれを公表するのはいかがなものか。
まるで、職員会議で問題を生徒のせいにする教師のようだ。
そんなリーダーに、事務方は意気に感じてついていくだろうか。
もちろんミスはミス。
それは激怒しても当然だが、マスコミの前ではなく、事務所の中でやればいい話だ。
トヨタの問題が取りざたされているが、トヨタの社長は社員を責めただろうか?
否である。
実に立派な対応であったと思う。
同様に遅刻した前原大臣は、三人の中で唯一、「自分の問題だ」と答えていた。
想像でしかないが、もしかしたら、スケジュールに間違った時間が書かれていたかもしれない。それでも、いいわけをすることを、是としない、という思いからの発言であったとしたら、そのせいで余計に批判を受けているが、しかし、逆に道義的姿勢であると思う。
人は誰もが失敗をする。
大切なのは、その失敗とどのように対峙するか、であろう。
リーダーとはどうあるべきか。
自戒を込めて、改めて考えさせられた一日だった。
今日も全力で走り回っています。
義家弘介氏 日記から・・
昔、引き込みがちだった自分に、
ヤンキー先生の言葉は、
忘れていた、過去の自分の心の傷にも
・・・伝わってきた。
苦労した人の言葉は、うわべだけじゃない・・・・
大きな魂を揺さぶる、力がある。。。
救われた、子供たちも多いそうだ
行動力も、あるのだろう・・・
この汚れきった政治の世界を、一掃して
頑張って欲しい・・・・
癒される曲↓